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神伝物語 第一部  作者: 自認神
第一章
8/12

第八話「戦闘開始」

作戦はシンプルだ。


まずはロウとラスが先行する。

歩くと一時間かかる距離だが、ロウとラスが’力’を使い本気で走れば5分で到着できる。


最速で強襲し、敵を撃退する。


他隊員も15分ほどで到着できる。

戦闘不能になった敵の捕縛、逃げ出した敵の追跡などが他隊員の主な役割となる。


ジュリも他隊員についていく形だ。


ロウ「行くぞ、ラス」

ラス「ああ」


ジュリ「気をつけて」

ロウ「心配ありがと♡」

ラス「集中しろ!」

ロウ「はいはい」


ジュリ「…本当に気をつけてね」

ラス「心配いらないですよ」

ジュリ「…わかった。頑張って」


二人は拠点を出た。






目にも止まらぬ速さで森の中を駆け抜ける。


ラス「敵はどういう状況だろうか…」

ロウ「きっと酒でも飲んでんだろ」

ラス「油断は禁物だ」

ロウ「まぁそうだな…もうじき着くな」

ラス「飛び込むぞ」


二人は森から勢いそのままにキャンプ地に突っ込んだ。


水の兵士達はどうやら朝食をとっていたらしい。

呑気に焚き火を囲んでいる。


突然現れた二人を見ても、何が起きたかよく分かっていない様子であった。


水の兵士1「て、敵襲!!」


戦闘が始まった。


ロウ「ラス!」

ラス「分かってる」


ラスは人差し指を水軍の兵士に向けた。

その兵士は反応早く剣を握りしめていたが、一瞬にして刃の部分が消滅した。


水の兵士2「なっ…」


ロウは火を足から噴射し一瞬でその兵士に近づくと、手のひらを見せ強烈な光を浴びせる。


その水軍の兵士はなす術なく気絶した。


二人が飛び込んだ先には300人程度の人が確認できたが、ものの一分ほどでほとんどの者の武装が解かれた。


水の兵士3「クソっ剣が……がはっ!」


ロウは火も使い移動することで、水軍の兵士の認識が追いつくまもなく気絶させていく。


ラスも素早く移動し、腹部などに打撃を与えて戦闘不能に追い込んだ。


5分も経つと、そこにいた水兵士のほとんどが倒れ込んだ。


ロウ「他は!?」

ラス「おそらく森の中だ。二手に別れて探そう」

ロウ「そうだな」


二人は別れ、再び森の中に入った。





ーーー

ロウ「…見つけた」


200人ほどの部隊が、固まって走っているのを捉えた。


ロウは全速力でそこへ向かう。


移動しながら、手のひらで火の玉を作る。大きな火の玉ではなく、高密度の炎の塊、強い発光力のある火の玉を生成する。


ロウ「逃げてんじゃねぇよ!」


部隊に追いつくと、先頭を追い越し、火の玉を彼らの頭上に放つ。



ーー半数が光にやられ意識を失う。他の者たちも多少なり影響を受け、痺れなどが起きた。


水の兵士4「危ねぇ……ぐほっ」


耐えたのも束の間、追撃が素早く放たれる。


その場にいた者は残らず撃退された。


ロウ「ふぅ、、完了っと」

ロウ「…あいつと合流するか」







ーーー

ラス「…少ないな」


30名程度の部隊を見つけた。


すぐに追いつけそうだったが、罠の可能性もある。


ラス「…いや、行こう」


足に’力’を込める。

限界ギリギリのスピードを出して、一瞬で距離を詰めた。


水の兵士5「来たぞ!」

ラス「なっ、」


奥にかなりの人数が潜んでいた。


彼らは共同で巨大な水の壁を作り、ラスを待ち受けていた。


ラス「くっ」


勢い止まらず、水の壁に突っ込んでしまう。


水の兵士5「閉じ込めろ!」


水の形状が変化し、球体となった。


中は急流が流れ、水の球体の中で身動きが取れなくなる。


ラス(まずい…)


ラスは手のひらを広げ、水全体に向かって’憎しみの力'を放とうとしたが、それでは外の水兵士を巻き込んでしまうと頭によぎる。


敵を殺してしまっては、イスカンダルの"誓い"に反してしまう。


ラス(どうする…くそっ、水流が速すぎて耐えれそうにない)


時間が過ぎる。


ラス(…仕方がない)


ラスは手に’力’を込める。



ーー突然、水の攻撃が解かれた。


周りを見ると、闇の隊員が水の兵士たちと戦闘をしている。


ジュリ「ラス!!」


ジュリが駆け寄ってきた。


ジュリ「大丈夫!?」

ラス「…ええ、おかげさまで」


ジュリ「本当に!?、怪我は?変なところはないの?」

ラス「大丈夫です」


ジュリはひどく動揺していた。


ジュリ「心配いらないって言ったのに!!」

ラス「すいません。油断しました」


実際突っ込むべきではなかった。


普段らしからぬ行動をしてしまった。


ジュリ「あとで言いたいことは山ほどあるけど、今は戦いに集中して!」

ラス「分かってます」


頭を切り替える。


ラスは再び人差し指を水の兵士に向けた。







ーーー

ラスによってその場の水の兵士は装備を解かれ、その後は闇の隊員たちが一気に有利となり、次々と敵を戦闘不能にした。


その場にいたほとんどの水の兵士を捕えることに成功した。


ロウ「これで一旦終わりか」


気づいたらロウが合流していた。


ジュリ「ロウ!、ラスがー」

ロウ「ジュリ、ちょっと待ってくれ」


ロウは隊員全体に指示を出す。


ロウ「作戦はこれをもって終了とする!キャンプ地と森の奥に、戦闘不能で倒れている敵兵が多くいるから、そいつらを拘束しろ」


ロウ「逃げた敵兵を見つけても、深追いはするな!これ以上の戦いは不要だ」


指示を受け、隊員はそれぞれ行動を開始した。


ジュリ「ロウ!」

ロウ「あとで聞く。どうせラスになんかあったんだろうけど、今は敵兵を捕えて、拠点に戻るのが先だ」


そういうとロウは自分が敵と鉢合わせた場所へ隊員数名を連れて向かった。


ラスとジュリがその場に残される。


ラス「…ひとまず、我々も拠点に戻りましょう」


ジュリ「、、、そうだね。すこし動揺しすぎた」





こうして戦闘は終了した。

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