出発
目覚めたら久しぶりの景色だ。
地球の空に雲と飛行船が飛ぶ。
影さえもある。
でも、絵だね。
球体の上部に塗られた絵だ。
教会と違っては球体の建物の半分ではなく、上部の部屋だけだ。
昨日開いた球体の最高の部屋はあたしのものだね。
機械の飛行船と雲をもう少し眺めるとあたしが起きる。
最初は時計に触って、今日の服に着替える。
尻尾が自由に動けるように短い皮革の裙、その他に袖なしの衣服と袖の皮革の二枚だ。
出る前に寝台である果実と果実の間の魔エネルギーの差をもう少し広がるには手を各部分に乗せると魔エネルギーを少しの魔エネルギーのある果実から、本当に寝る膨らんだ果実に移す。
差が大きいから崩壊はしなかったが、長く帰れなくなったらこうしたほうがいいね。
まだ時間があるが、今直ぐ地上に行こう。
昨日準備した物をだきまくらの飛行船ちゃんに入れたから、それだけ取ると部屋を出た。球体の建物に数人を通って、町と地上を繋ぐ洞窟に出たらタイナラが待ってた。
「髪を切ったか、ヤ?」
「そうよ。飛行船に集中したいんだから短めにしたんだ」
「ヤってば」
「色はどう?」
「紫が目と一致で、青とよく似合うね。ヤは綺麗ね」
「たいならがそう言うなら安心するよ」
あたしが自分で本当に見ることができないからね。
それに微笑むタイナラが周りを見ると低い声をあたしに向いた。
「本当にアイゾを連れて行かないか」
深刻な顔でそう言ったタイナラにあたしが頭を左右に振った。
「逃げるくらいはなんとかできそうだから、こっちの安全のほうが優先しよう」
「そっか。じゃ、今まで見つけた友達の頼れる人物の欄を後に見てね。その中にヤに出会いたい人もいるから指示された町に行ったらぜひ連絡してね」
そういうタイナラがあたしに石の像を渡してきて、あたしがそれをすぐに戻した。
「任せとけぞ」
「ヤの寝台が崩壊しないようにするよ」
その言葉にあたしが大きい笑顔を浮かぶとタイナラも笑顔を見せてくれた。
「問題を避けて、無事に帰ってください」
あたしの魔術を防止出来ない限りね。
まあ、長くならないように頑張ろう。
「無事に帰る」
「それだけじゃないよ。まったく」
「へへ」
もう少し笑いあったらあたしが地上へ続いた。
要塞の上までの階段を登り終えるとともにいい景色に歓迎された。
飛行船二隻がそよ風にゆらゆら揺れる。
後ろの黒い空と淡く光る要塞と飛行船がよく対照し、綺麗な絵を描く。
この世界では写真機が存在できないのは本当に残念だな〜。
飛行船が果実から出来てるからぼこぼこに見える。皮革に覆われる一隻の下半身と上半の大半が果実の緑に近い緑で、上半の一部が赤い皮革に覆われる。果実の間から突出する尾翼は赤いんだ。元の国の飛行船だね。
青の国の一隻は上が青と下が白くて、こっちの尾翼も赤いんだ。
各一隻の七十六個の果実が切り結合され、四列が正方形にされると十九果実長く続く。
飛行船の果実が切らなかったら全高と全幅が十二メートルくらいで、全長が百十五メートルくらいはずだけど、果実が切られて結合されるんだから全幅と全高が九メートルくらいに、全長が六十五メートルくらいしかない。
同時に、七十六個の果実個の果実の浮揚力が十トンくらいを浮かべるはずが、果実を合わせると中に人が入るために果実が切り取られたことではこの飛行船が五トンくらいしか浮かべなくなった。
二隻は似合うんだな。
前から見ると青の国の飛行船は四十五度傾いたけど。
面白くて、かっけ〜。
ほしいな。
一隻でもいいよ。
まあ、手に入れるまでに観客として楽しもう。
あたしの前のこちらに向いた一隻はエルフの飛行船で、兵士を運ぶために戦いに使われる技術が搭載されるかも。
右の一隻は元の国の使者等に使われるからここにある飛行船の中で一番豪奢だろ。
まあ、その飛行船の側の扉は他のことも示すね。
あっ、あたしの左に他の停止した飛行船がある。
それに珍しいやつだ。
新しい技術を使うからあそこに停止したんだだ。
地平線のおかげで飛行船の上部しか見えないが、前に地上に来た時にあそこに起こる作業に働く労働者達と話したことがあるから何がされるかよく分かる。
それは、燃料として使われる魔エネルギーに満たされた果実が搭載されてるんだ。
