海と空の境は、気体か液体かだと思う
海と空の境は、気体か液体かだと思う。
沖縄の海は、私のよく知っている海とは随分様子が違った。猛烈な日差しが目と体を焼くのは他でも同じだけれど、そこの海は空と同じだった。
水に顔を浸し、ゴーグル越しに見える海底! なんと底がくっきりと見えるのだ。砂の海底、隆起したサンゴの丘がしっかりと。
そこに集まるのは、絵の具で塗ったような青や黄色の魚たち。彼らは鳥が空を飛ぶのと同じように、自由に海の中で泳いでいた。
サンゴの中には大きなシャコガイがいくつも潜んで、大きくて青い口を少しだけ開いて餌を食べ。私の知る中で、楽園の二文字がこれほど似合う場所は他にないというほどだった。
P.S.砂に隠れているヒラメかカレイかは美味しそうでした。