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六歳での観光

教会を掃除したら、戸の近くに魔石板を見ることにした。


数分が経つと教会員が着いて、半球体を整えてはじめた。




「いつ壊れると思うか?明後日だと思う」


「あの長い日がおかしいよ。短く見えたが、長いだったと思う」


「賭けるか」


「一黒貨」




来年が近いね。


そんな話を聞く間にあたしは準備したかったことを終える。


年末だから今日から教会が来年になるまで全員に開けるようになる。


来年が来るのは定かではないからね。


いいえ。定かではあるんだけれど、いつ来年になるかは分かるのが難しい。


その理由は日と夜の区別があっても、定かではないものだ。普通は地球のように見えても長い夜と日がくることも多い。


だからこそ年末が重要だ。


長い夜と日のために数えられる日付が真実から遠く離れると問題になるね。食べ物とか、給料とかは日付と関係があるから。


砂時計と水時計があっても、一年後に本当の時間と時計の測られる時間の差が大きくなるから頼りにならない。


だから定かな崩壊に基づく時計が使われる。


教会の半球体のあちこちにたくさんがあって、あたしの近くにも一つがある。


格子の箱の中に二つの箱がある。各箱は違い色で出来て、上下に置かれた。


格子の上面には小さな丸い穴が開いて、中の上の箱の同じ色で出来てる球体が置かれた。


格子の箱の中に二つの箱があるからその球体が上の箱に接触する。そして、その球体が怪物の心臓で出来てるから上の箱に魔エネルギーを補給する。


では、下の生物の物で出来てる箱には何の魔エネルギーが補給されてないから一年後に消える。そして、下の箱が消えた時に上の箱が落ちて、魔エネルギーの補給が絶える。つまり、一年後に下に落ちた箱は消えて、上に新しく備えた他の色の箱がまた落ちる。


簡単なものね。


でも、箱を飾れる顔はちょっと。傲慢そうで人を見下ろすみたいだ。


なんだか王だとはいえない顔だ。


まあ、傀儡の王だから仕方がないだろ。


そう考える間に教会員の一人があたしの近くの戸を開くために来た。ここにいるからあたしもそれに手伝うことにした。


「信仰深い者、どうぞお中へ」


人を中へ促す教会員の隣に控えたあたしも入る人達を中へ促しながら、人混みの中に紛れる。




「教会に行かないか?父さん」


「もう入るか?戻ったら行くよ」



「箱が今日中に壊れるかな」


「どうかな。長い夜がそんなに悪くなかったとしても、長い日がおかしかったね」



教会に入る人達に紛れて、本門の人混みを経たら地上へ向く人混みと一緒に町を出た。


その混雑を通る間にあたしが魔術で服を変えたから、地上に向かう人達とそんなに変わらない格好になった。


よく着替えることができたね。


最初の計画では血で出来た服を着たかったが、血で出来た服は人混みの中で他人の服の魔法防止に接触するんだから、壊れずに済まなかっただろ。だから、皮革で出来た服を選んだが、この服はたくさんの違い色の皮革の部分で出来てるから、人混みの中で魔法防止に近くなかった瞬間に魔術を服にかけて、皮革の小さな部分の配置を変えたことで服の形と色を望ましい服に変えられたんだ。


残念ながらまだ服の弾性をそんなに変わらないけど、皮革を欲しい形と色にして結合しただけでは血で作った服と違って服を保つための魔術が必要じゃなくなり、脱がれずに人混みを通れたんだ。


