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1.プロローグ

父は中規模企業の技術職の会社員。 母は父が勤める企業の託児所の保育士。 大都会の郊外で生まれた双子(弟は俺ね)は、一般的な家庭で育ち、小・中・高まで兄弟とも平凡的な生き方をしていた。 母は大都会の下町で生まれ育ったが、父は地方の田舎町(町というよりも村かな?)から山4つ5つ越えた町の果て(これが僻地と言うのか?)で生まれ育った。 そのため旅行の思い出と言えば、父の里帰りがメインであろう。 父の生家は、温泉好きが集う秘湯宿に、祖父母と柴犬の虎太郎こたろうが住む。 父と祖父から伝受されたアウトドア術を習得した(かっこよく言ってみました)俺の趣味はアウトドア。 祖父母と父母には悪いがこの秘湯宿は、俺と兄貴には秘密基地(秘密基地に憧れる子供ならわかるかな?)扱いをしていた。 しかし20歳の頃に、『山の師匠』と慕っていた祖父が急死した。 父母は、山奥で1人暮らしの祖母を呼び寄せ、同居を考えていた。 そうなると、秘湯宿は当然だが閉める事になる。 そこで俺は父母と祖母に、「あの秘湯宿で暮らしたい」と打ち明けた。 父母と祖母は猛反対だが、双子の兄貴からは大絶賛で同意してくれた。 そして兄貴から「俺達の秘密基地を絶対に死守せよ」との命令に、「おーッ!」と拳を高々と上げる俺。 そんな双子の遣り取りに感激する祖母と、生温かい目で見る父母(恥ずかしいからヤメテーッ!)。 そんなこんなで始まった、孫と祖母の秘湯宿生活だったのだが…。

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