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商談、その二

アイイラから少しお持て成しを教われて、肉も勘定場の魔道具にも入れた。もちろん、肉と果実と味付けが似合うかどうか試した後に。後はもっと似合うものを探そう。


そうするとすぐに店を開く時になった。


戸を開いて外に看板を置く。今は待つだけだ。


倉庫に六千人分の飯くらいがあるから、よく売れば十日内に売り切れる。


でも、その量はこの町の八日間の生産量だ。だから消費が生産を追いつかない間にこの町だけじゃなくて、隣の町の生産も手に入れたほうがいいな。


隣の町の果実の生産を買うには女子達を頼んだからあたしが何もしなくても問題が解ける。詳細はアイイラに任せたらいいだけだ。


その逆に輸送の指揮はあたしが取り見せるよ。


それに加えて、味付けを肉にかけることもできるから、肉の市場にも手を出さないといけない。肉と果実の市場に関われたくなら、既得権益と関わらずにすまないが、計画通りだからいい。


まあ、よく稼げそうだね。


誰かがここまでの美味しい結果を出すことができるまでに、売ることに専念したほうが計画になる。


そのまま計画について考える間に最初の客さんが入ってきた。


「いらっしゃいませ」


「ここが聞いた新しい食堂だな。小さいだけどよく整えている」


「ありがとうございます。食卓を自由にどうぞ。それとも、持ち帰りでしたら受け取ります」


入ってきたのは本教会の主であってこの町の町長におけるのモルビシャバと昨日に会った女猟師だ。


いい最初の客さんだな。


アイイラに任せて、勘定場に何かの用をすることすると話を聞く。


「果実と謎の肉に味付もあります。どうかな」


「そうじゃね。どんな味付けかな。果実と味付を一つ」


「わたくしはこの店の勧めの味見の盤を一つください」


お客さんが食卓に塗られた献立から注文をしたら、アイイラがこちらに来た。あたしも注文を聞いたから食卓の番号を選択し、画面に注文を入力した。その間にカウアンニがあたしの側から見習う。


