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10話 因果応報

 私、ロレインはリーダーであるバルスを殺し、次のリーダーとなった。


 例の事件で生き残ったのは三人。あとは全員死んでしまった。そして今、一人の少女と私は口論をしている。


 「あんたのせいよ、ロレイン。あんたが もっと早く打開すればこんなことにはならなかった!」


 少女、ヒナは私に対して怒りをぶつけてくる。だがそれは筋違いだ。


 「は? 貴様達がもっと耐えられればこんなことにはなってませんから。人のせいにしないでくれます?」


 「あん!? 黙れよナルシ魔法使い! もういい、こんなとこ出てってやる!」


 ヒナは捨て台詞を吐いてどこかへと消え去った。私はそれを見送ると、もう一人の男の方を見た。


 「はぁ、やっぱりこうなったか。俺はマグリスを見捨てた時からこうなると思ってたんだ」


 「黙れロー! 貴様はいつも後から意見を言いやがって! 私は貴様ような人間が一番嫌いだ!」


 「あーはいはい。とにかく俺も抜けるから。このパーティーは解散だ!」


 男、ローはそう言って瞬間移動で逃げ出した。私は一人取り残されたまま、一人立ち尽くしていた。


 「クソっ、無能共め! 大体元はといえばバルスが悪いではないか!」


 私は今は亡きバルスに対し怒りを募らす。あいつが逃げなければ被害は防げたはずだ。


 それにヒナはパーティー最弱のくせに一丁前に逆らいやがって。次に会ったら呪いをかけてやる。


 ローもだ。ローは拷問して殺してやる。あの野郎も足引っ張ってる癖に文句だけは言いやがって。しかも大抵言うのは後からだ。


 最後にマグリス。あいつが一番の元凶だ。あいつが何か言わなければここまでこのパーティーが崩壊することはなかっただろう。

 

 マグリスだ。奴だけはなんとしても殺す。どこまでも探してやる。私の復讐劇がここから始まるんだ!


 私は決意を胸に誓うと、殺しに必要な道具を用意しようと武器屋へと向かおうとした。


 「あ、そこのあなた。あたしとパーティーを組む気はない? 分け前はちゃんとするわ」


 「……誰だ貴様。名を言え!」


 私は後ろから肩を叩かれ、後ろを振り返る。すると一人の女性が目の前に立っていた。


 「まあまあ、そんなに警戒しなくてもいいじゃない。あたしはドール。あなたは?」


 「私はロレインだ、結論から言おう、お前は胡散臭い。故に組まん!」


 「そう、とっても残念だわ。せっかくいい顔した男に会えたと思ったのに。それじゃ、いただきまーす!」


 次の瞬間、ドールの顔が巨大化して私の体を覆い尽くした。私は抵抗する暇もなく、あっという間にドールに呑み込まれた。

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