もちろん、その果実における浮揚力の上昇を埋め合うための底荷も搭載されてる。
一緒にの両方ともが空気の密度と同じだから地球のブラウガスみたいんだね。
飛行船の燃料の密度が高いならば消費の時に軽い空気に代わられて、飛行船が上がるようになる。確かに、雨が降る時なら燃料を水にも代えられるんだが、この世界に雨がないよ。
その他に、燃料が空気の密度だったら飛行船の重量の管理が簡単になる。それがブラウガスだったんだ。
でも、燃料が空気の密度以下ならば燃料を消費すると共に飛行船が降りる。それを補うための底荷と合わせたら、高度をもっと細かく操作できるようになる。
つまり、この飛行船の空気の密度以下の燃料として使われる果実と底荷が二つに分けられるんだから高度の操作がうまく行ける。
底荷を落とさない間に果実の密度を減ると飛行船が降りる一方、浮揚力が落ちるより早く底荷を落とすと飛行船が上がるんだ。
実際的には複雑な技術で、難しい操作が必要だけどね。
まあ、魔術的な解決があるからあたしには問題なし。
その飛行船を近くから見たかったが、すぐに飛行船がまた上昇し、前線までの旅を続けた。
早く起きたね、その飛行船の船員。
「ヤグアラウナですね。乗る前に秤に来てくださいますか」
隣の秤で彩りの砂利を量るエルフがあたしを呼んだ。
[はーい」
飛行船に入る前にはもちろん、飛行船の砂の底荷と引き換えるように秤であたしを量るようになった。
大体は人が量られなくても、平均の重量が一応分かられるからそんなに問題じゃないと聞いたことがあるが、子供の重量が分からないからあたしを量ろうと思ったかもね。
この大きさの飛行船では十五キロの差で二十メートルくらいの高度の差になるからちゃんと注意しないといけない。
地球だったら、同じ高度の差があるようには十一キロくらいの差だったけ。
これは地球のような大きな球体じゃなくて十六キロの直径の円柱形だから大気の密度の変化がもっと激しくなると思われるが、そうじゃない。
どうかな。
まあ、飛行船が安定に泊まるにはたくさんの鎖などが飛行船から大地まで降りることでて数十キロくらいの差があっても高度がそんなに変わらないようになる。だって、あたしが乗ったら飛行船が降りる一方、同時に地上に重量を任せる鎖は飛行船を軽くする。これで飛行船の高度が少ししか変わらないんだ。
飛行船をもっと大きくしたらその問題が減るんだけど、最も使われる構造では他の問題が生じるからこれ以上大きく作られないんだ。
あたしはその問題解決したけど。
飛行船の船員が手早く手続きを終えた。
出入りする重さの計算が重要な仕事だしね。
重さだけじゃなくて、重さがどこにあるか考慮しないと問題になるからなんだ。
ちょっと覗いたら、船員の石板によるとこの飛行船の幹での最大離陸重量が約六千ス以上だ。飛行船の重量を除くと積載できる重量は六千スくらいだけど、その二割は乗員の重量みたいんだね。
いい情報を手に入れたな。
読む間にできるだけ書いちゃった。
「では、こちらへどうぞ。ヤグアラウナさんの部屋が準備されたんだ」
来た〜。
ついに飛行船に入る。
船員の言葉で興奮して、あたしが身体強化をもって船員の後ろに一瞬の内に移動した。
魔法も重ねて、体に下への力もかける。速く走るにはそんなことが必要で、摩擦力が低いからなおさらだ。
誰も気づいてなかくてよかった。
まあ。見ても問題ね〜よっ。
飛行船の扉まで行くために飛行船の側を歩く。
近くから見ると各果実が大きね。
触りたいの。
「少しお待ちくださいませ」
そういう船員が飛行船に入るための橋に踏むと飛行船が織りかけた。それを停止するには飛行船から降りる鎖と重い橋もすぐに床についたから飛行船が数センチしか降りられなかったんだ。
そんなことを気にせずに船員があそこにある数重りを外に置いたら飛行船がまた上がる。
「お待ちしておりました。こちへどうぞ」
手招く方向にある橋に踏み出した。
要塞から飛行船までの橋の下の床は十メートル以上に下にある。
わくわく。
もういい風が感じる。
飛行船に踏んだら硬いい床だ。それなのにあたしの各一歩で飛行船の上下の動きも感じる。
すごいだよ。
そう考えながら飛行船の果実に掘られた廊下を進む。白い皮革に覆われた壁と天井と暗い青い床の幾何的な模様のあるの廊下だから向こう側の果実と部屋が遮られる。
