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20/25

飛び立つ

あっ、飛行船に行かないといけない。


目覚めたの直後にそれに気づいたあたしがすぐにあたしのことを取って、外に出た。


順猟師を見なかったからあたしが行ってるっていう情報を石板に残してから家を去っていく。


まずはイタボに行くと彼の研究を返すと出発について早く話した。


それはどうでもいいんだけど。あたしがぴょんぴょん歩きながら要塞まで登ると外に出た。


綺麗。


砂丘の上に美しい白い飛行船があたしを待ってる。


まだ暗いだから灰色に見えるが、それにしても黒空によく輪郭が出てくる。


周りに誰もいないからあたしが身体強化を使いながら、飛行船まで走る。


飛行船に着いたらあたしが飛行船を捧げる脚に触ると飛行船の魔術を発動する。


あたしの目に飛行船の情報が現れた。全分順調だからあたしが底荷の少しを落とさせる。


ふああとあたしの前に砂の百キロ以上が飛行船の前後から落とされる。同時にあたしが石の脚を鎖に変える。飛行船を捧げた脚がなくなった後も飛行船が五メートルの高度を保ちつづける。


なにこれ、飛んでる。


まだ飛行船の魔算機(コンピューター)に繋いでる間に飛行船の中央の腹を左右に開けて、そこから橋が土まで下りた。


おー。


これもよく働いたね。


血の糸であたしが飛行船に繋いでるから魔法で入口の機械を動かしたが、魔法防止の空気の影響で塞がれたら物理的の機械もある。


魔法を防ぐ空気は飛行船の不要力を提供する果実に差し支えないのに、飛行船を操縦する魔術を停止できるから操縦の物理的な機械も設置済みだ。


そう考えるとついに橋がつに着いた。ついにあたしが自分の飛行船に入る。


橋に最初の一歩で飛行船が下げかけた。


飛行船が下げる一方飛行船から垂れる鎖が土に重量を載せることで飛行船が土にぶつからずに、ただ一メートル未満下げた。


でも、あたしが両方の足を橋に踏んだら…


ふああー


前後に飛行船から底荷数十キロが自動的に落ちると飛行船がまた五メートルくらいの高度まで上り戻った。


あたしの書いた飛行船の操縦の魔術がよく働くね。


飛行船ちゃんで試せてよかった。


それから橋を登り終えた時も飛行船がまたふああーと聞いた。


橋があたしの体重の一分を土に預けたが、あたしがちゃんと飛行せに入った挙句あたしの体重全部が飛行船に載せたことになったからもっとのそこにを落とさないといけなかったのだね。


それにここは広いだな。


でも踏むたびに随分と飛行船が動くのだ。


ぴょんぴょんと歩いたらエルフ達の飛行船以上に飛行船の床がずれるんだ。


飛行船がもっと大きくなったらその問題は大分なくなるが。


では、全部を確認しよう。


魔術的にも、あたしの手と目でも各壁、床と魔道具と機械もちゃんと確認した。


上部にあたしの部屋がある。


もう寝台とあたしの物事が綺麗に置かれた。


こっちも問題ないね。


あたしの寝台に寝て、目を閉じると飛行船の揺れに集中する。


そよ風に動かされても、底荷が魔術によって動かされるから飛行船が傾かないんだ。


すぐに飛びたいよ〜。


そう思ったら今日必要の魔術も確認すると終わった後に要塞の役員と話すには要塞に戻った。


あたしが出た時に飛行船が少し上ったが、土に置かれた鎖が引っ張られるとその重量で飛行船が二メートルしか上らなかった。


それに飛行船が(いかり)でこっちから飛ばされないから大丈夫。


「飛行船がかわいい」


「顔を持ってるね」


飛行船に戻ったら、あたしが雇用した労働者達があたしを待ってた。


「おはよ〜」


「昨日決めた通りにこの数人を連れてきたよ」


皆と少し話したら、三人をここに残して、この町からの次の三十くらい果実を取ってもらうことになった。そのために倉庫を作らないといけないね。もちろん、果実と果実の間の流れを保つには抵抗器も残すのだ。


