労働条件の改良
「元気だね〜、ヤ」
「お〜。息子はどう?」
「よく走るよ〜。地上では手放せない」
ジャチコエがそう言いながら指差しで速度を示す。
はやいな、この子。
「大変だね。でも健やかに育てるのは何よりだ」
「ね〜」
そんなジャチコエの笑顔は心強い。
あたしも頑張る。
ジャチコエとの話の後に他の皆と挨拶する。
ジャチコエの協同組合とゴイアスの他に、他の協同組合の代表者と各協同組合の二人の労働者も一緒だ。この労働者の全員は選挙でここにいるために選ばれたんだ。
労働者が他人に重要な選択を任せただけなら、労働者が盗られない未来はないね。
慎重に行き続こう。それに皆を会議室に誘う。
長くない話になると思うけど、念のために早く始めようね。
木の多いが見える綺麗な景色が壁に塗られた会議室に皆がすぐに座るとあたしが口を開く。
「あたしが初めていいか」
他の九人が賛成だ。
「この事業はあたしと関係ある事業と統一する。だから全事業に働く皆は同じくらいの給料を得ることにしたい。食堂とか、採掘の仕事とか、子供を担当する人も同じくらいの給料を得ることになる。もちろん、今以上の給料を保証する。それに全事業に働く者の子供はどこでも働かせない」
「それはいい」
「それは賛成だ〜。妊娠の家族も支払われるね」
ジャチコエの質問にあたしが皆に説明する。
「採掘ための魔道具を労働者達に渡すには最初の一、二年の全事業と一緒の得られる黒貨の半分は前に作った計画によっては事業を拡張するに使われる。拡張と給料の詳細などは後に選挙される労働者とか直接選挙によってとかで決めるのだ」
「ちょっとまって、魔道具を渡してくれるか」
ゴイアスが大分驚いた顔で大声で尋ねてきた。
「そうじゃよ。労働者全員一緒に働くように魔道具などの生産手段が皆で分け合われるのがこの共産の組織の前提だ」
三人目の代表者の言葉にゴイアスが頷く。
「皆労働者仲間だよ〜」
「言おうとしたとおりに事業の拡張ための半分以外は労働者達が会議と選挙で決めるべきだから、あたしにも皆と同じの一票と説得の権力しかないね」
ジャチコエの後にあたしが説明を続いた。
「そうだったのか」
考え深いゴヤスを見守ると三目の代表者が話を続けた。
「ゴイアスはわしとジャチコエの協同組合で前もって決めたことを聞くか」
彼らが決めたのは労働者で分け合われる黒貨黒貨の最初は食事と原料を買うために使われる。何かが欲しかったら人を雇用するも可能だ。
次の黒貨は治癒と非常の時に少し貯める予定だ。学校とかための黒貨も払われるね。
残ったのは労働者と働けない人で分け合う。前のあたしの提案によっては仕事に学ぶ必要がある人にも勉強中での給料を支払うつもりだ。子供とかにも少し渡したいの。
これでゴイアスと自分の協同組合の他の二人が頷きあったら、ゴイアスが決意を顔に口を開いた。
「我が組合でしたかったこととそんなに変わらないから賛成だ」
「その分は選挙でちゃんと決めるまでに任せたよ。それに最初の数十日は食事の買いに集中するね」
念のためにあたしが事情を確認することにした。
「その通りだ。魔道具で採掘される黒い石の量が大分上がるから、食事を売る人達は食事の値段を上げるしか見えない。だから密かに黒貨を保って、この値段で将来の生産される食事を契約で確保したいと思うのだ」
「値段が上がったら他のたくさんの町から食事を買うことでここの値段を下げようとする〜」
あたしが知ったことだから、三人目の代表者がゴイアスに向かって説明したんだ。
「分かった。そのほうが青い石の協同組合にもいいんだ」
ゴヤスの真面目な言葉にあたしが続く。
「では、最初は黒貨の半分だけじゃなくて、全部くらいを食事の買いに使おう。それに数日後にあたしが飛行船を手に入れる予定だから他の町からの運搬などに務める」
「もう飛行船を手に入れるか。よかったな、ヤ」
こっちに笑ったジャチコエにあたしも笑顔を返す。
全部順調に勧めるね。
「これから仕事を始めようか。ジャチコエに労働者の登録を任せていいかな」
「いいよ。この二人も手伝ってくれる」
ジャチコエの賛成に彼女と一緒に来たの二人の証人も頷いた。