「この部屋です。出発にはまだ少しかかりますが」
あっ。着いた。
『ありがと。飛行船を動かすに魔力を捧げないといけないか』
『それは結構です』
あたしがエルフ語で返したら彼もエルグ語に変えた。
あそこにいる限り彼らの言語を試したい。
それに、あたしの魔エネルギーが要らないなら、飛行船が心臓の粉を消費して飛ぶだろう。
つまり、果実の魔エネルギーを消費するに変換されなかったね。
『では、部屋から出ていいか』
『出発したらの展望室が開かれます」
『わかった。それに、どこで魔法防止があるかな』
あたしの魔法が止めないようにちゃんっと尋ねばないと。
『床と壁だけです。寝台にはないんですけど、寝る時に寝台の隣に置かれる魔法防止の皮革を使ってくださいませ』
寝ようとしたら、魔法防止に包まれる寝たほうが安全だね。半睡半醒の時に間違って魔法をかけたら危ないんだから。
あたしにそんな危険なことがまだ怒らなかったのは喜ばしい。
その他に壁に触ってないようにしよう。扉の取っ手にも魔法防止が普通にはないから、裸足で床に踏まない限りにあたしの作動中の魔術は停止されてない。
『ありがと』
船員が出る一方、あたしが部屋に入る。
大きな寝台の他に机とかしかないんだね。
飛行船の中で乗客にも寝台があるなんて豪華な飛行船だよ。
前線に人を連れて行く飛行船では皆床に座るって普通みたいんだから。
机もめったにないことだ。
あたしが飛行船ちゃんのだきまくらから魔石板を取り、机に置くと飛行船の状態を示す魔術を開いた。
これで、あたしが入力した飛行船の情報のおかげで立体的な模型と状態を監視できるんだけど、今はただ風にゆらゆら揺れると感知された情報が示す。
出発するまでにあたしが寝台で飛行船ちゃんを抱きしめながら魔石板通りに読むことにしたんだ。
もちろ、あしが壁に触らないように壁から離れた所に身体を預けた。
突然トントンと扉が叩かれた。
『はーい』
『すぐに出発します。安全のために少々座ってくださいませ』
『わかった』
その言葉にあたしが机に戻ると飛行船ちゃんにあった魔道具の飛行船の像を机に置く。魔道具をつくには手を魔道具に接触すると腕輪から血の糸で腕輪と魔道具を繋ぐ。
では、寝台に戻ると魔道具からくる位置の情報とあたしが作成したのこの飛行船の模型を一緒にするとあたしが握る魔石板に今の飛行船の状況を眺める。
最初は揺れることしかなかったけど、直ぐに鎖が外されかけたことで飛行船が軽くなって、上がりはじめたんだ。
外が見なくても飛行船の像の魔道具の感知器がよく飛行船の状態を報告してくる。ま道具が空気圧と空気の密度を測れるから高度以外に飛行船の密度も推測できる。
全部の鎖外された時に飛行船が五十メートルの高度くらいまで上がった。
下りた鎖の最後の部分が軽かったから飛行船が弾まずにいい高度に着いた。それから前へ進みかけたんだ。
六点五メートル毎秒の最高速度を達成するまでには半分がかかる。前方面の面表と悪い抗力係数を前から一応計算したから、新しく手に入れた加速の情報と合わせて飛行船を押す出力が六千ワット以上だろ。でも、効率を考えたら、桶がその倍の出力を出してる。
どうしても高出力じゃないんだけど、この遅い風ではそれ以上は無駄遣いになる。
だーって、人の心臓の粉は人の魔エネルギーを蓄えるために保存されることになるから、消費できる心臓の粉はただ怪物から来たやつだ。でも、あたしの教会で見つけた情報に基づいた計算によると怪物の心臓の粉の大半は砲弾を撃つに消費されて、残った分はできるだけ戦いに備えるために保存されるようになるが、飛行船を動かすには残ったの半分くらいが消費される。
それ以上飛行船に使う必要はないね。
飛行船の遅く飛ぶ理由は悪い抗力係数の他に、速く飛べば飛ぶほどに限定のエネルギーの消費が激しくなるからだ。つまり、今の速度は原料の不足などに原因を持ってる。
そのためにも先見た果実の魔エネルギーを消費する飛行船の技術が開発されたんだ。
でも果実だけ燃料として使うでは途中で果実を満たさないといけないこともあるね。
えっ。
飛行船がこの高度を維持続けると思ったら、また上がってる。つまり、底荷の砂を落とすだろ。
後に降りるにはどうする?