今日の最初の果実がつられて来ると見たからそれが入れる用の倉庫を飛行船から三十メートルに作りかけた。


「おお」


「そこまで早く土の魔法は聞いたことでもないぞ」


「本当に早っ」


「えっ?もう終わったか」


十秒で終わると最初の果実が入っていい所を終えた。


「さすが黒猫様。こんな大きな物ををこんな簡単に作るなんて」


褒め言葉は嬉しい。


「私に家を作れるかな」


「家を作れないのはないんだけど、家が作られる所を買えなかったら何も変わらないんだけど」


「そうだね。残念」


皆に仕事を説明する前には最初の果実はあたしが担当するのだ。


「またの土魔法をかけるから飛行船の近くで待ってください」


「次どうなるかな」


「わくわく」


あたしが雇用した労働者にそう言うと果実を連れてくる労働者を待つのだ。


労働者達たちが連れた果実を倉庫に入れてもらうと労働者達が去っていくのを待って、あたしが魔術を発動する。


まずはその魔術が果実の回路を作る。そうすると最初の果実の魔エネルギーが抵抗器に流れかける。


後に他人に労働者たちが次の二時間でこの魔術を保つもらわないといけないんだ。


それが一様終わったら次の魔術が自動的に倉庫を三メートルを上げるとあたしの周りに数秒で四十メートルの方の正方形の赤面でたくさんの果実が入れるくらい大きな筒達を作り上げた。


