表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/25

近所付き合い

完全起きたらあたしの体に付いた魔算機(コンピューター)を発動すると寝台の近くに置いた時計に触る。


時計って言ったけど、ただの真空管の中に円筒を回せる物だけだ。本当に時を言うことじゃなくて、魔法で今の回転数を計ると最後に計った回転数と比べたら経った時間を導ける。


昨夜に真空管に触った時にあたしの本当の時計の経った時間と比べたら、回転数の落とし方を計算した。だから、今もう一度触るとあたしの時計が示すべきの時を導いて、回る円筒の回転数を元に上げる。こうしたら回転数の落ち方を完璧に把握するようになるはずだ。


引っ越した今は重力が教会にいた時と違いだから最初の数日間には時計に差が出るかもしれないんだけど、秒の程度だから大丈夫としよう。


寝る間に時計の魔術を維持し続けないんだからこの真空管が必要なのに、魔法があるから簡単に作れる物だ。


画面も簡単に作れるね。


昨日寝た前に店への画面を作ったから店の営業がうまくいくと思う。もちろん、他人が見える可能性があるからあたしの彩り画面ではなく、青の国のように血の赤に限定した。血があったから作るのは簡単すぎて、昨日の大半を遊んだだけだ。計画を改良したりのもいいだけど、飛行船の操縦に浸したかった。


飛行船と遊ぼ〜っていう魔算機の遊戯(コンピューターゲーム)は物理に基づいた遊戯だからあそこに試したことが真実に働くはずで、遊びながらいつもたくさんのことも試す。


まあ、もう少し遊ぼう。


飛行船と遊ぼ〜を遊び始めたら、どんな時間がかかったか知らず後に戸に数人が着いた。


「こっちか?金持だな」


「呼んでもいいかい?怒られない?」


数人の男子の声が戸越しに聞こえた。あたしが戸へ歩き、呼ばれることを待たずに開く。


「おはよう、トゥパン。友達?」


彼の他に数子教会に見た子もいるからして全員がそんなに貧しくないね。


貧しい子は今地上で採掘中だろ。


「おお。来たぜ」


「女子じゃないか?っていうか、黒猫だぞ」


「「おお」」


「おはよう。うん。こいつらが友達」


トゥパンがそう少し恥ずかしそうに答えた。


まあ、仕方がないと思うんだけどね。友達がそんなに選べないだろ。


「見て見て、マジ金持ちじゃん」


「本当だ」


一人の男の子が店の中に見つけたことを他人に示す。他の子も驚いてわいわいする。彼らが見ているのは向こう側の壁に黒で塗られた飛行船とその前に飛ぶあたしの小さな飛行船だ。