鎖についた桶で地上からの砂を上げるのは可能だけど、安全のためにそんなことに頼らないんだ。
果実の中の魔エネルギーを吸って返すには緑色の心臓の粉が必要だけど、それは高くて普通は飛行船にない方法だ。
まあ、青の国に余る緑の心臓の粉だったら出来るけど。
それにしても失ったらどうする?
飛行船を降りるには後に少しの果実を切り飛ばせたほうが安全で、安いだけど。
果実の中の魔エネルギーを消費して、果実が縮まることもある。でも、後に天気の変化のおかげで早く浮揚力が必要であったら貴重な貨物を飛行船から落とさないといけないことがあるからそれも必須でなければ使わらないんだ。
縮まる果実は飛行船の構造に悪い事もあると思うが、この飛行船の構造にはあたしの作りたい構造より楽だと思う。
後にちゃんと何が起こるか調べるべきものなんだね。
それに数分後に上昇がついに止まったね。
百メートルの高度で最初から飛ぶのは普通の白の国の飛行船で見えないことだが、どうかなね。
そう考える間にあたしが感知器から得た情報を確認すると間違いなく上昇が三分くらいかかった。
うむ。
心臓の粉を魔エネルギーで満たしたり、魔エネルギーを外したりするには三分くらいかかるからこの飛行船が緑の心臓の粉に果実からの魔エネルギーの少しをうつした可能性が高い。
謎を解決した〜。
多分。
では、部屋から出ていいかな。
すぐに外へ出よう。
廊下に誰もいないから壁に描いた絵を見ながら飛行船の中央までまで歩くと出入り口の向こうにある階段を上る。
階段も硬いんだな。
両方の階の床も固くて、下の階の壁で固く繋がってる。
それなのにその全部の飛行船の床と壁は十キロに達しなくてもおかしくないよ。
高いだとしても飛行船の効率を大分上げるのは心強い。
すぐに展望室に到着すると窓へぴょんぴょんと行く。
あっ。
飛行船の中でぴょんぴょんするのはちょっと危ないんだけどね。
跳ねるたびに床が下へ押されて、すぐにまた上がろうとする。そうするとあたしが着陸するときに床が動いたみたいんだ。
数ミリであっても分かる差だな。
面白い。
手に入れる果実でこの五倍の重量を持つ飛行船を作れるからあっちでぴょんぴょんしていいかな。
構造も違いからわかんない。
そう思いながら窓に到着した。
窓は小さなもので、今は閉じられるが、あたしがそれを開くと外が目に入る。
硝子などなくて、ただ果実に開いた穴だ。これから地上が見える。
監視台の一つの近くに部隊の一つが歩くとか、土に生える木とかm見る。早くて、要塞から離れるから採掘者がいないけど。
少しの肉を口に運ぶとそのまま外の景色を見る間に人が来て、後ろから面白い話があたしの耳に届いたんだ。
『本当に怪獣への襲撃を停止するか』
『砲弾が大分足りない。数年前から採掘者が石の売りを停止したみたいんだ』
『えっ?どういうこと?』
『聞いたことによるとだけど、この幹のたくさんの町で採掘者が協同組合っていう組織として一緒に働くようになったんだ。でも、砲弾が余るから石の値段が低くなったって理由で石を拾い止めた』
『我らの石は?』
『それも渡されなかった』
『なんで。モルビシャバらが値段を上げたくなかったか』
『そう。すぐに採掘者が黒貨を求めて、石をまた売るんだなって考えで隣の町から予備の砲弾を買ったんだけど、予備の砲弾もなくなりそうなのに採掘者がまだ石を売ってない』
『そうだな。我が土の砲弾では間に合うだろう』
『そうだけど、そんなに多くの砲弾を消費したくなかったが』
『土の防御に備えたほうが安全だな。それにしても全部の砲弾が直ぐに必要じゃないはずだから送って戻すことがまだ出来る』
『そう』
ちゃんと払わないのに全部が欲しいなんて行儀悪いよ。
逆だったら払われずに何も渡さないと自覚は持ってないか。
でも、あたしが町に戻る時にこの状況がどうなるかな。
皆に任せたよ。




