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4. ココはドコ?

2人横並びで立つ俺と祖母は、おそらく呆けた顔して突っ立ってます。「あんれま〜」と呟く祖母に、「だよね?」と同意を求める俺。 ちなみに柴犬の虎太郎は、祖母の隣で尻尾フリフリしてます。 遡る事30分前…。 四方八方を山々に囲まれた中の、秘湯の宿『大神』(今頃になって宿の名前を知って、ごめんね。爺ちゃん…)。 バカデカいゴリラとオニヤンマを見た翌日。 私有地の境を表す門(というよりも柵?)から、宿に通じる山道の草刈りをするために来ました…が、又しても呆けた顔で突っ立ってます。 「早くヤれよ!」とツッコまれるかもしれませんが、出来ません。 無理なんです。 なぜならば、門から外にあるはずの、延々と続く山々が無い。 まるで干ばつのような荒れ果てた大地が、延々と広がっているからです。 反対に門から内は、青々と生い茂る山々(ちなみに山道は宿から門まで軽〜く1キロはあるかな?)。 頭の中はドでかい❓️が浮かんでます。 パニクる俺は軽トラックに飛び乗り、門から宿までの山道を引き返してます(いや〜軽トラックって、あんなに速いのね)。 まさに飛んで帰りました。 宿に着いた俺は、大神様の御世話を終えた祖母と、玄関前で鉢合わせ。「どしたの?」と優しく問いかける祖母を、「婆ちゃん、来てッ!」と、軽トラックの助手席に押し込め、再び門の前までに来ました(そして今ココ!)。

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