「この家を店にするから店名くらいはちゃんと塗れたよ。それに、あれは半黒貨だけだよ。超薄くしたからあの大きさになった」


「でもあの浮揚するものは何」


「小さな飛行船だよ。果実で出来た飛行船と違って高くてそんなに多く運ばれないが、世界に他のない飛行船の作り方ね」


そう言いながらあたしが飛行船を取りに行くと鎖で引っ張ってくる。


「大きいね」


「体長は三スだよ」


「降りないか」


一人の質問にあたしが机に登るとあたしより高く飛んだ飛行船に指を触る。そうしたら飛行船の魔術を発動することで床まで垂れる鎖の六つが飛行船に引っ張られ始まった。


「すげー」


「魔術具じゃないか」


増す重量で降りる飛行船があたしより低くなったらあたしも床に戻ることになった。最終的に六本の鎖の三センチくらいが床から上がった頃に飛行船が一メートルくらい下げた。


この鎖の重さでは飛行船が普通の空気の密度の変化では床か屋根にも当たらないね。


「大きすぎじゃないか」


「あたしが乗れないんだから十分に大きくないよ」


「これで乗れないか」


降りた飛行船ちゃんを群れる子達がこちらに尋ねた。


「人形数個くらいは乗れるけど、人は無理。人の乗れる飛行船はこの間に収まっても、ちゃんと飛べないね」


「皆が廊下で小さな飛行船で飛んだらよかったな」


いい提案だな、こいつ。


「そうそう。出る人が上に飛んで、来る人が下に飛んだらぶつからないかな」


「おー。硬いな」


一人の子が飛行船を押したら飛行船が浮揚しながら高度が上下に変える。そして飛行船が壁にぶつかったら高い音をした。


「えぇ。本当に高いじゃん」


真空の飛行船が固くないとすぐに内はするだからね。地球の物理と技術ではほぼ無理なものだけど、こっちは可能だ。


果実の飛行船のほうが重い重量が運べ、安いだけどね。


「行こうよ。遊びたい」


一人のこの発言にあたしが飛行船を元に戻ってから、外へ出て戸を閉じた。


昨日、戸の安全装置も施した。あった機械を戸から魔術で操られた刃で切り、教会に使った錠を設置したんだ。


魔法とか、身体強化とかあるこの世界では家の中に入ることはそんなに難しくはない。


魔法で中に入ろうとしたら、少しの時間があったら音もなく入れるが、それを防ぐには戸と壁の表面とその下に魔法を発動するなとか、魔法を停止してとかと書いたから、魔法だけで家に入らなくなった。


それに、戸をぶつかるとか、外へ引くとかもうるさいから隠されないから、残った入り方は鍵をこじ開けるか穴を切るだけだ。最初を防ぐには物理的な鍵を魔法的な鍵に入れ替えた。最後のは防がれないが、音をする装置を設定したことで静かに入れられなくなった。


よく思えば、地球とそんなに変わらない安全として見えるが、全員が魔法を扱えられるから実際の安全性が低いかもね。


まあ、仕方ないから遊ぼ。


「行くぞ」


軍人の服を着てる子がそう言って本門へ歩きかけた。皆も一緒に行くから、あたしも軍子に並んで歩き、尋ねてみた。


「兵士になるためにまだ若くないか」


「こいつが戦わないよ。運送するか、掃除するだけだよ」


「「ははは」」


軍子が返事をする前に彼の家族らしき男の子が返事して、冷やかした。それに他の子も笑いかけた。


「おい。銃も習うよ」


「そっか。あたしも教会で掃除をしたんだよ。大事な仕事を一人でした。でも、地上では掃除が難しいだろ?」


理解し合える誰かを見つけたためか軍子が目を大きく開いて、嬉しそうに頷いて語りかけた。


「そうだよ。砂塵嵐が通ると銃とか隠れた戸とかに砂が入って、ちゃんと動かなくなる。仕事を始めたばかり時に砂が入った銃を撃とうとした兵士が銃どころか手も失ったよ」


「訓練の時だったか」


「いいえ、怪物と戦った途中だ。幸いなことに、全員が撃った砲弾が当たって怪物が死んだが、戦いの始まりだったら……」


倒すに数斉射が必要だった怪物との戦いの始まりだったら、最初から一人の兵士の失った火力は危なかったね。


「大変だね。でも、重要な仕事だから給料がいいね」


「まあ。肉と服くらい?でも、兵士になった時にたくさん得るよ」


「兵士になれなかったらどうすんの?今すぐに公平的に給料を得れねばならんよ。教会と猟師達が君の給料を盗るだけで済むかよ?」


「そうじゃないよ。兵士達は危険な仕事をするぞ」


普通の弁護だけど、兵士達だけが危ないわけではないよ。


「地上に働く頃から危険だよ。兵士だけじゃなくて、君と採掘者もだ。死んだらどうすんの?死ぬだけじゃなくて、怪我とか皆が焦ったらどうなるだろ」


「それはそうだな」


あたしの発言にトゥパンも賛成だった。軍子が惑ったからあたしが終着に追った。


「とにかく、ちゃんとの黒貨(かね)を取るように考えてください。すくなくとも、怪我になった時に備えたほうがいいよ」


静かに少し考えて、軍子がこちらを向いた。


「ぼくはこれから行くよ。また」


「また」


本門から軍子が一人で行くことになって、残った子と一緒に隣の球体に入った。


壁にいくつかの落書きがあって、絵もある。でも、街路と違って自由に様々な人によって描かれたみたいんだ。


ジャチコエ達の協同組合とそれから現れた協同組合の名前もあるね。皆頑張ってるな。


「僕の家に遊ぼうよ」


一人の子の提案に彼の家に向いた。


あたしがこの世界に写してからまだ子供と遊ぶことはないからわくわくする。この世界の子供遊びについて知ってるのは身体強化と魔法の危険を除くために運動系遊戯がめったにない。