では、本門を離れると地上と繋がってる洞窟に地上へ行く人達と歩く。左右の洞窟からも数人が出ていくのだ。


「残念。今日も働かないとな」


人とちゃんと紛らすためにぼやくことにした。それにそんな発言に隣の人達がすぐに話に乗ってきた。


「そんなことを言うな、ガキ。仕事は重要なものだよ」


「そうよ。命の意味だ」


あたしのぼやくに隣の人達がとんでもないことを聞いたのようにあたしを責めてきた。


人生がないか、こんな人。


「そうだったけ?大変だよ。働かない人達を助けないと命の意味がなくなる。今すぐ行こうよ」


緊急性が声に出るほどにあたしが隣の人達を懇願したんだ。


「何すんの?」


「どこにそんな人が?」


心配そうにあたしを見る人達にあたしがすぐに大変な状態を説明する。


「猟師達の家族は働かないよ。偉い人だからすぐに助けに行こうよ」


あたしが声に焦りを乗せると皆を促した。目が凍った人達の手を取って、引っ張ろうとしたが。


「どうして動かないか?早く行こうよ。門にいる兵士達の助けももらおう」


「ば。バカな」


「離れろ」


やつらの怒りが爆発した。


あたしから離れる人達がキョロキョロと辺りを回る。


「どうして助けたくないか?仕事が命の意味だから働かない者に仕事をあげようよ。人を助けたくないの?」


すねたあたしをにらむ人達が何も言わないね。


こいつらに恐怖しか見えない。


「あんたらはいい人じゃないか?あたし一人で行けって言うのか」


「だめだよ」


「そう。偉い人に迷惑はかけないよ」


「「そうそう」」


誰かの発言に他の人も言いかけたんだ。


それなのにわかんないよとあたしが頭を傾げた。


「迷惑じゃないよ。命の意味がなくて悲しい偉い人達もあたし達と同じだから助けないといけない」


「そ。それは」


「仕事は命の意味じゃないぃ」


誰かが決意を決めてついにあたしに発言した。


「でも、その逆を言われて」


「そんなことないよ」


「「そう、そう」」


あたしを説こうとする。


「嘘だった?」


皆が頷く。


あたしの悲しい顔を見る人達の心が痛そう。いい人かな。


「では、仕事は命の意味じゃない?」


「「そう。そう」」


「ないよ」


あたしの質問に人達が賛成した。


「偉い人達の働かずの命でもいい?」


「そうよ」


「「いいよ」」


みんなひっしだ。


「あたしも働きたくなくても大丈夫?」


「もちろん」


「「大丈夫」」


「では、どうしてあんたらがこんな馬鹿者の言葉を聞いたよ?人の命の意味を奪いたかったか?どうしてあたしをあんなバカな発言に晒したの?」


怒りと共に目に涙が浮かぶあたしを皆は無言に見つめた。


何も言わないんだな。


何も言えないだろ。


「では、君たちの命の意味はどうだい?悪く払う仕事か?子供に嘘をつくか?幸せな家族を守って、自分の楽しい時間を楽しむか」


あたしが頭を傾げて、外套の中を少し見せた所で決着を付ける。


「あたしの命の意味は飛行船だ。今日要塞に行く飛行船が見たいからすぐに命の意味に走って、要塞へ上るよ。皆はどうなるかな」




楽しい話が終わったら、ぴょんぴょんと上るの時間も楽しむ。白い洞窟にいくつかの他の色の石が壁に塗られて、床に彩の模様もある。それに、光が地球と違って働くから地下であっても全部が太陽に照らしたのように明るいんだ。


あちこちに他の洞窟も見て、いくつかから人が出て地上か町へ向く。


「ジャチコエ様。本当に妻が働かなくていいか。働かないといけない」


「様じゃなくて、友でいいよ。それにわたしが他の妊娠の女達を働かせたら、わたしの出番が来たら、わたしも同じく働かされるんじゃないか?働けなくても他人に文句を言われるより、こんな時に全員が公平に働かなくていい」


「ありがとうございまいす」


「言うに及ばないよ」


「ジャチコエの腹も大きいじゃん」


「あら。ヤちゃんじゃないか。今日も飛行船を見に行くね」


「もちろんよ。特別な飛行船が来るから絶対に見たい」


「ヤってばね」


緩んだ顔のジャチコエは綺麗だもん。お子さんも健やかに育ちますように。


「へへ。で、もう名前を選んだか」


「男の子ならね……」


ジャチコエと数分楽しく話したら、ついに地上の門に着いた。門を通ったら要塞の中にあたし達が歩くと外へ赴く人達と一緒に外に出た。


月の砂漠に出たみたいだ。


土が白くて、穴と丘だらけ。そして空気があるのに透明に見えるから前へ見ても空気が黒に近いんだ。


まあ、月と違って穴が百メートルくらいで、人によって掘られたんだ。


そして、要塞から出た扉の前の地平線が遠くて見えるの逆に、左右の地平線はおよそ二百メートルだけだ。地平線の向こうにも人があるから、たくさんの人の上半身が見えるんだ。


この世界は脳の神経細胞の構造のようなもので、ここは長い幹のような所にある。前後には大きな球体もあって、あそこから他の幹も差し出るのだ。


まだ見たことのないんだけどね。



「いい色の石を見つけたと思うよ。小さいけど」


「色がいいなら、黒貨になるよ」



「協同組合に参加しようよ」


「大きな石を見つけたら、あいつらが全部を盗るよ。参加するはずはない」


「あなたが見つけるのは怪物しかないだろう」


「あれは偶然だった。もう一度起こらない」


「借金を精算できたのはわたしの母さんのおかげだから参加する。孫がほしいと言ったんだよ。子供がほしいの。組合で働いたら無事に子を産める。それともかっこいい男を見つけたほうがいいと思うか」


