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25話 危険な旅路

 出発の日、俺は早朝に目を覚まして朝食の準備をしていた。


 「まったく、ビルデの奴眠れないからって俺の背中に乗りながら寝るとは……」


 「おはよう。随分お疲れみたいね。少し話したいことがあるんだけど、いいかしら」


 突然後ろからフェイが現れ、俺の肩を叩いた。先程まで寝ていたはずだが、いつの間に起きたのか。


 「別に構わないぞ、なんの話だ?」


 「あー、大した話じゃないわ。あたしは趣味で財宝集めてるの、それの協力をしてほしいだけ」


 「それぐらいならお安いご用だ。いくらでも協力する」


 俺は大きく頷く。仲間の頼み事だ、断るわけがない。


 「ありがとう。それと、ビルデのことなんだけど、今度あの子に魔法のことちゃんと教えるわ。あのまま成長したら破壊兵器になるわよあの子」


 「おお、ありがとう! ぜひ頼む!」


 ビルデの魔力の成長速度は凄まじい。毎日魔力が増えていっている。魔法の威力を調節できないままでいたら大変危険だ。



 俺達は朝食を取ると、次の街――マリンロードへと出発した。ビルデは眠いのか目をしきりに擦っていて、俺は少し不安だった。


 「うーん、近くにモンスターはいないみたいですね」


 「そうだな。この辺はもうギルドが軒並み狩ってるみたいだ。でも油断するなよ、この辺のモンスターは強いらしいから」


 俺はハンマーをいつでも構えられるように警戒しながら進む。フェイは暇そうに頭の後ろに腕を乗せていた。


 「あ、噂をすれば来たわよ。空からね」


 「げげ、頼んだ二人とも!」


 俺は空を飛ぶ敵は苦手だ。ここは二人に任せよう。


 「プラズマショット!」


 「ほいっと」


 ビルデは電撃を、フェイは炎をそれぞれ放ち、空飛ぶモンスターを叩き落とす。


 「よし、ありがとう。地上のモンスターは俺が片付ける」


 俺は地上からもブルームピッグが来ているのに気づき、ハンマーを振って迎撃する。この辺りはこうやって色んな場所から攻撃が来るのが怖い。


 「あ、今度は地中から来てるわね。二人とも気をつけて」


 フェイがそう言った途端地中からメタルモグラが姿を現し、俺達の腹に穴を開けようと襲ってくる。


 「うおっ! こうなったらモグラ叩きだ!」


 俺は地面に向けてハンマーを何回も打ち込み、手数でゴリ押しメタルモグラを倒す。本当に気が抜けない。


 「うぅ……いきなりモンスターの攻撃が激しくなってきましたね」


 「そうね。二人とも潜伏系スキルはある?」


 フェイの声がどこかから聞こえるが、どこにいるのか分からないので俺は辺りを見回した。


 「ここだよ。炎で透明化してるのよ、あんた達も潜伏スキルがあるなら使った方がいいわよ」


 「分かった。ビルデ、あれ使うぞ!」


 「はい!」


 俺達はスキル「影泳」を使用し地面に潜る。フェイは一瞬「おー」と間抜けた歓声を上げると、先に進んでいった。


 俺達はそれを追いかけ、モンスター達をやり過ごしながら進んでいった。


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