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詩集

君が欲しい。

作者: 陸 なるみ


固体か液体かわからないスライムは怪しい

べちゃりと手に乗せると不定形、ちょっと気持ち悪い

スライム型でぽよんと跳ねると可愛い


思春期の少女の唇は怖い

大人か子供かわからない境界線

手を出したら罪はこちら

でも誘って見える艶が恐い

背伸びして狭間にいる君は妖しい


僕の君への想い

これはかなり怪しい

僕と君の仲はきっと

とてもあやしい


もし心をすり合わせ

もっと近づいてしまったら

他人でも知人でも友人でもなくなってしまう


もしも肌をすり寄せ

熱を交換してしまったら

僕たちは…………


万が一粘膜を押しつけ

君に包まれてしまったら


行き来するのは温度だけじゃない

混ざるのは液体だけじゃない

交差するのは人生だけじゃない

潰れるのは将来だけじゃない


壊れるのは君だけじゃない


でも君が……欲しい。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 淫ら、な感じがいいですね~…☆彡 禁断のラブですかね~…こういうお話に目がないです(笑) 葛藤している感じと、欲望が爆発しそうな危なげな感じがいいですね。 素敵な作品をありがとうございま…
[良い点]  禁断の恋にしては生々しさがあり、好きかという感情がわからないわからないという曖昧さから、ちょうど意識し出す時期の話なのかと感じました。
[良い点] 企画より拝読いたしました。 妖艶で、そこはかとなく怖さを感じる詩ですね。 耳元で囁かれているようでぞくっとしました。
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