「俺よりカッケー男を見つけるかよ」



「黒い小石だぞ」


「年末だからもう休もうか」


「悪くないな、兄弟」



周りの皆も元気そうだね。


年末なのに人も少なくはない。穴から運ばれる砂を(ふる)いする男がたくさんいて、子供と女も見えるんだ。


暑いではない白い砂漠を歩く間に左右に監視塔の一つの方向へ行く。地平線が近い過ぎるからただ塔の国の色に濡れた上部が見えたんだ。


この幹の回る方向の地平線が近いすぎるから必須なものだな。でも、それだけは足りないから、もっと面白い監視台がある。地上から数百メートルの高度に監視気球のような浮揚する果実で出来た構造の監視台だ。前と後ろには合計三台があって、一台は要塞の上に繋がってる。他の監視台は地平線の下にあるからこのこっちから見えないけどね。


それにもう少し歩いたら等の近くを通る、三十メートルくらいの険しい円錐的な構造で、外が三色で塗られる。上から下には国の色の浅紫、この町の色の緑っぽくの色と秋のような黄色がその下にある。


散歩に来たわけではないけどね。とにかく、要塞から離れながら、ジャチコエと話し続けると遅く穴といくつかの木の間に歩く。


「こっちだよ、ヤ」


人の高さより深くて広い穴から人達が砂を運んで、隣に篩い、女とか、年寄りとかが篩われた砂に望ましい黒いと緑色と茶色などの粒を探す。


一方、子供達は周りに遊んでるね。仕事が足りないかな。


「旗もあるのね」


その労働者を囲むように数枚の旗がはためく。


「我らの働く範囲を他人にちゃんと示すに準備したものだ。そうしてから他人との問題が大分減ったからいい判断だった。まあ、ヤのおかげで大きな石を見つけて、黒貨を働けない人に使う予定だ。みんなが協同組合を守るうに熱心だよ〜」


「いいな。でもそれで足りる?」


「ないけど、人数が上がったら。砂利の要求が上がった時を待って、砂利の販売を停止するつもりだ。彼らがもっとほしいならちゃんと払ってもらおう」


石は砲弾の創造で必須なものだ。


採掘される石と砂利では砲弾の要求をギリギリに埋めるから、石の供給が減ったら値段が大分上がるだろ。


魔法で石などを作るには魔エネルギーが大分必要だが、砂から石を結合するではなく、砂利を魔法で結合したほうが省エネだ。


まあ、あたしの魔術では砂でも安く砲弾に出来るけど、公開したくない魔術だから社会に関係ないね。


とにかく、砂利の市場の大きな部分を制御出来たらその値段をいくつかの経費を払うに使えるね。


「そんなことなら、もっとの人が参加したらいいな」


未だにジャチコエ達の協同組合は唯一の組合だから、輝かしい例が隣りにある今は皆もそれを目指そうとするだろ。


「若い恋人が大勢に参加したんだ。自分の子達を欲しいから、我らの協同組合の特が気になるよ」


人の一部に集中して誘ったら人数が上がれて、大勢を使うことでさらに成長するのは楽になることが多いね。


「生む時に休ませるのは知ったが、医者も提供出来るか」


「危なかったらね、普通はまだそんなに黒貨がない。でも、経験のあるおばあさんくらいはこっちに働くように誘ったことで、普通であれば手伝ってもらえる」


「皆よく出来たね」


「ジャチコエが賢いから、協同組合の会長として選んでよかったじゃな」


「今は全部の肉を一緒に買うから、少しの値引きもあるよ。本当に賢い」


あたしの労いに隣の人達も話に乗ってきた。


「息子は読むようになってから、毎日楽しく読めるのは本当に嬉しいよ」


隣の人達が話し続ける間に他人にも紹介されて、たくさんのことについて話し合った。その中であたしも少し働いた。


最初は男たちが身体強化を用いて、砂を橇で運んでくる。それに男達が砂を篩ってから、あたし達の前の桶に注ぐ。


その桶の底には小さな穴があって、砂が下にある板に落ちて遅く流れる。そしてついに砂が板に流れる間にあたし達が黒い粒などを探したんだという仕事だ。


「早いな、皆。あたしの速度では比べられない」


感心したよとあたしの言葉に隣のジャチコエがこちらへ向いた。


「でも、もっと早く出来ないかな」


その顔であたしを眺めるジャチコエはあたしに改良がないかと尋ねるね。


「そうだね。これ以上に早く黒い粒を探すのは無理だろ。でも、粒を探す人達の割合を上げたら各人の見つかれる黒い粒を上げなくても、今まで運ぶ仕事をした人達を粒探しに参加してもらったらもっと見つかれるね」