「いいよ」


「怪物狩り遊びたい」


「回りを案内しなくても言いか」


他の子の話の他にトゥパンがあたしにそう尋ねた。


「あたしも遊びたい。教会では遊ぶ機会がなかったね」


球体に入ると階段で二階降りて、廊下を少し歩いたら子の家に着いた。皆が入ると共にあたしも入る。裏の二つの部屋を含めるとこの家は二十五平方メートルくらいだ。


我らの店と家はこの家の四倍くらいで、大半が店として使われる予定だね。


「遊戯はどこだ?」


「部屋にある」


この家の子とトゥパンと他の子が部屋へ行って、間もなく遊戯を手に持つまま戻った。トゥパンの場合は盤三枚と駒の数個を手に持った。


「これを遊ぼうよ」


「見たことさえないが、うん」


笑顔で答えたあたしの前に、トゥパンが遊戯を置いて、手早に準備した。


あたしとトゥパンが一人ずつもらったのは小さな盤一枚の他に駒の半分未満。それに、われらの間に載せられたのは大きな盤といくつかの駒とサイコロ。


「説明するよ」


それから、トゥパンが細かく説明してくれた。


雑に言うと、大きな盤が地上で、小さな盤が自分の町の地下だ。自分の駒の設置が自由だけど、地下の盤に四つの正方形しか駒で取れない。地下にある駒が隣にも影響を伸ばすに合わせて、駒の大きさに違いがあるからよく考えたほうがいいね。


それに、サイコロで動かされる怪物の駒もあるね。


「では……」


遊びかけたら、夜まで遊んでまくった。


遊戯は面白かった。勝ったことがあっても大半を失ったが、皆と話し合えて楽しかった。




「遊ぼうか、ヤ?」


次の日にも男子達が呼びにきた。


今夜まで時間があるから店を出ることにした。


「いいよ」


「黒猫だ」


「言ったんでしょ」


今日の連中は昨日と違いがあって、トゥパンがいない一方他の子が来たんだ。


「よ。何すんの?」


独楽(こま)だよ。ヤが持ってるか」


あたしの質問に男子達が自分の独楽を見せてくれた。数大きめ石で出来たものだ。


「ないよ。よく出来たね。自分で作ったか」


「ぼくの父さんだよ」


「買った」


「僕は勝ったんだよ」


様々だね。


「他の球体に回そう」


皆と一緒にこの球体を出ると街路を少し歩いたら他の球体に入る。あそこに階段を降りて最低の階に着く。


「こちらよ」


と一人の男子が呼んで、皆で廊下の果てまで行くと下へ開いた穴に入る。それにその穴の隣の壁に面白い落書きを読んだ。


地下に採掘者を、地上に教会らよと書いた。


つまり、怪物が現れる地上に教会達を行きたくて、採掘者を平和にさせたい意味だね。


どこからこんな考えが着たかな?


分かんないよ。


あたしが口笛を吹きながら球体の最低階に入る。


この球体の底の中央での屋根は普通の高さだけど、屋根が平らだから中央から出ると人が立てなくなる。だから立った人が中央にいて、屋根が低い縁に人が座って、騒々しく話す。


