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40. 商談成立

1000万ビルマの凄さが、絶賛よく分かってない俺です。 「あのさぁ…、この商隊に儲けはあるの?」と聞く俺に、「ないですよ」とキッパリ断言するオリオールさん(だろうね…)。 この商隊の本来の目的は、村人が収穫した穀物を適正価格で買取り、その他の食料品や生活品の輸送して、村々に分配するのが主な業務で、利益目的な商隊ではない。 そこで「それなら、俺が得るはずの1000万ビルマを、運営資金に使ってほしい」と言う俺に、「ダメですッ!この1000万ビルマは、ハルカさんが必ず得なければならない権利です!」と、オリオールさんに大激怒されてしまいましたが、「いや寧ろ…、1000万ビルマを持ってこられても、迷惑なんだけど…。俺も婆ちゃんも、1000万ビルマを何に使えばいいの?」と真顔で答える俺に、唖然として固まるオリオールさんとダテさん。 そうなのだ。 食料品も生活品も、自動的に補充されるから、コッチの世界のお金には困らない。 「俺も婆ちゃんも、この宿から出る気は全く無いからね」と語る俺に、「でも宿泊費が…」と言いかけたオリオールさんに、「うん、銀貨1枚でも金貨1枚でも、全く問題無いよ」と、トドメの1撃みたいな1言に、「それではハルカさん…。お言葉に甘えさせて頂きます」と、完全に折れたオリオールさんの両眼からは、滝とかした涙がダァーと流れてました(そんなに感動する事かな?)。

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