それであたしが棚にある魔石板三枚を三人に渡す。まあ、あたしがそれを手に取った時に血が入れなかったから、画面になる貴重な血と他の色の皮革を密かに石板に入れたから石板を魔石板にした。
貴重な血を使わずにこんな閉鎖された球体に保存するのは出来なかったことね。
それに、血を石板に入れた時に魔算機の魔術も書いた。今回は各魔石板が労働者の情報を登録するためにした。ネットがないから各魔石板に登録された情報は後に結合されて、給料の制度とかで使用される。
皆に店の札のような札を渡して、採掘の魔道具の機械の働いた時間を登録するためにも使われる。
もちろん、札をなくなったら金もなくならないように情報が店とか、機械に保存される。だから登録される金をちゃんと使えるには店と機械を繋がないといけないんだ。
「追加してって書いた所に触ったら必要な情報が求められる。この信号のある情報は必要不可欠な情報で、入力しないと登録を完了できない。次の情報は入力できればいいんだけど、出来ない場合も多く出る。最後の求められた情報は今必要ではないからあたしが隠したことで気にしないでね」
二人の証人がすぐに頷いたからジャチコエの魔石板とかがもう知ってたからかな。
とにかく、ジャチコエが広間に歓迎を準備に行ったら、あたしが隣の間から台を取りに行った。念の為に他の魔石板を作って、札も町全員ほどに準備したんだ。
本当にいつ戻れるかわかんなくてね。
全部が整えた時に労働者達が現れ始めた。
あたしも皆を手伝おう。
では、登録を始めよう。
それにその最初の登録される人は。
「可愛い息子だね。もう大きいじゃないか」
「「そうだな〜」」
前に立つジャチコエの夫っていうモンドクとあたしの隣りに座ってるジャチコエも同時に同じことを言った。
可愛い夫婦じゃん。
「今日は二人は働くか。子供をどうする?」
「働くよ、でも他の子供もいるから数人は子達を担当する」
「この広間に遊んでさせていいか」
ジャチコエの質問にあたしが一つの扉を指差す。
「あそこに学校を作ろうと思ったの。子供が遊べる部屋もあるからあそこに遊んでもらおう。協同組合の他の子全部も呼んでいいよ」
最後の一部分は近くに立った子達に向いたのだ。彼らは興味深そうに見えるな。
「分かった〜」
それから、次の半時間で労働者達の名前、家族、住所とかを書いたら、札の一枚を魔石板に入れると札の持ち主を登録する。
数人を登録したらあたしが一時に席を出て、数人を外に導いた。手に石を持ってたことで洞窟に出ると球体の入口の近くに改札口を作ることになった。
改札口を作るには魔術で石を数枚の石板に切るとそれを改札口の形に作り上げた。魔法が二センチ以遠に効かないから血の糸が物事を導きながらだ。
「これがここにあったか」
「ないと思うよ」
労働者達がまだ球体の中から出てこなかった間に改札口を作ったから誰もあたしの魔法を見なかったね。
「ヤグアラウナだったね」
まあ。あたしを知ってる人もあったからそんな呟きがあたしの耳についたけど。
聞かなかったふりをして、皆に手続きを教える。
「仕事に着いた時にこの小さな門を通さないといけない。でも、これを開くには札が必要だ」
そう言うと皆に説明する。
札を入れる時に改札口の画面に名前と時間とかが現れたら、たくさんの人達が驚いた。
イビリを機械に残した時に彼を機械に繋いで、機械を完全にこっちにも繋いだ。そんなことしたから改札口の魔術が働いてる。
数人が改札口を通ったら、次にくる人達に教えるように一人をこっちに残した。
他の労働者達は制服を着るようにつれていった。札を使うことで制服を手に入れて、着替えると自分の服を置くための所も準備した。
自分の家で着替えたい人もいるんだろ。でも、こっちにもそんなところを準備しないと人達の制服を着るの時間を奪うと同じだ。
それから、全員がジャチコエ達が前に準備した制服に着替えることを待つことになった。
最初の数日に採掘される黒い石を新しい制服を買うために使う必要があるね。町の全員をここに働きたいから。
最後の労働者達が集める間にすべきことを確認するとついにあたしが口を開いた。
「では、仕事の所まで降りようか」
