表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/43

22. 安心して下さい、諦めてますから…

「剣士のクーガ様からお聞きましたが、ハルカ殿は異世界から来たとの事ですが…」と、アルベルト様のお付の文官さんから、声を掛けられました。 「はい。実はオアシスだと言いましたが…、ガッツリとした山々です」と言うと、「やっぱり山だよなぁ」や「オアシスにしては変だと思った」だとか聞こえました(はい!山です!)。 「元々は僻地の山奥にあった温泉宿なんですけども、つい最近になって、異世界から山ごと転移しました」と、包み隠さずに語りました。 飲兵衛対決していた彼等も、酒を止めて話しを聞いています。 「おそらくですが、俺も祖母も、元の世界には帰れないと覚悟してます」と語る俺に、「それは…、何と言って良いのか…」と戸惑う文官さんに、「大丈夫ですよ。何とかなりますよ」と、諦めの境地に達してる俺は、比較的に楽観視している。 右斜め上を見上げて、考える素振りを見せた俺は、「現実的に困窮するならば…、お金かな?」と、ぶっちゃけて答えた(だって、円は使えないでしょ…)。「申し遅れました。辺境伯様よりこの地を治める代官の、アルベルト様に仕えますオリオールといいます」と、初めて文官さんが自己紹介してくれました。 これがきっかけで、オリオールさんとは長く親交をしていく事にになりました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