「それができるか」


「魔道具で砂を上げてくればいい」


「魔道具か」


隣の一人が訝しげにこちらを向いたが、ジャチコエがはあたしの考えたことを悟った。


「砂を探す間に魔道具で持ってくれれば空いた時間が上げるね。でも、そんな難しい魔道具をできるか」


当然できるだけど、人に与えていいかと尋ねる目でこちらを覗くジャチコエにあたしが肩をすくめる。


「もう少し考えよう」


それから数時間くらいは考えた。女子達があたしに送れたガムっぽくの肉を噛みながら周りを歩く。


コヒーを思わせる味がするんだな、この肉。もう一度そんなことを味わえるかどうかは知らないが、懐かしい味をできるだけ楽しもう。


でもさ、食事の場合ならばこの果実を欲しかったよ。


あたしが歩いたあげく、あたしの目の前に木がいる。


木と言ってもただ長細い根として見えるが、本当はこの木は見えないよ。大きな果実が実って、その木を覆うからだ。


三メートルくらいの半径もあるからすぐに木から千切れそうだが、落ちることなく、密度が超低いから浮揚するんだよ。


その果実に網が覆われたから飛ばないけど。


それに、一人の男が果実から魔エネルギーを吸うから、千切ったら直後に崩壊もしない。


それを少し見たらまたジャチコエ達へ歩いたんだ。


「夫か」


「まだ合わなかったね〜」


「俺はモンドクよ〜。嬢ちゃんは?」


低い声に気軽なアヤツだな。ジャチコエにピッタリ。


「あたしはヤグアラウナだ。よろしく」


「おお。見るの通り作ってくれた魔道具をよく使っている。この魔道具のおかげで砂利を砲弾に作ってあげるから妊娠の人などを働かせなくても黒貨を渡せるね。直ぐに俺らの番だから助かったな〜」


あたしの作ったこの魔道具は砂利を小さな正方形に切って、それより小さなものを(ふる)ったら同じ大きさの正方形を効率よく大きな石に結合できる。


後に石を他の魔道具で砲弾にしたら倍くらい画家下げるね。つまり、一年の一割の一、二割くらいの得られる黒貨の増加だね。


それだけでは足りなくても、他のことと合わせたら皆を少し楽にさせる。


「そうね〜。まだ売りは少し安いだけど、わたし達の協同組合が大きくなったらやつらが喉から手が出る保砲弾を欲しくなるね」


「へへへ」


「「ヘヘ〜」」


「まかせたね」


三人で少し笑いあったら、ジャチコエの夫から少し離れるとジャチコエがこっちを向いた。


「またなにかいいことに思いついたね」


「一応だな。よく考えれば、鎖で砂に満たされた橇を穴に落とされる一方、その鎖で他の穴から橇を引っ張ることで砂を運ぶための必要な人数が黒い石の探す仕事に写されることができるね」


黒い石を見つけられるのは砂に探す労働者の仕事だから、労働者達が得られる黒い石が組合で採掘者と分け合えあられる。そうだったら黒い石を探す労働者の割合が一に近ければ近くほど得られる黒い石が上がる。


「その鎖はどのくらい?」


「一日の石と少しの魔エネルギーだけだ」


ジャチコエの顔からしてちょっと安すぎ。


「いつから始まれる?」


「何もしないほうがいいよ。鎖で仕事を改めるのは簡単ななものだ。だから、それが広がるとともに生産量が増して、食べ物の生産を所有する人達がその値段も上げ、全部の値段もともに上げられるだろ」