もう他の子がいて、最低点にいくつかの独楽が回る。独楽がぶつからないように床を平らにしたみたいんだ。


見回ったら、女子もいるね。服からして金持ちの子もいて、黒い飾りの人もいる。いろんな子がいるんだね。


面白い。


「勝つよ」


「俺が勝つ」


「お。人が来るぜ」


「あんたらも勝負に来たか」


独楽が回るところに近づくと男子達がこちらに話しかけた。


「そうよ。新しい独楽が作ってもらったから再戦だぞ」


「ぼくも勝ち見せる」


こっちからも男子達がわくわくしてる。


「ヤも行くか」


軍子の質問にあたしが勝負について尋ねてみる。


「決まりがあるか」


「魔法が使えないだけだ」


「他のは何でもいい」


あたしの質問に二人が答えてくれた。


「でも、独楽がないんだ。あの瓦礫から作ってもいいかな」


あたしは瓦礫が積み上げられた堆積を指差し、男子が頷いてきた。


「出来ればいいよ、捨てたものだから。でも、もう大きな石が使われたと思うからじかんがないだろう」


「大丈夫よ」


ここにいた男子の一人に言われたとおりにあたしが瓦礫まで行き、瓦礫の前に座ると同時に魔石板を取る。


人に見えないようにあたしの体で魔石板を隠すけどね。


では、魔石板で立体の模型をするには一分のものだ。ただ軸を設置して、輪郭の形を描くとそれを軸の周りに回す。


うむ。これは悪くないが、魔石板の中の独楽の上部を引っ張ると歯車の模様を入れる。それが出来たらその歯車にあたる歯車の模様もして、発射器の模型を準備する。


発射機で数歯車を使ったら独楽を回すにもっとの時間がかかっても、もっとのエネルギーが入れるからもっと長く回るだね。


続けて、模型を仕上げる間に他の子達が入って込んで、場所が賑やかになる。


「そろそろ始めようか」


「ちょっと。ヤがまだ作製中だ」


そう聞いて、こちらに人が来る前にあたしが瓦礫に手を入れると石を描いた模型に変換する。


小さいだから一瞬で出来ちゃった。


便利な魔術だね。


「ヤ」


「よ」


あたしが立って、皆に行くとあたしの独楽を見せる。


「出来たね」


「うん。よく出来た」


あたしが皆にあたしの独楽を見せながらそう言う。あたしのは普通に見えて、低くて広いんだ。


「僕のような独楽だね」


「ヤと比べたら、ぼくのはぽっちりじゃん」


皆が自分の独楽をあたしのと比べ、感想を言った。様々な形があるね。


「早かったぜ。魔術防止もあるか」


「そうよ。試していい」


知らない男子がこちらに来て、あたしが独楽を渡して皆が独楽を弄る。


「えぇ。何これ」


「凸凹の何かがあるよ」


歯車を見つけたらそれも弄っていた。


「どうして隠したか」


「突出するものがあったら空気をぶつかる時に速度がもっと早く減るから中に隠したんだ」


「ああ。そんなこともあったか」


「確かに」


皆が話し合いながらもっとの子が入ってきた。始まるにはもう少しがかかるなと思ったら一人の男子がこちらに来た。


「君を見るのは初めてだな。父は誰か」


「父は見たことがなくて、母さんが前線でなくなって以来孤児だよ」


「あぁ。すみません」


ぎこちない感じで謝る男子をあたしはそんなことが起こった前の数回のように返事する。


「まあな」


ばつが悪かったかのように男子が見回るとあたしの服を睨んだ。


「でも、どうして君はこんな立派な服を持てる?よく描かれた飛行船ではないか」


ついに誰かが気づいたな。


「よく分かったな。これは祖王の飛行船だよ。あたしが見たことがあるから色が違っても他は全部本物と同じだ」


「あ。僕もその飛行船を見た。学園に行き来する時に船渠に見たことがある。一斉射撃の強さがすごかった。火力が第一だな」


「すごいのは当然だね。それにまさに強力に見えた。でも、第一とは言い難いよ」


「砲弾の二トンを撃てたよ。どうしたらそんなことがすごくなかったかよ」


たしかに、斉射を撃ったら数トンを失った飛行船が高く浮揚しようとするけど、土まで垂れられた多くの鎖とそれに繋がった橇を引っ張ったことで高くまでの浮揚を停止しただけじゃなくて、低い高度の運動性も大分上げたんだことなどはすごいっての言葉以下は足りるはずはないね。ただし、怪獣の一本の足を切り落とすには五百トンの砲弾が必要だったから飛行船が撃ったとしても、その点で兵士達の貢献のほうが遥かに重要だったな。


「一トン半の一斉射撃だった。でも、すごかったのは賛成だぞ。ただし、怪獣の足を落とすには撃てなかって、兵士達に任せたんだ。そして切った足を飛ばすための大砲の火力のほうが強かったな」


動物と怪獣の違いと言えば知能などと治癒力だろ。怪獣の治癒力の場合は撃ち切れた手足の一本を早く遠く飛ばさないと直ぐに体に再結合すれて、効率よく戦うために大砲で足を飛ばすことになる。飛ばしても直ぐにまた新しい手足を成長するが、成長するための消費されたエネルギーは再結合よりはるかに高いね。足を飛ばすと足を結合させる戦い方を比べると前方で後方より人達がエネルギーの消費の一割くらいで済ませる。


戦い方の違いが大きいすぎて、選択肢でもないな。


それに、小さな怪物の場合では手足の一本を失ったことで失った部分を全部を成長できないことが普通で、往生際になるから簡単に始末される。でも、大きくなればなるほど難しくなって、怪獣の場合では手足を撃ちきっても怪獣は数手足を完全に直せるためのエネルギーがあるから国々の数十年の砲弾の余りを蓄えないと戦えないんだ。