「洞窟がこんなに深く進んだか?知らなかった」
「これは大きな門だね、町より通りやすい」
「こんな綺麗な絵は上の球体より綺麗」
「家の壁で塗れた絵と比べられない。真実として見える」
「でもおかしいよ。変な青い空の外にいるみたいんだ」
皆の話を聞きながらすぐに機械に着いた。
「これが採掘ための魔道具だ。前へ進んで、座ってください。座ったら魔術と繋がれるから注意してね。心臓の粉を買うまでにそのままで続けるしかないんだ」
混雑だからちょっと座り難いだけど、座れた労働者達は他人を手伝っていくからすぐに皆が座った。
「では、仕事を始めるには自分の札を入れるとその隣りにある道具を取ってください」
「これで粉を取るか」
「そうみたいな。少しの粉が取れる」
「手で取るよりまし」
効率良い魔道具も発達したんだけど、猟師に働く人に機械が壊されるのを回避するために最初は労働者達を魔術に繋がりたくないね。だからすぐに繋がりを停止するようにイビりに言ったんだ。
「その通りだよ。取った粉を手に置いて、望む粉を側の穴に落ちると望まない粉は大きな穴に落ちるといい」
あたしが説明する前にイビリが説明したんだ。
選挙までは部長として働いてもらうだから彼に任せたほうがいいな。
「穴の近くに書いた文字を読めない人には、文字の色は穴がいただく粉の色だ。白い穴は砂を落とすためで、黒い粉をいただく穴は灰色だ」
超薄くても黒い石を使わないほうがもんだいにならないはずだ。ここに黒い石があるっての情報が出たら愚か者が奪おうとする可能性が高く見える。
「でもどうして砂が流れる板がこんな風?」
流れる砂を取るのは難しいから、魔道具の板を発達しなくてなれなかった。
「その板には砂が各斜め凹みを満たして、砂が止めた間に粉の中を探すことが出来る。流れる砂に棒とか、手でも粉を取るのが簡単じゃなかったからね」
「「おーー」」
「さすが黒猫様」
「あっ。何かあったー」
一人の慌てた言葉にあたしが説明を続く。
「砂に満ちた凹みの下に触ると板のその凹みと左の全部の凹みの砂も落とされて、新しく満たされる。だから左から採掘してみてね」
「黒あった」
あたしの言いたいことが終わるとそんな言葉が出た。
「この緑はわかんないよ」
もう皆が慎重に働いてる。
直ぐに皆の給料も上げられるだろ。
「緑の場合は取っていいよ、一人を全部の緑色の粉を木の緑色か確かめるように頼もう」
採掘者が欲しい色の粉を探す時に黒い石のような石がないから黒い粉が明確だ。その逆に木の緑と褐色の石の色とかは他の緑と褐色の石とそんなに変わらないから見分けづらい。だから後に他人に更にの選別を任せると得られる金も上がる。
「安心できるねー」
「本当に。砂が早く流れないからほしい粉を失わなさそうだ」
「絶えずに魔力を出さないといけないのは疲れないかな」
「何言うんだよ。絶えずに砂を運ぶよりましいんだぜ」
「「ははは」」
休んでいいんだよ。
そのまま元気で話し続けながらもう少し皆を手伝う。
皆嬉しいだから何よりだ。
それから後を彼らに任せる。
全部がうまく行くから子供が遊ぶ所まで行くことにした。
球体に入る前に外から子供達が開いた改札口を通り抜いてきた。
たくさんの子供が来るね。部屋を大きくしてよかった。それに他の働きたい人も登録されるみたいんだ。
事業はもうすごく進める。
ついに部屋に入ったら前に魔道具を渡した子達が直ぐにあたしに来た。
彼らの後ろに子供も多いね。三つの協同組合からの子供全部くらいが来たかも。
「ヤ様、できた」
今はヤ様か。
こっちに来た彼らの親達数人がそれを無礼だと思ったみたい。でも、あたしは構わない。
「ヤでいいよ。全部はこっちに?」
あたしが隣りに置いた魔道具を触る間にそう尋ねる。皆ワイワイと全部だと言いながらあたしの腕輪に来た情報もそれを保証した。
「よく出来たね。それにこっちに遊んでいいだけど、親の監視がないと危ないよ。いい?」
「はい」
「そう」
低い声しか戻らなかったが、隣りにいる親達が強く頷いたから問題はなさそうだ。
「では、後に魔法の授業を教えるから興味あればどうぞ」
「「おーー」」
「まなびたい」
「魔法はすごい」
