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とある神々の平凡な日常  作者: 紅月 桃花
11/20

入店許可

「…嘘…だろ」


意気揚々と到着したカフェ、キラキラドリームカフェ(ネーミングセンスがヤバい)の入り口前の看板を見て絶句する。


何故だと思う?


定休日?待ち時間?

そんな生ぬるいもんじゃない。


そう、そこには…


「カップルのどちらかがコスプレをした場合のみ入店許可(店内にコスは揃えてあります)」


ありがとうあっくん、全て読み上げてくれて…

ってそうじゃねぇ!


「…やっぱここはきっくんでしょ!」

「はぁ!?チェイステメェふざけんじゃねぇぞ!?」


夫婦喧嘩を横目に、あっくんに話しかける。


「…どちらがするか」

「…僕は、サキアちゃんのコスプレ、ちょっと見てみたい気もする…あ、いや、嫌ならいいんだけど」


ねぇぇぇぇ。

なんで私の彼氏はたまにすっごい甘々なんですかねぇぇぇぇ。

そんなん言われたらさぁぁぁぁ。


「分かった。私がやろう、あっくん」

「えっ…でも、嫌なら別に…」

「あっくんの為なら全然大丈夫!」


そう笑うと、何故か隣の夫婦喧嘩がピタリと止まる。


「…ほらきっくん、サキアちゃんがやるってよ」

「…なら俺がやるよ」


もしかしてだけど私がやるならきっくんもやるって言ってたやつかな?

何故だ()


「よしきっくんさっさと行ってさっさと着替えてさっさと食べてさっさと出よう」

「賛成」


そうして、私達はキラキラドリームカフェに入っていったのだった。

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