アイイラが勘定の上に載せられた盤とお椀を手に取って、客さんに戻る。


味見の盤は果実がチョコレートの盤のように易く切れるための凹みがあって、各部分が違い味で味付けられてる。


それに、お椀に盛れる果実は米の粒のように切られて、を椀も果実でできているから食用でもある。


おにぎりの形も作りたかったが、粘りの何かがないからいい結果を出せなかったと思う。


「早いですね」


「うん。でも、本当にうまいだか?ちょっと。椀と蓋も食えるか」


全部の色が同じ果実の緑色だから一目で分かった。


「はい。全部は食べ物でできています」


「こんな薄くて細かく彫られた食用の椀は始めて見た。表面に祖王の飛行船もあるな」


魔法で自動的に果実を同じのお椀の形に切るには血があれば誰でも出来るんだけど、誰にも使える機会がまだなかったかもね。金持ちは黒いお椀を使うだろ


少し飯を眺めたら、二人ともが手で摘んで口に運ぶ。


食器を使う国もあるだけど、ここは手で食べることが主だ。病気どころか体液までがそんなにないから問題なしね。


二人が食べる間に他の客さんも着いてきた。


「ああ。モルビシャバも来たか」


「団長だな。一緒に座ってくるか」


「まあ、よかろう」


昨日見た青の国の猟師が、前に見た元の国の誰かの肩を叩いたエルフっていう団長を伴ってモルビシャバの食卓に座る。


少し緊張したか、アイイラが二人の注文を受けた。


地球の空想のエルフのようにたくさんの人が青の国の人たちを高く尊敬する。ただ長い耳と寿命を持つだけでそんなに尊敬されるのは僻みだね。


「われは店の勧めの味見の盤を二つください」


「はい」


青の国の猟師は何か言いたそうだけど団長に黙らせられたかもね。団長とモルビシャバが事情をよく分かるから。


アイイラがカウアンニから取った味見の盤を食卓に置くと二人は満足そうに食べかけた。


カウアンニがもう問題なく間道具を操れるからあたしが店を預けても問題なさそうだね。ちょっとの休みを取りたいの。腕輪とかの魔術を書くのは苦労だったから。


「うまいな」


「全部の味が違ってもうまい……」


今までは果実を捌くには混ざり物の味付けを使わずに崩壊させただけだ。


混ざりものが超小さいだから全部を手で取って、後に整理するのは不可能だろね。顕微鏡が存在できなさそうだから試すでもしなかっただろ。


一応中の混ざり物が美味しいとは専門家に分かれると思うが、整理しなくても美味しい果実がないから何もにならなかった。


とにかく、あたしのようにエルフ達が果実から全部の味付けを取って整理するのはできなくても、あたしの例を見たらこの事業からどうすれば金を取るのか分かるかもね。だから慎重に進めないといけない。


早く金を稼がないと。


そう思ったら次の客さんが入ってきた。元の国の猟師二人が向こう側の食卓に座る。


元の国の人だからあたしが担当したい。アイイラを通りぬいて彼らの食卓に着いた。


「いらっしゃいませ。献立を参考に注文をどうぞ」


どうかな?挑発的にならなかったね?小さな町に住んだから母さんの友達の店に行ったことしかなかったからこんなことをよく分かんないよ。


計画をちゃんと考え抜きなかったね。


彼らが気にしなさそうだから大丈夫だろ。


「高いだな」


「味付けを買える他の場所を見たことがあるか?でなければ、何と比べるかしら」


「おまえ」


大声を上げて、従者が立とうとしたが他の猟師に止められて座りなおした。


「確かに見たことがないが、うまいか」


「人次第だけど、確実がなければ味見の盤を勧める」


「では、味見の盤の二枚に彩りの肉の破片達ももらおう」


「はい。少々を待ちください」


アイイラが少し遅れたが、手早く注文を整えた。あたしが元の国の食卓に版の二枚を置いた時に後ろから呼ばれた。


「ヤグアラウナ。こちらに来てくださらる?」


モルビシャバの食卓まで歩くとモルビシャバが話しかけてきた。


「教会長に辞めさせて悪かったな。あれはわしの決めたことじゃない。だから戻ってこないか?本教会でいい仕事を与えて、ここより大きな家も渡すよ。興味ないか」


「大きな家は悪くない始まりだが、ここではそれ以上の何かを手に入れないとは思いがたいんだね。それに、バカ者に脇教会などの上位を許す制度にはあたしが参加したくないよ」


最後に言ったことに驚いたのはモルビシャバだけじゃなくて、青の国の団長も愕然とした。でも、それを機会にあたしに話しかけた。


「ならば、能力主義のエルフの国のほうがいい選択だね。君のような子供には努力すれば高い地位を手に入れるのよ」


「エルフじゃないと高い地位を手に入れても本当の国民として扱われないから遠慮するよ。エルフである証を授かっても社会の態度が変わるわけがない。そんな国にいい人が生きたいのかよ」


よく返事できたじゃないか?