最後にその建物の上にに小さな家が作られた。


皆は町に夜を過ごすのだが、座れる所を作ったほうがいいね。


果実と果実の間に魔エネルギーの差が必要だからもう十分な魔エネルギーを最初の果実から取ったんだ。


「彩りにもした」


「思った以上に便利魔法だな」


「だね。では、仕事を説明する」


説明に入ろう。


大体は各果実を入れたらその果実が倉庫の高い中央までに浮揚するのだ。


それからその果実と中央の果実が抵抗器通りに回路をする。もちろん、一側の果実の中の魔エネルギーの量が向こうより低いするようにしないと全部崩壊するのだ。


「そのためにこっちに書いたのように中央の果実の魔力を筒の果実に流してください。あの家の中で砂時計もあるのだ」


そう言いながらあたしが石板を一人に渡した。


十二人の中の四人がもうあたしの腕輪を持つから、問題があれば腕輪にある時計を使う魔術が出来るから助かる。


変な感じだけど。


重要な町なのに遠くてもあたしの腕輪を持つ四人以上いるなんて思わなかったよ。


一人だけ直接にタイナラから腕輪を授けられたのに多い人だね。


あたしが思った以上に同志が広がるだなって、計画を見直したほうがいいだろ。


「そんな以外は果実を守らなくてもいいね?」


一人の質問にあたしが頷いた。


「そうよ。他の質問あるか?……では、怪物が現れたら逃げてね」


「「はい」」


「「もちろんよ」」


弱い労働者の返事を同志の返事が簡単に過ごした。


自分の命を仕事のために捧げるはずはもちろんない。


「一人ずつ入っていいよ。それに給料の半分も渡すのだ」


今は各一人に三角形の黒貨二枚を渡すのだ。


各三角形の黒貨は一黒貨の四分の一の価値だ。


百黒貨の立法と比べると色が鈍くて、動くことは見えづらいんだ。


「すみませんー」


あたしが入口を登ると地上にいる全員を入ってに誘った。


「初めて飛行船に入る」


ふああーしー


「何あれ?」


「あっ、砂が落ちるね」


「乗客の重量を入れるには同じ底荷の重量を落とさないといけないよ」


とあたしの返事に皆はなんとか納得した。


そこから皆が続々に乗ってきたら、あたしが皆をどこにいていい説明した。


「飛行船で自由にどうぞ。こっちの石板を読んでもいいよ。ただこの戸はあたしの部屋だ」


「壁にたくさんの彩り飛行船の模様だね」


「床と天井も小さな飛行船の絵に埋まってないか。家で作ったよりも絵が多いわ」


「おー。飛行船なのに作りかけた協同組合より石板が多いね」


「共産宣言も持ってる」


腕輪を持つ全員がその石板を取って、元に戻した。


良し。


でもさ、あたしが教会で住んでいた間に共産主義の本があたしが思ったより遥かに広がったみたい。


もっとこの世界を見たい。


全員頑張ってるのは何よりだ。


「残念ながら窓はないが、是非とも旅を楽しんでください」


「ありがとう」


「窓って何?」


あっ。地下に住むと窓を分かるのは普通じゃないね。




始めようか。


船橋に入るとあたしの操縦席に座った。


ついに飛行船を操縦するのだ。


飛行船を模倣しよ!っていう魔算機遊戯(コンピューターゲーム)でよく見る景色だからあたしの手が自然と動きかけた。


もう飛行船に繋いでるから最初の行為は外を見るのだ。そのためにあたしの前に平らの画面を発動すると白く見えるようになる。


窓がないから外を見るには大体あたしが飛行船の表面のあちこちから超音波を発生して、戻る木霊が魔算機によって演算されるとあたしの前の画面に立体の外の景色を写す。飛行船の立体的な模型もその画面の上に現れるのだ。


画面には飛行船にあたしが塗れた可愛い顔も完璧に現れたから、この飛行船の書いた情報をちゃんと取り組んだのだ。


問題ない。


もちろん、陰がないから何もしないと土の模型野中の砂丘の輪郭を分かるのは難しい。


だって、全部が同じ白だから。


問題なし把握するには模型の色が位置によって変わるようにした。今は飛行船からの距離によって色が遠いの青から、飛行船の下の赤まで変わる。


その模型に陰を写すのも難しくなかったが、この世界に相応しいことを作りたい。陰がなかったら陰を作るよりは、新しいことのほうが面白い。


いいね。


操縦桿を握ると動かしたらあたしの前の小さな飛行船の模型の操縦翌面も動いた。


風がないから何も感じないね。


「では皆さん。すぐに出発します。次の連絡があるまでに座って、お待ちください」


気もせずに遊ぶ時に言う言葉を本当に言った。同時に操縦の一覧表の石板を眺める。


離陸ためにあたしが飛行船の魔術を操る魔算機の三ヶ所の(ぼたん)を押すと砂が落とされると鎖の中の最も重いやつが消滅される一方、他の鎖が飛行船に引かれる。


鎖がついに土から出たら、砂も落ち止めた。


「飛んでるねー」


それを低い声で言ったのに飛行船の操縦に集中し続ける。


次に高度を十メートル遅く上げるように魔算機に入力するとあたしの魔エネルギーで飛行船を前へ押しかける。


早くあたしの出力を三百ワットくらいまで上げると飛行船がますます早くなる。


十五秒で五キロの速度を達すると操縦桿が問題なく働くことを確認する。どう操縦桿を動いても飛行船が言われたとおり動いたからあたしが魔エネルギーの源を準備された果実から魔エネルギーを取るように切り替える。最初の出力は千百ワットで行こう。


あたしもそんな出力が出せるが、数秒しか維持できない程度だから果実の中の魔エネルギーを使ったほうがいい。


でも、白の国と違ってあたしの魔法の効率がただ五割だから出力の半分しか飛行船を前に押すのだ。


すごっ。


何回も計算したことだとしても、本当にこんな微力でこんな大きい飛行船を動かるのはすごい。


地球の車と比べると出力が数十回小さいが、加速も低いね。


十五メートルの高度を達した飛行船が砂の底荷を落としやめたら、果実から魔エネルギーを取り出しかける。準備された果実からの部分の一つから魔エネルギーが出されると果実が縮む一方、落ちた浮揚力を補うようには砂の五キロくらいも半分で落とされたんだ。