この世界では利益が唯一の目的ではなくても、まだ大きく目指されるものだ。だから利益の機会があったら商人たちなどが取らないはずがない。


「でも借金の値段が契約で定められたから、上げられないでしょ。少なくとも数年で皆の大半の借金が精算できるんじゃないか」


こちらに向いたジャチコエにあたしが頭を横に振った。


「国々が硬貨の重さを上げたら契約なんてを無視できるね。どうあってもあたし達の計画ではもっと確実で、長持ちだ」


「ああ。一黒貨の硬貨の重さが生産量と一緒に上げられたらそれが新しい技術における価値の増加を埋めて、前と同じにするということね」


「それだけじゃなくて、新しい技術を最大限に使用するには協同組合か、利益を要求する会社が必要ね」


ちゃんと鎖と石に満ちた橇を操ったり、上下するの石の釣り合いなどを計算したりするには分業が助かるね。分業があれりようになんかの組織が必要だ。


「わたし達の影響では協同組合を人々の四分の一にも達せないから、計画通りに続けよう」


「うむ」


それからもう少し皆と話したら、風の速度からしてあたしが協同組合を後にした。




歩きながらあたしの足から地下の中に血で出来た網を広げて、地下を漁る。その血の網は石の大きさを測るために作ったものだ。


今欲しいのは大きな石だ。


ここまで来た間に見つけたことがあったとしても、人の前に掘り出せなかった。


白い砂漠を散歩したらついに欲しい大きさの石を見つけた。


大きい。


七十キロ以上。これでは少しの金も手に入れそう。


でも、一つの問題があるね。石は深い所にある。


あそこから石を掘れるにはエネルギーが大分必要だ。だって、上にも砂があるからそれ全部をあげることが必要だったら十数トンの砂もあげる必要だった。


幸いなことに魔術が助けられる。


石の最小面積を上に向くようにあたりの砂を動き、石の周りに血を流線形の形にしたことで抵抗も低くした。そうしたら石を上に導くと同時に上の砂を石の下へ落ちることで必要なエネルギーが大分減る。


この魔術を作成してよかったね。


魔エネルギーの消費は低かったのに、魔エネルギーを体から出すには結局一分くらいかかったな。


まあ、数秒の内にも出来たんだけど、疲れたくないよ。


実は一秒の内にもできたことだが、そんな魔エネルギーは緊急の時に保存しとこう。


安全第一だ。


で、この暗い紫の石をどうする?


この石を売れば、十五年のための食事くらいは買える。


石の中が見えることで美しい結晶として見えるのに、値段がその性質からくるわけではない。


とにかく、他の数石を掘り出したら、欲しいもの全部も買える。でも、今の時点であたしがしたいことではない。まだ研究しないといけないことが多いからだ。


少しの間にあたしがただ今使った魔術の作譜を確認すると石を近くの塔へ運ぶことに決めた。


身体強化で簡単にあたしの頭の上まで石を上げるとぴょんぴょん歩くと音楽を鼻歌う。


各一歩に落ちないように気づいて、無事に小さな監視塔に辿り着いた。


監視塔と言ったけど、簡単の台で十メートルくらいしかない。色は監視塔のようなものだが、塔の下は足以外は空いたんだ。


「何それ、ガキ」


遠くからあたしの気配に気づいた見張りは近づくあたしへ誰何した。


「石だよ」


あたしが白い砂に石を落とした音で彼が直ぐに状況を把握した。


「あそこで待ってろ。すぐに誰かが来るよ」


その言葉の後に彼が旗を揚げた。ここに石があるって言うためだ。


それを返事するのように要塞の上にも同じ旗が掲げた。


黒い空に太陽なんかないから、日なのに日射病の恐れはないから待つなんか問題ない。


でも、あれが欲しいな。


塔のすぐ傍に木がいる。


前の木と違って幹のような根が見えるんだ。緑の果実もあるけど、この果実はまだ小さいだ。一メートルの半径もないだろ。一日の内に何もないから成長する果実が三メートルの半径を達するから、一年の内に飛行船を生産できるね。


緑の果実が風に揺れるのを見ながら、思ったより早く誰かが着いてきた。


「あんたが石を見つけたか?行こうよ」


「はあい」


役人を従って、監視塔に入る。


兵士の一人があたしの石を監視しながら後について、塔の下に入る。下へ階段があって、天井には屋根から操られる方向を示す目印がある。あたし達は階段を降りて、監視塔の下を通る狭い道路通りに要塞へ向いた。


「早めなさいガキ」


「あたしの石を運びたいならどうぞ」


役員を黙ってもらって、散歩を楽しもう。


と思ったけど、この地下の道路の壁と床には混雑な色使いだな。


模様なんかなくて、ただ色の対照を考慮したみたいんだ。


よく色づけた地上の景色と違って頭が痛いくらいの混沌な景色だ。ゲロしたいよ。


問題がないようにあたしの目に着く色を魔術で変えることにした。


あたしの周りを蝙蝠のような超音波検査で三次元映像にして、眼前に小さな画面で街路などを優しいの色使いの絵で描く魔術の現象をかける。もちろん、あたしにしか見えない景色だ。


