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とある神々の平凡な日常  作者: 紅月 桃花
7/20

神のこと

「_即位日か」


そう誰かが呟いた。


その呟きに、カナ先生は頷く。


「その通り。皆の地球統治者への即位日よ」


地球統治者への即位。

その日から私達は、地球の責任者となり、矛となり、盾となり、神と成る。


勿論現時点でも神といえば神なのだが、これはまだ一般人に過ぎない。


惑星統治者が真の神と考えられている。


ちなみに宇宙統治を担当する創造神は神中の神。

例えると、ヒューマンオブゴッドみたいな。


まぁ分かりやすく下界的に言うと。

創造神が王、惑星統治者が貴族、それ以外が一般市民、かな。


私達が選ばれた理由はよく分からない。


それほど先人は余程私達お子ちゃまに知られたくないことがあるんだろうね。


あ、ちなみに神に年齢はあるっちゃあるよ。


ただ、惑星統治者は20歳くらいまでは下界と同じ様に成長して、それ以降は任期を終えるまでずっとそのまま。

創造神は確か1万年くらいだっけか?

惑星統治者は500年だから、中々にスゴい。


ちなみに一般市民は下界の一般市民とほぼ一緒くらいだよ。

正確には少し長いらしいけどね。


まぁそんなこんなで、中々に名誉ある地位に、一週間後に就くのだ。


「早いねぇ」


リコードがしみじみと言った。


「もうそんなに経ってんだ…」


サクレアはさぞ驚いた様だ。


ざわつくクラスを前にカナ先生は手を叩いて静かにさせた。


「はい皆。ってことでこれから一週間はあまり今まで通りの時間割りではないかもしれないけど、臨機応変に対応してね」


それに、全員で、はーい、と応える。


「さて、早速だけど今日_」


…何故か嫌な予感がする。


「卒業論文を書き始めてもらうよ」


カナ先生、笑顔いらないです。

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