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9. 大神様の恩恵です

宿の玄関前にて。 俺がお連れした宿泊される御一行様に、割烹着姿の祖母が「温泉宿『大神』へようこそ、おいでなさいました」と、深くお辞儀をして出迎えた。「こちらがこの地を治める代官のアルベルト様」と、御一行様で主賓を祖母に紹介したが、「御代官様、ようこそ『大神』へ」と、明らかに時代劇の御代官様と勘違いしてるよ…。 さて、祖母の勘違いは後で訂正するとして、皆様にはご報告があります。 なんと! 宿が多機能型を完備しました。 例えば、祖母に宿泊客を告げた途端、温泉の地熱を利用した馬小屋が、突如として出現しました。 しかも常設している木桶には、干し草と飲み水が自動で補給する機能付き(婆ちゃんもビックリです!)。 今までは3人客室5部屋だったのが、更にドン!5人客室10部屋になりました(婆ちゃんの「あんれま〜」が止まりません!)。 更に更に! 3つあった囲炉裏が、いつの間にか2つプラスして5つあります(婆ちゃん、鍋料理に奮闘中!)。 「大神様のおかげだぁ〜」と、大神様を祀る神棚に手を合わせる俺と祖母と、尻尾フリフリな虎太郎。 とりあえず俺、ガンバりますッ!

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