要塞に到着するまでたくさんの模様と色を壁と床に重ねる間に無事に済んだ。


「あんな混沌な所に働く者は高い給料がありますように」


「よく言ったな、ガキ」


後ろの兵士がそう言って、あたし達は要塞の上まで登る。


要塞には普通の色合いだから、魔術の上掛けを無効化にする。


「こっちにいたな。飛行船が来るぞ」


「石が見つかれたからこれの手続きをしないと」


役員が他の役員と話しながら要塞の上に出た。


ちょうどいいな。


あたしがいた方向へ向くとあたしのいた監視塔の鎖の裏に飛行船を見つけた。


まだ遠いけどね。


「石をこっちに置いて」


役員があたしに石を天秤に置くように言った。でも、あたしが石をその近くに置くだけで、隠しから重りを取る。


それを見た役員が天秤の重りも拾って、天秤に量りを載せた。


あたしの重りと役員の同じ重さの重りが天秤の向こう側に置かれて、同じ高さに保った。そう確認してこちらにチラッとした役員が両方の重りの位置を代える。


同じ結果になったことでその両方の重りを倍の重さの重りと量り合って、それをあたしの石の重さの重りくらいまで順調に繰り返す。


それはどうでもいいんだけどね。近づく飛行船がますます大きくなる。


四十二個の六メートルの直径の緑の果実が国の紫の皮革に覆われて、果実の下に垂れる船橋などは王族の青紫の色で出来てる。


「石を天秤に置いて」


飛行船がまだ要塞に到着しない間にあたしが手続きを続ける。あたしが石を天秤の皿に置くと役員が他の皿に置いた重りを置き取ると石の重量に辿り着いた。


「これだ。いいか」


天秤の重りを数えると九十のスっていう七十二キロくらいになった。石を地下に見つけた時に魔術で量った重量だ。


「それでいい。どのくらい払える?」


「二百五十黒貨だ」


普通の値段だ。だけど


「石を教会に渡す時には石を見つけた者への黒貨が来るはずだ。この石には三百三十黒貨くらいが払われる。要塞側の仕事を報える黒貨は別に後にしか来ない。だから、あたしは三百三十黒貨を取るつもりだよ」


役員がこちらへ睨んでから、要塞に入った。


「よく知ってるな、ガキ」


石を守るために残った兵士が話してきた。


「自分の仕事はちゃんと報われないといけないんだから。そう思わないか」


「さあな。でも、君のようなガキがはっきり役員に言うなんて珍しい」


「残念なことだな。皆は自分の価値をちゃんと頂くべきなのに」


話す間に要塞の中からたくさんの兵士が出て、飛行船を守るための位置を取った。


「いい考えだな、ガキ。平民へ渡される肉が町を守る俺達に来ると良い。ははは」


大きな笑顔に笑ってきたけど、彼は勘違いだな。


「平民も兵士達のようにたくさんしたり、砲弾の魔力を捧げたりするのに最小限しか得られないよ。もっとの黒貨が欲しいなら上司から取るがいいよ。やつらの仕事は簡単で、平民に頼んでも完璧に出来上がれる。だって、大体はもう平民がするんだよ。それにやつらは黒貨持ちだ。平民から黒貨を取ったら、そんなに多く取れない以上、砲弾を打てなくなるかもしれない。向こう側の幹の国のように」


向こう側の幹の国では平民への給料が小さくなったことで平民の数が上がらずに、自国の平民から得られる魔エネルギーでは砲弾を打てないようになった。最終的には他国へ自分の境界の守護を譲ることになった。


「ああ、そうだな。やつらが砲弾を打てないことで移住者が全員こちらに来るようになったね。そうか」


「がんばれ」


考え深い兵士との会話が終わったところでまた飛行船へ向く。


遅く来る飛行船が近づく間に要塞の上に浮揚するの監視台から垂れる鎖の近くに兵士の一人が掲示板を平らに掲げた。


あたしが一つの目を閉じて、他の目を石で塞げる。閉じためは何も見えない一方、塞いだ目は石通りに掲示板をまだ見る。つまり、魔道具の掲示板だ。


監視台へ上向いたらあそこからも何かの魔道具の掲示板も見えた。そのすぐに両方の掲示板が消えるとあたしの前にある兵士が監視台から垂れる鎖を解放した。それとともに鎖ががらがらと上へ引っ張れるのが見えた。


もちろん、浮揚する監視台を下へ引っ張るのはエネルギーの無駄遣いだから、鎖を監視台の中へ引っ張ることで浮揚する監視台が重くなると自然に下りる。床に鎖の五十メートルくらいが載せられて、その重量が五十キロ程だと前に測ったことがある。


数分後に監視台が完全に下りた。五個の果実が切られて、十字の形に結合された物で、国と町の色の石の構造が全部を定着する。石が鋼より遥かに強いから気球のようなものにも使えるね。


そう考えながら兵士が下に吊り下がる台から出るとこれからあたしが飛行船に集中をまた向く。


ますます大きくなる飛行船があたしから百メートルくらいの範囲に入ったらあたしが一つの魔術を発動して、あたしの額の前の空気を振るうことで超音波を発生する。そのすぐに空気を測ったら、飛行船に反射した信号をドップラー効果に基づいて分析すると飛行船の速度が五からか、七メートル毎秒くらいだ。