何の国にも仕えたくないからはっきり言うことができてよかった。


『こんな生意気な娘めがわが国を汚さなくていいよ、団長』


『大丈夫。お前のような人がいる国にはあたしがいたくないからね』


『えっ。てめえ』


青の国の猟師のエルフ語の発言に返事したらすっごく怒らせたな。彼の体に回る意志と魔エネルギーが変化してることがここからでも分かったくらいだよ。


かまわんけど。


「いいよ。元の国と一緒に球体とそのあたりの討伐に参加したら、元の国が得るはずの球体の町の半分を君に譲ることでどうだい?」


ここにいる全員が元の国の猟師の言葉に愕然となった。立ち上がったエルフの猟師にも挑発的な態度がまったく見えぬ。


ありえないと思うだろ。


でも、少し考えれば元の国の提案は元の国にとってもいいものだ。


衝撃から直った者もそれに気づいたね〜。


自分にいいものになるようにどうすればいいか全員がきっと考えてる。


「それに、元の国に守られるようになる可能性もある」


それはいいね。守られたくないが、数年くらいの時間を稼げるからわるくないな。でも、その前に。


「条件があるが、それが受け取られたらあたしも受け取るはずだ」


「何の条件だろうか」


「球体にいるはずの怪獣を襲う前にあたしが怪獣に会いたい」


怪獣が人と通じ合えれば、あたしが襲撃に参加しないと言わないけど、そのつもりだ。


怪獣と怪物が人のように考えることができるのは神話に仄めかされたことがあった。だから歴史にあったと思われたほうがいい。他人に喧嘩を売る前に話し合いたいよぉ。


あたしの発言に驚いた者がいたんだけど、これを子供の考えだと思いそうだ。


「かまわん。じゃ、それだけならば後に詳細を話し合おう」


「うん」


たくさんの人の責任を負うくらいは計画通りだけど、もう数町の支配を渡されるとは思わなかった発展だ。数国の間に置かれるから難しくなる。だけど、拠点を持つことはありがたいね。


まあ。あたしの計画がうまく行ったらそんなことにならないと思うけど、選択肢があればあるほどいい。


「この町から出るのか」


「この町に続けるはずが最初からなかったよ」


笑顔で尋ねてきたモルビシャバが率直な返事に少し戸惑っていて、エルフの団長がそんの代わりに笑みを浮かべた。


「でも、エルフの国にも行くつもりがなかったらどこへ行けたのか」


「さあな。前線での開発しだいだろ……」


彼らはあたしの行きたい場所に思いついてないから、あたしの行ける場所は限れてそうんだな。


「そうだな。とにかく、味付も売る?」


団長の言葉にあたし確実に頷く。


「店にも必要だから今売れるには味付けの三スがある。どのくらいがほしい?。各スが二千日の飯くらいになることで一スは三百二十黒貨で売るつもりだが、他の町に売るようになったら値段が上がらないとは限らないね」


「高いな」


「買う人がいるだろ」


団長が少し考えて、頷いた。


「じゃ、全部をもらうけど、本当にそれ以上売れないか」


「店でも売るつもりだったね。でも、そんなにたくさんが欲しかったら、味付けの四スと一スの五分の一を魔力で満たされた果実の百八十五個と八の抵抗器で支払ってもらえる?飛行船がほしいの」


それに、まだ加工されてないはずの果実だからその中にある味付けの値段自身が魔エネルギーで満たされた果実の五倍までの値段で売れそうだから、味付からの金と飛行船さえもが手に入れるね。


それにその分の抵抗器が持たなくても他の八で間に合えるはずだ。抵抗器越しの魔エネルギーの流れがなくても、研究に学んだ通りに果実の中に魔術を保ったら数日間くらいは果実が崩壊しないが、一年で崩壊しないと限らないんだからちゃんっとの抵抗器を手に入れよう。


まあ、抵抗器無しでカジノ崩壊を避けるには数人も必要だからその欠点もあるんだな。


戻ったらその数年間の実験を始めたり、もっとの抵抗器も手に入れたりしよう。


いい結果が出たら未来の計画がうまく行くね。


「そんな多くの果実をここまで運ぶのは安くないよ。そしてこのあたりで果実を買えるとはかぎらない」


このあたりの果実の生産はもう売られた可能性もあるね。


「エルフの国に果実があったら、エルフの国に帰る飛行船であたしを連れて行ったらあたしが自分で果実を運んでこれるよ。他の抵抗器もあって、底荷の砂ももらえば数果実の魔力でこっちまで自分で帰る」


それに十分の抵抗器がもうあるから大丈夫ね。燃料はちょっと厳しいんだけど、なんとか出来る範囲だろ。


魔エネルギーを燃料として使うにはいくつかの方法がある。


最初は人が直接に魔エネルギーを魔法に注ぐ。


エルフの国からこの町まで飛行船を動かすには五、十人で十分な出力が達成できる。でも、法律によって人が数日間の魔エネルギーしか体に保存しないから、遅くてもそんな距離に必要なエネルギーを補給出来る人数は数十人だ。


人を運ぶには便利だからよく使われる。


でもさあ、そんな多い人を見つけるかどうかは不明だから頼れない方法だ。


二つ目の方法は人形を作った時のように心臓の粉を消費するのだ。遅くて帰ったら旅には十数グラムくらいが必要はずだけど、教会で働いた間にそのくらい手に入れたとしてももっと重要な時に保存しとこう。


