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37. 賽は投げられた

「あれ?オリハルコンて硬い鉱石だろ?」と、エアリスさんが誰かに問う訳ではありませんでしたが、「しかもどうやってこの巨石を、山の下まで運ぶんだ?」と、口にした問いに誰もが答えられませんでした。 「一目見ただけでは分かりづらいかもしれませんが、ココに微妙な線状があります」と、巨石の表面を撫でるように触れている俺は、ある可能性に気が付きました。 「ん?どういう事だ?」と、俺と同じように巨石の表面を撫でるように触れているクーガさんには、解らなかったらしいです。 「分かりづらいかもしれませんが、ここに線状があります。もしかして、この線状に沿って亀裂を入れれば、巨石は割れるかもしれません」と、俺は背負っていたリュックサックから、チスタガネ(先端が尖ったたがねの一種で、コンクリートを打ち砕く工具)とハンマーを取り出すと、「ガルムさんのパワーでお願いしたいのですが…」と、大地の牙のリーダーであるクーガさんに依頼をしました。 ガルムさんの顔をチラリと見たクーガさんに、静かに頷いたガルムさんを確認した俺は、巨石の表面にある線状を右手人差し指で指差し、「ガルムさん。このチスタガネと呼ばれる、工具の尖った先端部分を、この線状に当てて下さい」と、右手人差し指で指差した箇所に、左手で掴んだチスタガネの尖った先端部分を当て、「反対の平たい部分をハンマーで打ち付けて下さい」と、右手で掴んだハンマーで打つマネをしながら、ガルムさんに分かりやすい説明をしました。 ガルムさん早速、俺がマネした通りにチスタガネとハンマーを持ち…。 オリハルコンに挑んだ!

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