この魔術はまだ下手だから改良が必須だね。


要塞に到着する直前に飛行船が停止し始めた。


綺麗だな。


昔の地球の飛行船のように下に鎖でぶら下がるゴンドラがあって、硝子などはないんだ。


その逆に地球の飛行船と違うことのほうが多いかもね。例えば、この飛行船は浮揚空気を使わなくて、魔エネルギーで満ちた超低密度の切った四十二個の果実を上下の二列で並んで、切り合わせた形で使う。


その上に、果実を覆う皮革がゴンドラの重量を支えるから果実は少し縮小される。そんなこと果実が切ったこともあるから本当の体積が全部の果実の半分の体積くらいで、三トンくらいの浮揚力になるけど、構造と必須乗員の重量のおかげでその三分の一しか荷物に残らない。


それに見える果実の下半が緑であって、上の皮革が褪せた紫色と下のゴンドラが暗い青色だ。


地球と違いの他のことはこれだ。この飛行船が下りずにただ要塞の船渠(せんきょ)の上に止めようとする。止めるには魔法で動かされるから機関が見えないけどね。それに飛行船を下りるための方法がたくさんあってもほぼ全部が高いんだ。そのために飛行船が浮揚監視台のように下りる。


顔を飛行船の外に出した船員の合図を見た兵士の一人が鎖を飛行船へ投げた。数十メートルの高度なのに一回目の投げで鎖の端の引っ掛けが飛行船の下の鎖の一つに付いた。


それで飛行船の高度が落ちかけた。鎖で下へ引っ張られるわけではなく、浮揚する監視台のようにただ飛行船に付いた鎖の重量で下りかけたんだ。


でも、飛行船が下りるとともに鎖も床に落ちるから飛行船が三分の一しか下りなかった。それから船員が鎖を飛行船の中へ引っ張って、ますます増すマースで真っ下に飛行船が下りる。


「へへ」


でもでも、下りる飛行船の下に垂れる鎖が床に落ちると飛行船の感じる重量も落ちるから鎖の数メートルを引っ張らないと最後の数メートルが落ちないね。


監視台に比べて飛行船がもっと大きいだけど、低く浮揚するから監視台が下りるための必要な鎖の半分くらいしか飛行船の中に引っ張らなかった。


そう続けたら飛行船の高度が下がると船橋の上の大砲が見えるようになった。


当然強い一斉射撃になったね。


待ちながら超音波検査で飛行船の検査もしてみる。


まあ、まだフーリエ変換がないからただ録音するけどね。今のあたしの解像度で大雑把な情報しか見えないんだ。この世界では写真機が無理そうだから、まだこれしかない。


残念。


直接触らないとこれ以上にいい情報が得られないからまた上掛けをつく。


あたしの意志で垂直線と横線数本であたしが見る飛行船を図る。時間がかかっても、超音波の情報と合わしたらいい模型が手に入れたみたいんだ。それから果実の圧縮率とか、飛行船の重量とかの情報も導けるかもね。


中に入れないのは残念だけど、しかたない。


飛行船を検査する間に下から戻った役員から三百三十五黒貨も渡されてから、飛行船に近づく。



「風が方向を保つかな」


「明日までそうじゃろ。飛行船の方向を回したくないか。ほほほ」


「事故があったら私の給料で払うようになるよ」


「ほほほ。大丈夫。要塞側の問題だって言ったら、それでいい。ほーほほ」



暗くなりかけたまで近くから飛行船を見て、人々からの情報も聞くことが出来た。そして、帰らないと本門に止められる恐れがある時点に騒ぎが始まった。



「怪物の旗だ。前線への右にに」


「構えろおまえら。二級のやつだ」


「「「はあ」」」


からから



兵士達の叫びとともに要塞からの鐘のような音も聞こえた。


地上に数少ない人々ああ怪物が現れたと察して、早く要塞に戻る。身体強化を使った一人は車より早く要塞のまで走ってきたと見た。


ジャチコエ達はもう地下へ戻ったから良かったね。


そう考える間に兵士達が銃を手に要塞の防御施設へ動いた。


それにあたしも看板の信号を見た。


怪物の最も近い監視台は地平線の下にあるからあたしに全然見えないが、監視台の信号看板が魔道具だから土越しでも光って見えるようになった。


ちょっと可笑しい現象だな。遊戯とか拡張現実みたいだ。


で。その看板が監視台に付いてるが、土越しの場合は監視台が見えずにただ魔道具の看板だけが見える。


魔術で光らせた看板は十キロの中にいる誰でもに見えるようになって、地平線の下にいるあたしに見えるだけじゃなくて、地下の町にいる人にも見えるようになった。


その逆に目を閉じるとか、皮革が目と看板の間にあったら看板が見えなくなるけどね。


では、信号看板には国と町の色の他にいくつかの色も光ってる。信号を分かってる人には怪物と兵士の情報が伝われる。


最初は全部が光る。その次に看板の縁の国と町の色で怪物の最も近い位置が分かれて、看板の中の色では他の怪物の情報がある。また次の模様に怪物の力が伝われる。最後には前の二回のような信号のは兵士の情報を伝える。それが終わると最初から繰り返す。