最初に怪獣を挑んだ時点ではそんなことがまだ知らなかったけどね。


「あ。それもあったな」


「まあ、使わなかった祖王の飛行船の始末の武器がそれを上回ったね。でも、本当に撃たなかったことを数えるなら最強のは土にあった始末ための大砲だろ」


始末の大砲は化物だったね。


見た情報とあたしの計算によるとその大砲の当たった砲弾が一キロトンの一割の火力を持ったかもしれない。それだけじゃなくて、一瞬で消費された心臓の粉が爆発的に空気に変換したら、撃った砲弾の力を超えてもおかしくはないほどだった。


そんな大砲を撃った人は大砲から数百メートル遠くから発動しないと仕事の安全違反だよ。


それに比べると飛行船のやつは弱く見えるが、砲弾の一トン半を十五キロ毎秒くらいで撃つのは弱いはずがないよ。


まあ、くよく見えても健康な怪獣ならそれを受け止めたけどね。


「それでもいい貢献だった」


「そうだけど、飛行船の大貢献と言ったら他のことだった。戦闘中で怪物と兵士達の間で幕を引っ張って、兵士達が怪獣の目を壊せなかった場合に目を撃つために構えたんだことで……」


幕で怪獣が兵士達を見えなかったのに、猟師達が魔道具の看板で怪獣の弱点を幕越しでも兵士達に見せたことで兵士達が安全に撃てたね。


「それ以来はその作戦が大きな怪物に対して使われ続けたな」


よく分かるね。


「そう。それに、早くの内に怪獣を討伐出来なかったから祖王が飛行船で町々を訪れて、砲弾を請いながら猟師達が皆を守ることを謳った」


「その通りだ。猟師達は怪獣の討伐で世界を救った。討伐に続きの革命のおかげで人が自由に生きるようになったのだ」


またそれか。


「何の自由?猟師達が貴族から政権と自由を取った以外は平民が前のように働く。今は平民が貴重なものを掘ったら黒貨(かね)が得られるとしても、前に存在した採掘中の公式の対怪物守護がなくなったよ」


「えっと」


「そうよ。人口の大半である平民の自由はどこだ?借金で潰れる自由なんて自由じゃないんだから」


政権が階級を変えたとしても平民はまだ弱い。奴隷なんてないから上級が平民を最悪と思うことは多いね。


「それは……でも、平民が猟師にもなれるよ」


「そうよ。でも、残った平民はまだ平民で、上った平民は平民じゃないんだ。そんなことにどこが平民の得の?」


「えっ」


何言えばいいか迷う男子にあたしがまたねとだけ言って、去っていく。


「もう始まるか」


中央に集まった人達に戻ると皆もう準備したそうだ。それにあたしの質問に触発されて他人も始まりを促しはじめた。


「ヤ、こちらに。輪になってから一緒に行く」


独楽を放つ全員が中央に輪になって自分の独楽を準備した。あたしも独楽と発射器を取る。


「え。なにそれ?」


「魔術は禁止だよ」


彼らと違って糸で放つなんてではなく、発射器を使うから皆疑わしそうにあたしを止めようとした。でも、それを停止するには手早いだ。


「これと独楽に隠した切りを使うことで糸が必要じゃなくなる。魔法も使わないから、欲しがったら発射器に魔法防止を書いてもいいよ」


一人の男子が鉛筆の魔道具を発射器に触ってみたが、手を上げたら発射器に何も書けなかった。


「もうあるだな」


「もうあるよ」


「きみらの準備が出来たら始めようぞ」


皆が構えよと始めたらあたしも準備する。


独楽を逆さまにすると上部の部分が独楽から離れずに出て落ちる。その突出した部分に歯車が見えるようになった。


では、独楽を発射器に入れよう。独楽を丁寧扱って、独楽の歯車を発射器の歯車にぴったり合う。でも、このままでは独楽を逆さまから戻れば独楽が発射器から落ちるから、落ちないようしないといけない。それをするには線形の歯車を発射器に入れると発射器の機械が独楽を掴む。


ちょっと疑わしいのはいつ独楽を発射器から離したほうがいいんだ。あたしのしたのは線形の歯車がまだ発射器の歯車を回る間に発射器が独楽を掴み止るのだ。それに独楽の歯車が斜めだから出やすいはずだ。


