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33. 新たな虜

大露天風呂を後にする俺は、囲炉裏がある大広間へとジャイアンさんを案内する。 大広間では魚の鍋料理を肴に酒盛りをしていた、大地の牙のメンバーが健在でした。 大広間の入り口で立つ俺に気が付いた大地の牙のメンバーは、俺の背後に立つジャイアンさんにも気が付き、「よッ、ジャイアン。久しぶり」と気安く声をかけるガブリエルさんと、「なんだ、ジャイアンも来てたのか」と差も当たり前の如く言うクーガさんに、「よぅ…て、何だこりゃぁ?」と驚きの声をあげるジャイアンさん(そうなるよね…)。 だって…、酒盛りをする大地の牙のメンバーの周囲は、2夜連続で酔い潰れた呑んだくれ太郎達で埋め尽くされていました。 酔い潰れた呑んだくれ太郎達を足蹴りにして、座れるスペースを確保したジャイアンさんは、ガムルさんが酌をするど○を一口…。 「何だこりゃぁッ!?」(うん、そのリアクションにも慣れました)と叫んだジャイアンさんに、「してやったり」みたいにニヤけながら、「だろ〜?」と更に酌を進めるガブリエルさん(時代劇の「そちも悪よの〜」のお代官様みたいなガブリエルさん…)。 

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