バトルニート
オレは悲しいニート。
そう。悲しいんだ。
しかし悲しんでいるだけじゃない。
今のオレはやる気なんだ…!やってみせる!
「ニートバトルドーム?」
そこはニートがただ戦う場所だった。
オレみたいなクズでも輝ける場所があるんだと思ったら嬉しかった!そしてオレはそこに参戦することにした。しかし参加する前に問題は起きてしまった。
「アンタに参加する資格は無い」
「き…キサマは!?」
「ククク。オレは上級ニート」
…上級ニート。そうか、彼は数多くのニートを星送りにしてきた存在だというのか。くっ…。
オレはニートバトル初心者だ…残念だが今敵う相手ではない。だから今は…。
「すまん。見逃してくれ…」
「ククク。弱者は死ね」
上級ニートはオレをパンチしてきた。
「ぐあっ…」
「フン。カスに相応しい最期をくれてやる。お前は終わりだ」
…まだだ。こんなところで終わるわけにはいかない…。オレはニートの頂点を目指すはずだ…。
「お前みたいなニートがオレのような上級ニートに敵うはずがないだろう。身の程を知れ!」
ドカッ!と強い衝撃がオレの頭に響いた。
「ぎゃああ」
血を吐いて地面にひれ伏した。さらに頭を踏まれたり唾を吐かれたりそこからキックアッパーまでお見舞いされた。ドカッガスッ!
「…くそっ」
「その程度だお前は。挑む資格すらないんだよ。もう諦めろ」
……
目が覚めると会場の外で地面に寝ていた。どうやら追い出されたらしい…輝けるあの場所に立つ資格すらなかったようだ。
仕方なく家に帰ると母に怒られた。
この殻潰しが!とか働け!とか言われてしまった。
その通りだお母さん…オレは働かなければいけない…
しかしオレの目の前には障害があるんだと話した。
「オレは上級ニートに命を狙われているんだよ!母さん!」
「はぁ?何寝ぼけたこと言ってる?いいから働け!ていうか死ね!」
だめだ。このままでは家を追い出されてしまう…。
そうなったら徘徊ニート共の餌食になってしまう…。
そしてついにオレは決心する。もう一回ニートバトルドームに挑むと。
オレはドームに向かった。そして受付まで漕ぎ着ける。運良く上級ニートはいない!今だ!
オレは受付の人に話しかける。しかしそれは間違いだった…。
「なんだキサマは」
「ニートバトルに参加したいんです!よろしくお願いします!」
「なるほど。ならオレを倒してからにしろ」
「ッ…!?」
なんと受付の男は敵だったのだ。
「オレを倒すことができたらキサマはニートバトルに出場できる。だが倒せなかったらそこで終わりだ」
…貧弱なオレ…でも引き下がるわけにはいかない。ここでコイツを倒して見せる!
「やってやるぞ…!」
受付の男は飛び道具使いで色々なものを投げてきた。それらがオレの皮膚を傷つける。
「ぐあぁっ!!」
「どうした?もう終わりか?」
「まだまだ…!」
オレはその男を殴ろうとした。しかしすぐに避けられて硫酸をかけられてしまった。
「熱い…ぐああ!」
「決まったな。お前は終わりだ」
オレは皮膚が溶けていろんなところが損傷した。
もうニートバトルに挑むどころではなかった…。