前に歯車を研究して、歯車を作るための魔術が出来てよかったね。


そのあたしの周りに皆が糸を独楽に回りついたら勝負だ。


友達とあたし達が話した男子の他に二人の女子もいて、十人以上が独楽を構える。輪の外に他の子もこっちへ覗く。


「準備が出来たから行くぞ。三、二、一、行けえ」


隣の一人の秒読み後に平らの床を囲んでる全員が間もなく独楽を放つ。


皆すげー。


慎重にエネルギーを回転に移すだけじゃなくて、放つに身体強化も使われるから技が大事だね。


あたしも身体強化を使うから力は皆とそんなに変わらない。でもね、あたしの引っ張る線形歯車が皆の糸より短くても、発射器の歯車達のおかげで発射機の車を引く力をもっと長く保てる。つまり、独楽を放つにはもっとの時間が必要で、糸で放つより独楽に与えたエネルギーが高い。


あたしの発射器が高音を発生しながらどんと皆の独楽が床に落ち、ドンとあたしのも床に到着した。


全員の独楽は早く回るのが分かる。だって、彩だった独楽が白とか、他の色に変わる。あたしの独楽は複雑な彩り独楽から服の色の近い独楽になった。


「いいよ、離れてよ」


輪の外の一人がそう言うと皆が独楽から離れる。


「全員問題なく放せたね」


「夜まで回るかな」


「ヤのはすげえー音を出したね」


「だね」


独楽から離れるように促されて少しは皆が独楽を見て話し合ったけど、すぐに飽きて前のように戻った。独楽がいつ停止するのは分からなくても、数時間以上かかるはずだ。


夜まで楽しむことにして、人と話しかけたの中に一人の女子があたしに近づいた。彼女も独楽の一つを放ったんだ。


短い赤い髪に肌も真っ赤で、彼女の服は淡い緑だ。


「こんにちは。初めてここにくるか」


笑顔でこちらに来て、あたしの目線の高度になるために頭を少し下げた。


「そうよ。ここはにぎやかだな。あたしはヤグアラウナ。君は?」


「カウアンニよ。独楽はカッケーじゃん。放つために音が出るくらい早いなんて始めてみた」


カウアンニは笑顔であたしのした独楽の放つ姿勢を真似る。あたしがしたのように足の一つを高く上げたな。


「カウアンには独楽が上手だな。発射器見たい?」


発射機を渡された彼女は近くから見て全部をいじろうとする。


「この中に入るね」


「そうよ。新しいのやつを作ってみせたほうが分かりやすいから……」


あたしが彼女に説明してる間に歯車に関して一時間くらい話し、歯車と発射機をいじる。


「自分に一つ作ってくれてありがとう」


「俺も。ありがとう、ヤ」


「いいよ。二人とも」


話した間に隣の好奇心のイビリという男子も話に乗ったから彼にも説明し、二人に発射器と独楽を作ってあげた。


「でも、この砂で発射器を一瞬で作れるなんて、ヤは天才だな。俺はもう少し上達できれば土の魔術師の下に誘われそうのに、ヤはもう砲弾を生産する魔術師達を上回らないか」


余計なことを言う必要がないから笑顔だけで答えよう。計画上ではそんな話を広げたくないからだ。


「でも、君達の独楽はどうしてあんな風に作ったの?両方似合った」


あたしの質問にイビリが答えてくれる。


「重量を軸から離したほうが長く回るのは全員分かる。でも、作り方によっては出来ると出来ないこともある」


実は回転エネルギーと摩擦力次第なものだけど、そうしたらもっと安定になって、量を軸から離したら簡単に崩さなくて、長く保つからだろ。


「自分の独楽は作った石を軸に回って、物理的に切ったものだ。魔道具の切れる限界を超えるところがあるからね」


カウアンニによると最初は包丁か魔術で石を少し切って、魔術で回る旋盤のような道具で独楽を仕上げた。


それに表面がぼこぼこになるのは教会で密かに使った旋盤の悪い精度か石の低質だろ。


「俺のは魔術で切ったからぼこぼこなんてないけど、内側などの形は丸いです。たくさん試したあげく釣り合いが完璧だけど」


若いのに二人はもう独楽についてよく分かるね。道理で歯車の話をよく分かった。


そんな話を続いたら、三人で独楽も作ったから朝中で工学について話したんだ。


いい人達がいっぱいだ。


地球にいた間にそんな好奇心深いの人は知ってなかったけど。


でも、写されてから本来のあたしが会ったかもね。


頑張って、地球のあたし。


「ヤ、彼氏がいる?」


イビリが独楽を試そうとしたから二人だけが残して、カウアンニが話題を変えた。


「いいえ。カウアン二は?彼氏?彼女?」


「え?彼女も?」


あたしの質問に照れるカウアンニが真っ赤な頬で尋ねてくる。何という可愛い子だな。


「普通じゃなくてもあるものだろ。それに可愛いカウアンニならいい人がいてもおかしくないと思う」


「ヤみたいな彼女がいたらいいね。かわいくて賢いねーって」


「ありがと」


あたしの頬が暑くなったのはこんな話なんて久しぶり。


十四歳くらいの女子かな。


あたしのこの体は八歳だけど、あたしは背が高くて二十年以上の生きる経験もあるから、小さな十二歳だと言ったら他人にはおかしくはないと思う。そのためにこの外見になるるまでに教会から出たくなかった。


まあ、大分食べて大きくなってよかったね。


でもさ、このことはどうすればいいかな?