魔エネルギーの源を切り替えたの五十秒後に十五キロを達成して、それからまた五十秒が経ったら今日の旅の巡航速度の十八キロにも達したら出力を二百ワットくらい下げる。


おー。


空力的っていう尾翼でも飛行船を平行にさせることが出来たとしても、空力面の揚力における抵抗力がエネルギーの無駄遣いんだから、このまま飛行船をいい重量の分散で平行で保ちたほうがいいんだ。


エネルギーがそんなに多くて、高いからね。


それにしてももっと早く飛びたかったが、昨日怪物から採った心臓の粉を必要な時に貯めるつもりだ。


まあ、この速度ではもう心地良いけど。


画面によると人工の堀とそれから採れて、処理された砂の砂丘の一対を十分な高度で一分で通れる。


でも、念の為にあたしが外に行きたい。


まずは自動操縦の魔術を発動すると飛行船がちゃんと飛ぶか確認する。


数分後も全部の数字が範囲内だから良しとしよう。


飛行船の魔術全部が働いてるから、数年間をその研究で努めた甲斐があった。


よかった〜。


思いもしなかったほどに落ち着けた。


この時を心全部で楽しめる。


そう考えながら壁まで行くと戸を開けると通したらまた閉める。それにこの小さな間の座り台に座ると窓を開ける。


夜が長いこの間にこんな時間でも下が灰色で、前と上が黒いんだ。


それだけじゃない。土にいたときには見えなかったが、この高度から見ると確かにあちこちの土の灰色の光度が変わって、遅く動いてるみたいんだ。


綺麗。


風が短く切った髪を揺れながらあたしが外を見る。


人もあちこちにいる。


土からの平均値の高度は四十メートルくらいだが、砂丘の峰がただ二十メートル下にあっても人がその上にいないから本当にどこにあるか見えづらい。


陰がないなんてちょっと怖いね。まじで飛行船がぶつかる見たいんだ。遠くの土が壁じゃないか疑問が浮かぶ。


下に誰もいないからあたしの腕輪をいじると飛行船が二十メートルを上げるようにさらなる七キロの砂を落とす用の指示を出した。


それを次の二分で落とされるからそれが終わるまで窓から下に誰もいないか確認する。


飛行船は遅いだから景色も楽しむ。


窓を開けるままでこの速度を保つための出力を少し上がらないといけないから、しすぎないようにしよう。


硝子さえあればいいのに〜。


まあ、自動落とされる砂と浮揚する監視台の位置を確認するには一時間で数回ここに来ないといけないからこの時を絶対に楽しむ。




時間から見ると次の町の要塞が近づくと悟って、あたしがまた窓に確認しようとした。


初めて要塞の船渠につくね。


あっ、いいえ。


契約によると要塞の近くに停止していいから、要塞から百五十メートルくらい遠いの場所で停止しよう。


「では皆さん、すぐに着陸するだから、止まるまで座ってくださいませ」


魔法でそれを皆に伝えると着陸に集中する。


最初は飛行船が果実から魔エネルギーを取りながら自動的に落とされる砂の量を減って、たっぷり満ちた部分から魔エネルギーの源を切り替えた。そうすると半分で飛行船が隣の砂丘の峰近くまで落ちた。


それから、停止したい場所からまだ半キロの距離を待つことになった。


あたしの前の立体地図に要塞からの距離が下がっていき、六百五十メートルでついにあたしが停止を始めた。


先ずは飛行船を押す力を切るともうこれで体が減速を感じた。


でも、それだけでは遅すぎだから、あたしが空力の制動装置も発動する。


これで減速がまた激しくなったが、二千五百キロの重量しかないのに十八キロから零キロまで半キロをかかるのは車と比べると超遅いだね。


電車も簡単にこの減速を超える。この飛行船より遅く停止するといえば大きな船とか、風船くらい?


