終わりと始まり
「おい!ノア!相手の動きをを把握出来たか?」
俺は今、とても頭に来ている。何故なら、今までに無いぐらいの攻撃を受け、持ってきた道具のほとんどを使い切り、使えるのは自前の武器だけだからだ。
『はい。10時の方角に多数のオークとコボルトを確認。どうしますか?』
「ギルミアとアリエル、アルディスはコボルトと交戦。俺とノアはオークと交戦する」
『承知しました。そのように伝達します』
その瞬間、伝達をしているノアの後ろからゾンビが出てきた。
有り得ない。ゾンビなどの死霊系は日の光に弱い筈なのに。飛び出してくるなんて、罠か何かかと思ったが、考えるよりも先に声が出ていた。
「ノア!後ろだ!」
だが、伝達をしているせいか声が届いていない。
「クソ。」
すると、頭上から声が聞こえた。
「あらあら、大変ですね。」
「お前は誰だ!」
「名前は言えませんが、これだけは言えます。私はダークエルフ。貴方と戦っている軍の指揮官です。」
これが、俺に降りかかる戦いの始まりだった。
初めまして!
稲荷 里狐です。←いなり りこって読みます。
いつもは読む方だったんですが、書いて見たくなり、書いてみました!初めてなので、読みにくいかもしれませんがよろしくお願いします。