大きな目でこっちを眺めるカウアンニがついに口を開いた。


「ヤをチューしていい?」


まあ、驚くほどもないな。


「あたしはこれだけじゃなくて、尻尾もあるよ。分かるだろ?」


彼女にあたしの頭上の猫耳を見せながら尋ねる。


彼女はそんなことについて分からないはずはないんだから。


「わっ。欲しいの。だめ?」


愕然とした後に、上目遣いであたしの目を睨むかわいい女子がなおさら望みを呈した。それほどならば。


「一つくらいはいいかもね」


柔らかい唇が突然あたしの唇に付いて、気持ちいい感触を味わう。


地球のチューと違いことがあっても、驚くほどに懐かしく感じた。


カウアンニの暑い手があたしの手を握りながら、あたしが彼女の腰に手を付く。


気づいたらチューを長く続くことになった。


「ヤってば上手だね。なるほど」


「もちろんよ。カウアンニも。でもさ、あたしはまだ男子のほうが優先する。ごめんね」


「いいよ。世界ではヤ以外立派な女子がいるでしょ。少なくともいい友達を見つけた」


「そうだね。カウアニみたいないい男子が見つけたらいいな。へへへ」


「はは」


大変な現状に二人で笑って会う。


彼女はちょっと寂しそうに見えるけど、少し顔に決意が戻る。


「ねー、ヤ。もう一度、いい?」


どうして男子がこんなに可愛くないの。


またチューし、話しながら他人とも少し話す。そう続けたら夜が迫ってくる。


「自分が欲しい。そんな黒貨が得られるなら家族も嬉しい」


決意を顔に出すカウアンにと違ってイビリは考え深いだ。


「給料はいいんだけど、俺には人前の仕事はだめだよ。地上で怪物に会うよりこわっ」


「人に合わない仕事だけでもいいから来る?採掘に便利な知識もあると思う」


「じゃあ、それならいい」


興味が顔に出て彼が返事をした。


二人を店に働くように誘うことにしたね。


二人は十四歳くらいだから若いんだとして雇用したくなかったが、二人はもう地上で働くから店のほうが安全はずだ。


それに黒貨(かね)も多くて、働く時間が減るから前よりのましだ。


唯物論上で出来れば後に子達の家族を雇用して、子達を学校とかに送ろう。もちろん、後に親達も学校に送らないといけないね。


「では、二人ともは後に店に行っていい。待つぞ」


「「はい」」




「二隻の飛行船が現れたぞ。やばそう」



まだ回る独楽を地上から見に来た者からそんないい情報を聞かれて、皆にまたねと言ってアイイラの店にぴょんぴょんと行った。


「いらっしゃいませ。準備が順調進みます」


普通に言われた一文目の代わりに、最後の文は密かに言われてきた。アイイラは問題なしにここから逃げたいね。


「うん。今日から数日間の間に黒貨を手に入れそうから少し待ってね」


魔法があるおかげで全員が物事を手で作れるんだ。だから皆が自由に作ったものを売れたら有産階級が力を失ったね。そんなことのために何かを売るには免許を買わないといけない。