騒ぐ子達がまた遊びに戻ったか、大人達と話そう。
「ヤグアラウナ様、すみません。子供達が床の砂を無ざまにした」
あたしがもう少し歩いたら母親の一人が近づいた。
前に砂が綺麗な絵を描いたのに、子供達が砂に走って、砂で遊んだことで絵が見えなくなった。でも、この砂を魔術の試験で使ったからどんな粉にもその粉の色の情報などが書かれて、誰もが見ない間にどんな絵にでもなるように砂の粉を動ける。
「遊ぶのために出来た砂だから大丈夫だよ」
あたしが母親に微笑むと赤ん坊と一緒に砂に座った他の若い母親があたしを開いた目で覗いてきたことに気づいた。
「何か問題があるか」
「いいえ。でも、どうしてこの砂が違うか?普通の砂で子供が転んだら危険だけど、ここはそんなに悪くない」
「それは秘密だけど、よく気づいたね。これからも子供の安全のために働かないか」
「こんな私でもそんな仕事をできるか。ああ、すみません」
途中で赤ん坊があたしの尻尾を取ろうとしたことで母親が自分の子を抑えた。
「ははは。大丈夫よ。尻尾のある人はめったにいないから、興味が惹かれちゃただけだ。二人とも楽しく続いたらそれでけでいいよ」
「はい」
こちらに微笑む母親にその赤ん坊も微笑んだ。
かわいい。
あたしが尻尾を赤ん坊の方向へ動けると赤ん坊がまた取ろうとした。
「かわいい子だね」
「ありがとう」
「では、お名前は?」
「えっと……」
彼女の名前を魔石板に入力すると後にその魔石版を機械か、改札口に触ることで情報が正しい人に見せられる。
「後に誰かが連絡する。今あそこに子供の授業を始めるから興味あれべ見に行ってね」
他のここにいる親達と話したら授業を始める。
あたしが子供の遊ぶ部屋の隅に行くと子供を呼ぶ。
「魔法を勉強したい皆さんはこっちに来てくださ〜い」
魔法に興味がなかっても他人に連れられて全員の子供があたしの周りに直ちにやって来た。
「皆興味深いだね。では」
その言葉にあたしが血の魔術を発動する。隣に置かれた玩具にした石板に血が行くと石板を黒板に作り直した。黒板と言ったけど、まだ白い石板だけだからあたしの腕輪に嵌った一黒貨を魔術で少し削ったことで石板の表面を覆うようにした。
「「わああ」」
それから石板を前と裏に切って、その中に血を超細く敷くと血の中の彩りの皮革の破片を画面として石に接着する。もちろん、血が落ちないように切った石板をまた閉じる。
「「「わああ」」」
画面が着くことで子供達も大人達も驚いた。
画面に学校という文字が自動に現れて、画面に遅く動く。
あたしが皆を眺める間に皆が画面に動く言葉を眺める。言葉が一側に弾むとともに色が変わるとまた人達の声が上がる。
「これは魔術だ。たくさんの魔術だ。魔術について学びたい者は手を上げてください」
「「ぼくー」」
「「わたしー」」
「おれもー」
大勢の声が上がった。
大人も声を上げたね。
「この魔術はどう思うか」
「「すげー」」
「これが魔術?」
「どう働くの?」
「他の言葉を書いてもいいかな」
「出来るよ。これはどうだい?」
あたしが隠しから魔石板を取って弄ったら、学校って書いた言葉を魔術っていう言葉へ変えた。
「「おお」」
「もっと早くにして」
ワイワイがもう少し続いたら子達がほしいことを言い始めた。
「色をもっと変えられるか」
「弾めないでよ」
「かいぶみたい」
小さな子供も提案を上げてきてかわいいよ。
「言葉を怪物に変えようか」
そう言って、あたしが言葉を怪物の言葉に変えなくて、怪物の画像に変える。
「「おー」」
「へんなかいぶつだ〜」
「飛んでる。こわー」
「でも怪物っぽくの動きじゃないね。ちょっと待って」
とそれを言うと怪物の動きを変えることにした。これで怪物が左に現れて右に続く。もちろん、他の怪物も追加したんだ。
「怪物が動くぞ」
「誰もいない助かった」
誰かの子供のそんな言葉に笑いが広がった。
皆の提案を魔術に追加すると最初から大分変わったね。
では、今は砂丘と空も追加して、最後に画面の右に飛行船を飛びさせる。
「ひこうせんが来たー」
あたしが画面を眺めると子供達もそこに目を釘づけた。その時に他の怪物が左に現れる。
「「わああ」」
「「「怪物だ」」」