情報はあの監視台の近くに二級の怪物が現れて、近くに巡る部隊が迎えに行く。


それに加わって要塞の地下にも信号看板が指示を出すのを見ることが出来る。時々その信号が妨害されるのもあるが、妨害の形からしてあたしと看板の間に人が通っただけだ。


いい制度だね。


果実で作られた浮揚する監視台を用いて、広い面積を一人で監視できる上に、魔道具の看板のおかげで情報を即時に伝えられる。


二進法を使ったらもっとの情報が伝えられるようになったんだけど、悪くない。


兵士の位置に疎い怪物を罠に導けるのは大利点だな。何だか、地球の石器時代の人達が大きな動物を狩ったみたいだ。



「祖王の飛行船を守れえ」


「飛行船から離れろ」


「安心しろ、兵士共。オレが討伐する」


「猟師様だー」


「猟師様が消えた〜」


「瞬動であそこへ行ったんだよ」


「猟師様が出発したんだ。間もなく終わるぞ」


「「おおお」」



考える暇がない。飛行船が狙われないように船員全員が飛行船から出るように始めた。


でも、皆が一緒に飛行船から降りると飛行船が弾むのように空へ飛ぶから、一人ずつが降りると同時に相当の重りを中に置くことになった。


まあ、時間がかかったとしてもこんな機会を逃さないよ。


あたしは密かに飛行船に近づくと誰もがこちらを見ない時を狙って飛行船の上にある果実と下に吊り下がる船橋の間に飛び込む。気づかれないように外套の色を周りに合わせながら、身を低く構える。


あたしの目方で飛行船が土に落ちないように魔術で飛行船に踏まず、床の上に浮揚する。


近く来たのに踏み込めないのは残念だけどね。手で触るしかない。


飛行船を模するにはあたしの足から血の輪を広げる。その血を使って飛行船の表面の位置を測って、立体的情報を保存する。


血の輪が狭い血の糸であたしに繋がりながら表面を近く伝う。上へ差し出る物の周りに他の血の輪が残られて上へ上る。でも、あたしの額以上は通させない。


飛行船の果実を崩壊したくないね。


果実の魔エネルギーが止まったら魔エネルギーに満たされた果実が数秒で崩壊しないように果実と果実の間では魔エネルギーの量の差を生じて、抵抗器で遅く魔エネルギーを均衡化まで通させる。そうしたら、均衡化前にまた差を大きくしたら果実が永遠に保たれる。


でも、血は完璧の導体だ。血が魔エネルギーの量の差がある果実と果実に同時に接触したどうなると思うか?


即座の均衡化のために魔エネルギーが流れなくなって、果実が崩壊される。


それはまずいね。


間もなく下へ行った血も飛行船の外と中の表面を模して、あたしに戻った。


もちろん、血を動ける魔術が塞げられないように血が本当に何にも接触しなかったことにした。超音波で距離を測ったから接触せずに済んだ。


では、中に誰もいないからあたしも中へ入ろうとしたけど、怪物に最も近い看板が怪物の討伐を報告した。


こんなに早く討伐するには怪物が本当に弱かったね。


残念残念。


飛行船の中を見たかった〜。


では、猟師が戻る前に出発しよう。


魔エネルギーを溜まって、魔術で自分を要塞の入り口へ投げた。高い加速で高い速度も達した。


もちろん、人があたしを聞かないように魔術で前の空気をあたしの後ろまで動き止めて、音もなかったと等しい。


瞬動の後にあたしが要塞の中の廊下にいた。教会で訓練したことだから完璧な魔術においての着地も出来た。


そこから簡単だった。ただ洞窟への門を潜って、洞窟の向こう側にある町の本門に入る人達と一緒に町に入ったんだ。


では、粗王の飛行船の模型を検査しようよ。


と思ったけど、数時間後に年を言う箱が消えたから祝が始まって、あたしも参加しに行ったんだ。


チョコの味の肉を見つかったからたくさん食べたよ〜。

チョコの肉はどうかな。


皆もチョコが好きか。


では、次の投稿は多分十五日後に投稿される。


また。

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