第六話 「この一か月の成果」
朱雀公平
Lv 56
STR 282
CON 310
DEX 264
INT 278
POW 307
point:0
<技能>
範剣術:7 (+6)
教槍術:3
教気術:6 (+3)
教理術:5 (+3)
教投術:2 (+1)
教拳術:2
錬銃術:2
錬弓術:4
錬双術:3
錬刀術:5
錬鎌術:2
錬棒術:7 (+2)
<術>
識術:5 (+4)
空術:2 (+1)
火術:7 (+4)
水導:3 (+1)
地導:4 (+1)
<耐性>
物理耐性:3 (+2)
毒物耐性:1
<特殊技能>
神術:2 (+1)
極点:10 (+2)
と、こんな感じになっている。
具体的に言えば、レベルが56まで上がり、スキルも戦闘でよく使いそうな所は伸ばした。
ただ、あからさまに強かった<範剣術>と唯一無二の性能をしてそうな特殊技能である<神術>、<極点>のために、レベル上げで得たほとんどのpointを使って無理やり伸ばした。残ったpointは使い勝手のいい<火術>に割り振った。
前者の<範剣術>は剣を持った時の技量のレベルを表しており、剣術を習ったことがない俺ではどうあがいても練習や実践でレベルを上げるのは難しいと、早々に諦めてpointを使うことにした。
後者の特殊技能である<神術>、<極点>は、そもそもどうすればレベルが上がるかもわからないためpointに切り替えた。
そして、ここ一か月でスキルの検証をした結果、様々な事が判明した。
スキルには、練度があり今のところは三段階に分かれていること。
<技能>の三段階目には、一レベル毎に奥義とも呼ばれる技を習得できること。
また、<術>には<技能>の三段階の練度とは別に、希少度とも呼ぶべきものが存在していると俺はにらんでいる。その理由は、今まで俺の周りでステータスの事を聞いたことが一度もないからだ。
こんな世界になったんだ。ステータスの事が判明すれば一種のお祭り騒ぎの様に情報が拡散されるはずなのに、そのての話をまだ一度も聞いたことがない。
最後に<耐性>と<特殊技能>だが、これらはいまいちわかっていない。
<物理耐性>はレベルが上がって自分の基礎値が上がったのもあり、あんまり効果があるのかわからないし、<毒物耐性>に限っては、そもそも毒になってないから判明のしようもない。
<特殊技能>は、恐らくなんとなくはすごいんだろうけど具体的には理解していなく、<神術>は切り札のようなモノであり、<極点>は成長に関係するものだろうと思っている。
まあ、その他にもあるんだが、大まかにはこんな感じだ。自分でもこの1ヶ月でよくやったと思っている。
「そろそろダンジョン最奥部に挑戦してみるか…」
ここ1ヶ月でダンジョンの最奥部。それも明らかに何かを守っている守護者のような存在を確認した。
初めて確認したときは、レベルも今と違って30くらいとそんなに高くなかったので脇目も振らず逃げたが、今のレベルとステータス、装備なら十分勝機はあると考えている。
「とりあえず、明日挑むための準備を今からするか」
そう考えながら、ダンジョンから家に帰ろうとすると目の前から高校生と思わしき、男二人、女二人の四人グループがこっちに向かっているのが見えた。
俺はステータスを見るのをすぐにやめ、持ち合わせの装備も全て魔法袋と呼んでいる魔道具の中に全て押し込め、高校生グループの横を通り過ぎようとした。
その瞬間、そのグループのリーダーと思わしき男の子が話しかけてきた。
「あのー、もしかしてこちらのダンジョンを潜ってる探索者ですか?」
俺はめんどくさいなと思いながら、適当に返した。
「探索者というのはわからないけど、ここのダンジョンには潜ってるよ」
「やっぱり探索者でしたか! あっ、探索者っていうのはダンジョンを潜る人のことを指し示す最近出来た言葉なんですよ。ちなみになんですけど、どのくらい潜ってますか?」
意外とぐいぐいくるな……
あんまり変に探られたくないし、それとなく話題を変えるか。
「あー、まあまあってとこかな。一人で潜ってるしね。ちなみに君達は四人だけど、結構深くまで潜ってる感じなのかな?」
「そうですね。最近じゃミノタウルスも倒しましたし、この市の中では一番くらい深くまで潜ってると思ってます!」
「へえ、それはすごいな。てことは今日はレベル上げ目的?」と心にも思ってないが、返す。
「はい。彼女達二人のレベル上げ目的で潜る予定です」
「そっか、じゃあ頑張って」
そう言い放ち俺はそそくさと後にした。
後ろでは、楽しそうに男女で話し合いながらダンジョンに潜る様子が目で見なくても手に取るようにわかった。
ちっ、気分悪いな。こっちはせっかく気分良く帰ろうって時に、ダンジョンで誰か死ねばいいんだよ。
本気では思ってないが、俺には男女で何か行動するなんてことを学校以外でしたことがないため、そう心の中で悪態をつきながら、さっきの四人のメンツを思い出す。
リーダーの男は如何にも爽やかイケメンって感じで、もう一人いた男はガタイが良いが、それが似合う男だった。女の方はといえば、今時の垢ぬけてる女の子と胸がでかくてかわいい感じの女の子だった。そんな上位カーストの集まりって感じのグループだった。
「俺もせっかくこんだけ強くなったんだから、俺TUEEEEEのニコポ、ナデポで可愛くて清楚な彼女の一人や二人欲しいわ」
そんな彼女が出来たことの後という取らぬ狸の皮算用なことを妄想品しながら、家に帰り、明日の守護者との戦いに備えた後に寝た。
そして次の日の朝、「今日はついに守護者を倒してダンジョンを制覇するぞー。」なんて考えながら、ダンジョンがある山の近くに自転車を止め、ダンジョンまで歩いていると、あからさまにダンジョンに潜るような恰好をしていない大人が数人ダンジョンの前でたむろっていた。
俺は少しいぶかしげに観察していたが、武装していないこともあり、その横をさっと通ろうとすると、
「あの! 今からダンジョンに潜るんですよね! 助けてくれませんか!?」と、腕をがしっと捕まれ、明らかに自分より明らかに二回りくらい年上の人にすごい剣幕で迫られてしまったからか、思わず「え、あ、はい。」と答えてしまうのだった。
「今日の俺の予定が……今から断れないかな」なんて思う暇もなく恐ろしい勢いでその大人、いやおっさんはこういった。
「娘が昨日、ダンジョンに潜ってから帰ってきてないんだ!どうか助けてほしい!」と。
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