働く者なら買えない量だけど、金持ちなら只と等しいんだ。


「分かりました。店ではどうですか?あそこでも準備できましたか」


顔に不安を出したアイイラにあたしが元気に答える。


「うん。それに、引越しの準備ができたら言ってね」


「準備がほぼ終わりましたから、出発がいつであっても直ぐに行けます」


不安を喜びさに変えたアイイラを見て、あたしも喜ぶ。


「じゃー」


挨拶を交わしながら本門で騒ぎが発生するのを見、耳を澄ます。アイイラもそれに気づいて、見守る。



「飛行船が着いたぞ」


「焦らなくてもいいよ。今日か明日まで来るはずだから」


「その後に他の二隻も現われたんだよ。飛行船の商人の一つによると一隻はエルフのものだ」


「ええ?前線に関係があるか」


「最後の一隻を考慮に入れたら、そうだろうな。最後の一隻は……」



低く言われたけど、聞いた軍人の顔が歪むから見て、言われたのはただ一つの国だ。


「やつらが来たね」


あたしの言葉の意味を一瞬の後に把握したアイイラが踵を返し、奥へ走った。それはそうだろう。


まあ、とにかく、計画に勤めなければならない。


アイイラの球体を出て、あたしの球体の扉の近くの洞窟街路の壁にもたれ掛かる。


人の顔と言動から見て、やつらが来たという情報がもう拡張中だと分かった。



「前線だよ。ついに戦えるぜ。よしゃあ」


「でも、やつらと共に戦えるか?裏切られないとは限りませんよ」



「元の国だと?この町が滅びる」


「落ち着けよ。前線に行くまでここに住みますだけでしょう。あんなことをここにしません」


「うん、新しい建物に待つだろ」



数分の内、店が閉じられて、人々も消えたんだ。地上から来る採掘者達は全員がこの球体と辺りの球体に入るまでにたくさんの時間をかかるけどね。


閉じる時間が迫ってるけど、それでも早いな。


まあ、待つしかない。あたしの住む球体の扉の中に座り、魔石板で時間潰すためにいくつかのことをすることにした。


では、魔石板を手に魔算機向けの飛行船の模倣遊戯シミュレーションゲームで遊ぶ。


魔術に必要される意志を使ったら一応数値流体力学も計算できることで遊戯の中の飛行船が完璧に近く飛ぶ。


遊戯で飛ぶ飛行船は大体あたしの設計だから本当に飛行船が作ったらそれも完璧にる。


かな。


楽しんで集中すれば、地上からの人が思った前に現われ始めた。



「遅いよ。もう皆帰ったな」


「姉がエルフを見たかったからね」


「わたしを尊敬してよ。姉だから」


「エルフ達がそんなに恰好よくなかったよ」


「何言ってるの?あほ」


「ばか姉」



「誰もいねえな」


「誰が来るかと知ったからじゃ」



ついに最初の飛行船の乗員だな。話し合いながら、きょろきょろと早く町に入って、泊まられるところに向いて消えた。


彼らの真っ白な服からして白の国の人だね。ならば、明日でもイラセマに行こう。


数分後に兵士達も来た。この町の兵士だ。


彼らが入り、誰もいないと悟って、安堵した。


問題が欲しくないからだろ。


拡散したら兵士達数人が本門の周りに停止し、街路に進める兵士もいる。その内の三人があたしを見て愕然とした。


「おい、君。何してんの?」


「勉強」


「早く帰りなさい。危険だぞ」


あたしの答えに怒った一人の兵士があたしに指示を出そうとしたんだ。


受け入れるはずがないけどね〜。


「やだ」


まだ目を魔石板から外さずにそう答えた。


戸惑った兵士三人が何をしたらいいかと考える間に、また人が本門を潜った。兵士が最初に入ったが、そのすぐ後に貴重な服を着ている人達がいた。


人間とエルフだ。


あたしの前に立った兵士の一人人が前へ続いて、二人があたしのいる扉と前の球体の扉を塞ぐために扉に立つ。それにあたしが兵士の裏から町に入ってくる人混みを覗く。


彼らが街路を進んで、金持ちの区へ続ける。


あたしの前を進んでる人混みの中にいる数人はこちらに気づいた。猟師とか、高位の者も驚いたんだけど、すぐにあたしを無視した。


一人以外。


一瞬に驚愕、怒り、恐怖が彼の目に表れた。


「殺せー。あの悪魔を殺せええ」


最も高位の一人の叫びに猟師と兵士達が構えた。


「さすが元の国。あたしの歳の女子でも殺したがるなぁ。まさに無限な卑怯さ」


そう言うあたしが覗き続けた。


逃げるくらいが出来ても、やつらに反して勝つなんてあたしはできないよ。


それでもいい。何も起こらないはずだから。


あたしが止まった皆を見る間にエルフの一人が叫んだ男の肩に手を置いて、皆が進んで続けた。


あたしも魔石板に目を戻って、遊び続ける。


後に人の気配がまた現して、あたしが帰ることにしたんだ。

もう一度読んでくれてありがとうございます。


皆は子供の頃でどんな遊びが好きだったかな。


おれは隠れん坊が好きだった。遊ぶたびに新しい策略を試すのが楽しかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