とにかく、幹通りに隣の町彼ここまで来るのは一時間半もかからなかった。


風がほぼなくてよかったけど。


両側が球体に繋いでる普通の幹と違って、エルフが住むこの幹は一つの端しか他所に繋がらないから風があったらすごい乱気流が出ると聞いたから。


そう考えながらあたしが飛行船を後ろへ押す魔術を発動する。


出力が低いとしても停止するための時間を大分減るのだ。


では、もうじき止まるからあたしが飛行船に降りるように支持を出した。


飛行船を動かすに使用された果実はたくさんの部分に切られたことで飛行船の魔算機が魔エネルギーに満たれた部分とその逆の部分の間の回路を変えて、あたしに注意を示した。魔法で魔エネルギーを動かせないが、物理的に接触する果実の間に魔エネルギーが自然と最も満たされた方から最も魔エネルギーの少ない方の果実に流れるからあたしの魔術が果実と果実の間の回路を変えることで果実の満たされた程度と扶養力を変えるようになる。


人手でするには難しいことだけど、あたしがただ注意が現れた画面を押すことで飛行船が下げかけた。それからもう数回繰り返したらあたしのほしい高度まで降りる。


今は一覧表に書いたのようにあたしが窓まで行くと誰も下にいないか確認する。


結局、三分でほぼ停止したんだからあたしが錨を落とすようの釦を押すと飛行船がついに停止したんだ。


もちろん、錨と鎖が土に着いたことで飛行船が感じる重量も落ちるから飛行船が上がろうとする。飛行船が上がらないようにあたしがが腕輪通りに飛行船の扶養力をもう少し減る。


橋を土まで降りる高度に着いたら前と同じ、あたしが要塞まで行くと書類を見せた。


問題なくあたしの果実がつられてくると言われた。


順猟師があたしといなくても大丈夫だね。


うむ。


外に戻るとあたしが倉庫を作ると雇用した労働者三人に全部を任せる。


彼らは夜を隣の労働者の町に泊まるからあたしがそれための金も渡した。


全部を終わったら、あたしと残った労働者達が次の町に行く。


次の町がこの幹の向こう側だ。


つまり、幹通りに進むではなく、近い地平線の方向に進むのだ。あたしの視点の高度が五十メートルくらいであっても一キロ前でも見えない。


それなのに監視台を見ながらまたの一時間半くらい後にその町に付いた。


その町にも前の町と同じを繰り返し、四目と最後の町にも行った。


合計は百キロの六時間くらいの旅行だった。


その大部分は飛べたから楽しかった〜。


飛行船で生き続けたこの数時間の後は土が家として感じない。


残念ながら次の二日は土での仕事がある。


要塞で役員と話して、外で果実を待つことだ。


前と同じここの労働者達と話して、今夜は労働者の町ではなく、要塞の下のエルフの町に泊めようとする。


この町に会いたい人がいるから。




「黒猫だ」


「なにそれ?」


「学校に集中しないね。ははは」


トン


「いてー」


「バカを馬鹿にする必要はないよ。それに黒猫は前の土の魔獣のような存在だ。でもあれは人の形じゃなかった」


「そ~か………おい、僕はバカだと吠えたか〜?」



要塞の中で戯れる三人の兵士と猟師見習いの話を聞いたが、それをカワイイとして思うだけで中へ行こうとしたが。


「おい。小僧」


三人の猟師見習いっぽくの中のバカは突然あたしの前に現れて、大きな目でこっちに覗いた。


身体強化でも使ったな。


何かしら。


とあたしが手を腰に置いて、無言でこのバカを眺める。


十二歳として見えるの淡い赤い肌のエルフだ。


剣から見て、猟師見習いだろ。


彼の歳だった時にこんな幻想の状況に訪れられるとは思わなかったが、ここにいる。


でも今考えれば、エルフの子があたしにぴったりかもね。


十二歳として見えるバカはあたしのこの世界と地球の合わせた歳からそんなに変わらないだろ。


まだそんなことについて考えてないが、あの勤勉そうな男子はどうかな……


そう一瞬で思ったら、あたしの前のバカがついに口を開いた。


「僕のハーレムに入ってこない?」


「ぷはあー」


おかしい笑いが出てきちゃった。


まあ、そんなことを言われたら、そうなるよね。


まだ笑いながら大きく開いた目のバカを無視して、目的地に続ける。


長く働いた日の末に面白いことがあったほうが楽しいよ。

笑う時も大事ですね。

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