手に入れた赤い心臓の粉はもちろん持ってるが、怪物から採った様々な色の心臓の粉の数倍の値段だから高すぎだ。


実際に飛行船を飛ぶなら怪物の心臓の粉のほうが一番便利だけど、この方法しか使わないと採られる心臓の粉が足りないんだ。


三つ目の方法と言えば心臓の粉に同じ色の魔エネルギーを蓄積して、欲しい時に魔法に注ぐ。


心臓の粉を消費して魔エネルギーとして使った場合と比べるとエネルギーの密度が二十分の一しかないんだけど、魔エネルギーで満たされた心臓の粉の魔エネルギーは全部を百八十秒くらいっていう三分で消費できるから遅くはないよ。


確かに、怪物と戦う時に砲弾の魔術を魔エネルギーで満たすには三分がかかるから、撃てる時まで他人が怪物を引き連れて、怪物を罠に導くことが普通だ。


百八十本の銃の魔エネルギーの倉庫を一緒にしたら各一秒で一本の砲弾も撃てたが、怪物の戦いでは同時にたくさんの砲弾で手足を切り落ちずにただ砲弾で討伐するには効率が五、二十倍でも落ちるね。


えっと、何を考えたけ。


あっ。


心臓の粉は一瞬に魔エネルギーに変換して使えるが、その過程では魔エネルギーだけじゃなくて、ともに空気も生産される。出力が低いなら桶が使えるが、たくさんの心臓の粉を一瞬に魔エネルギーに変換したら空気が爆発的に拡張することで飛行船に危険すぎて、大体使う機会がめったにない。


その上にその新しく生産された空気が二十秒の間に魔法を防止するから、拡張する空気を魔法で押さえない。出来たとしてもエネルギーの無駄遣いかもね。


でも今回頼れる方法は次の方法だ。


四つ目の方法と言えば、果実を膨張するために果実の中に入れた魔エネルギーを消費するのだ。


消費しながら浮揚力が落ちるから数果実にしか使えなくて、浮揚力が落ちるとともに底荷も落とさないといけないんだ。それによくはかれば、到着の前に底荷の落としを停止することで減てる浮揚力のおかげで飛行船が降りかけると到着の時に要塞の高度まで降りることが出来る。


便利なものでもだ。


そのこともあって、最近の飛行船がその方法と最初の方法と一緒に使うようになった。それが使えない時に二つ目の方法に戻るのだ。


とにかく、この方法では飛行船にいい出力ができるが、エネルギーの密度が超低いね。


でもいいよ。


もう飛行船が作れる〜。


数日で小さな飛行船を手に入れられると思ったけど、もう百個の果実以上を手に入れるには文句はまったくないよ〜。


「面白いな。数日後に飛行船が帰るから後に連絡する。今日でも契約を結ぼうか」


「今は店を開いたばかりだからちょっと忙しいんだけど、後でアイイラと話していいか」


『待つよ』


「わしも買いたかったよ」


エルフの団長との話が終わるとモルビシャバがこっちに話しかけた。


「本当に何も売れないか」


「これ以上売りたくなかったけど、洞窟の一つを売ってくれるかな?倉庫などが欲しかった。後にアイイラと話したら何かの契約になるかもね」


得られる果実にもっとの味付があるはずだからもう少し売ってもいいね。


「後にそれについて連絡をしよう」


「うん」


モルビシャバの言葉で、六人が出るように始めた。


彼らが持ち帰りも買ってたからいい最初の売りだ。


いい展開だな。


これで計画がよく進むはずだ。皆に店などを渡して、あたしが飛行船に集中する。


この状態のスべきものはもう書いたから後に準備するが、まだ飛行船の名前を決めなかったな。


では、戻ってから船員で決めようか。


皆の飛行船になるから選挙で決めるのも悪くない。


まー。


まだ時間あるから、あたしの前の仕事を終えようよ。

飛行船の名前を選ぶとか、後書きで何書くこととか、皆悩むことが多くありますね。


てへ

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