「怪物とぶつかるよお」
「どうなるかな」
とあたしの言葉にわいわいが続く。
「動けえ」
「上ってください飛行船さんー」
そこであたしが飛行船を上げた。
「「うああ」」
「怪物が逃げた〜」
「またの怪物ー」
「「下に行け〜」」
新たに現れた怪物から逃げるために皆が降りるように叫んだ。あたしがそうするとまた二つの怪物が来る。
「「動かないで」」
今回は飛行船の高度を守ると怪物が上下を超える。
はしゃぐ子達と遊びながら時間が経った。
「では、魔術が出来たい者はいますか」
「「「おおお」」」
「読めないといけないから、読めない子達はこの先生と行ってください」
地球と違って、この世界では高い識字率のほうが望ましいことだ。だって、空想と違って魔術ができるには普遍な魔術語などが必要じゃなくて、魔術の支持が書ければと魔術を発動する人がそれを読めればどんな言語でもいい。
権限のある者達は確かに庶民に魔術を教えたくないんだ。でも、意志がある限り人だけで魔法をかけることが可能だから、魔道具が使えたり、大規模魔法に参加したりするように人に読み書きが教えられる。
それに、魔道具の魔術が読めるようになると魔道具で庶民の意志を最小限まで尽くさせることが出来るようになって、権限のある者に安全と思われる。
そんなことがあって、あたしの歳くらいの子供達は全員読めるくらいはできる、でも……
「この問題を解ける人はいるか」
次々とあたしが数学の問題を黒板に表すと子供達の分かる範囲を把握出来た。累乗の分かる人が少ないいるからあたしは利子と世代的な借金の問題について話しながら数学を教えるつもりだ。
協同組合で子供を読めるように教えたことがあった大人達と若い子をこっちに残して、あたしがあたしより歳上の男子女子を連れると他の部屋に数学を教えることにした。
他の授業で二人で教えるから、あたしと大人達との話で他の大人もあたしと教えることになった。
「黒猫ちゃんが授業を教えるか」
「まるで姫様みたいんだね」
「そうそう」
「じゅーぎょう始めるよ〜」
「「ハーイ」」
話し合う子達を上回る声で授業を始める。
「先生、もう魔術をするか」
「まだ早いよ。基礎から始まる」
皆を教える間に数回は仕事についてのことも尋ねられたが、仕事を大体放置してもよく進めた。
「よく学んだか」
「はい。父さんの借金の払い方について学んだ。今年でも全部払われると言ったんだ」
「それはいいな」
「こっちはどうだったかい」
「子達がたくさん遊んでから歴史についての本も読まれたよ。組合よりもたくさんの本があるから後に誰でも読んでいい。二人が嬉しくないわけない」
「二人の顔からして疲れたんだけど」
「本当にたくさん遊んだね。で、聞いてあなた。わたし達が食事を安く渡されるが、黒貨が必要であれば支払ってもらえそうだ。その他の素晴らしいことも聞いたが……」
「今日の生産できた量からして給料は普通の数倍以上になるよ。最初は食事と営業を払うために給料は今日と同じだけど、全員が仕事をこなせるようになったら一日で地上の五倍になるって皆が分かった」
「払わなかったらどうする?」
「連中と話したんだよ。こいつらは素晴らしい機械をもっても、人がいなかったら粉を選別できない。こいつらが機械を他の町に移さないように全員で組むしかないよ」
必要な仕事をする人はちゃんと報われないといけない。
まあ、作りたい社会で採掘の仕事もそんなに必要ではないから、経済が今までなかったことになるね〜。
人の話を聞きながら広間へ出た。
今は店にあるあたしの物を取ろうとする。
「労働者達への知らせ。妊婦か小さな子供を持つ親達は働かなくてもいいから、詳細は受付で伺ってくださいませ」
洞窟の中でいい声の労働者の声が報告を述べた。前に記録された声が自動的に洞窟に響く。ちゃんと労働者達に重要な情報を報告しないといけないんだからね。
労働者達の登録が大分上がるのはあたしが戻ってからかな。その前かな。
大分の採掘者が来たら採掘者ではない人も来るかも。それからはどうなるかなー。
皆さんも楽しいことを勉強していますか?自分の仕事の環境と給料を改良してみますか?
皆応援していますよ。