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小春の時雨日和  作者: 藤宮はな
第四部:八雲家、世界や魔族について
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第55話小春と木の葉

 三学期が始まって、ますます最近寒くなって来た。


 出不精なので、どんどん学校以外の時は引きこもるようになっている。炬燵から出られないですよ。


 しかし、それはそれとして、学校で給食の時に、わたしがむしゃむしゃと咀嚼していると、まふちゃんと冴ちゃんがこっちを見て、何やら変な顔をしている。


「うーん。やっぱりハルちゃんって、どうも楽しそうに食事しないよねぇ」


「うむ。我もそれは少々感じるな。小春は食事を義務の様に感じているんじゃないだろうか」


「ぶっ?!」


 何を言い出すんだろう、この二人は。現に今だって、美味しく味わって食べているではないか。


「本読んでる時は、もっと喜色満面なわくわくした顔してるのにね。これじゃ時雨さんもちょっとやり甲斐に欠けるかも」


「恐らく真っ先に本が読みたくて仕方がないのではないか。食事の時間も焦れったいとか」


 失礼な。そりゃあ四六時中本は読んでいたいし、家で世話してくれる人がいなかったら、食事も忘れて読み続けてるかもしれない。


 でも皆で食べる給食だよ? だからそんなにそう言う素振りも見せないで、楽しく食べてるのに。


「別にそこまで本狂いって訳じゃないよ。いや、そりゃあいつも本ばっかり読んでるオタクかもしれないけどさ。あ、でもうーん」


「なになに。どうかしたの、ハルちゃん」


 まふちゃんの乗っかりに、わたしは自分で墓穴を掘ったかって思う。


「いや、そのね。ある人が蔵書が千冊以上あったら、もうそれは書痴だって、言ってたから」


「うわー。それはハルちゃん、越えちゃってるんじゃない。家にある本、ハルちゃんのだけでも相当の量でしょ」


 うん。そうなのだけど。


 でも普通に毎月買ってたら、それくらい行くんじゃないのかなぁ。


「そもそも一体、去年だけで何冊読んだ訳。正直に言ってみて、ハルちゃん」


 優しく諭す様なまふちゃんの口調だけど、まるで尋問だ。


 もしかしたらまふちゃんからしたら、恋人のそう言う傾向をもっと詳しく知っておきたいだけなのかもしれないけど。


「えーっと、ノート見ないと何とも言えないけど、多分二百冊は普通に越えてると思う」


 顔を見合わせる二人。


 やはりこれは一般常識からしておかしいのだろうか。なので、弁解を試みようと思う。


「いやいや、そんな驚く事でもないでしょ。ある書評家の人が言ってたよ。飲み会にも参加しないで、寄り道せずに真っ先に家に帰って、家でゆっくり毎日本読んでれば、一日一冊は読めるって」


 これは苦しい言い訳だろうか。そこまでわたしは非社交的ではないつもりだけど。


「そう言えば、ハルちゃんって運動場で遊んだりしないよね。ずっと教室か図書室にいる」


「まぁ、学年に何人かはそう言う読書家がいるものだが、小春は筋金入りだな」


「多分、お姉ちゃんっ子だから、優秀な木の葉さんの影響だと思う。最近、結構小説以外も色々読んでるの見るもん」


 ああ、読書が好きになったのは、お姉ちゃんの影響って言うのはあると思う。


 でもそこまで稀少人種みたいな目で見られても。


 思えば、いつもお姉ちゃんは本読んでたな。


 と言っても、お姉ちゃんは割と外にも出かけてたし、昔から友達も結構いたと思う。


 一番違うと思うのは、お姉ちゃんはわたしと違って明るいと言う事。ホントに太陽みたいな人なのだ。


 それにわたしはお姉ちゃんに憧れてて、目標にしたい人でもある。お姉ちゃんがわたしの理想の女性像なんだから。


 勿論、そうなれるかはまた別として。


「それにしても、何か好きな食べ物とかないのか、小春よ。ほら見てみろ、あそこの男子。あいつなんか、あんなに真の底から美味しそうに食すではないか。あれを見習ってみるのだ」


 自分だってそう表情に出るキャラじゃないのによく言うよ。


 大体、顔に出るから美味しく感じてる訳でもないでしょ。静かに噛み締めてるんだから。それに好きな食べ物だってある。


「そ、そう。牛乳。牛乳は好きだよ。結構牛乳に関しては拘りだってあるんだから」


 牛乳瓶を掲げて、わたしは弁明する。


「それに時雨の作る料理はどれも美味しくて、ホントにいい気分になれるもん。おかげで、満足して本職にだって存分に精が出るってものですよ」


「ほら、ね。本分は読書なんだよ。時々、声掛けたらダメだぞってオーラ出してるもん。そんな『お一人様』みたいな小学生いる?普通。冴ちゃんも変わってるけど、わたしって変な友達ばっかりいるなぁ。わたし自身は全然平凡なのに」


 まふちゃんがそれを言いますか。


 わたし達の中じゃ一番カリスマ性があって、誰からも好かれるし、面倒見もいいから慕う子だって多いのに。


 わたしだって、それでまふちゃんが同年代では憧れだったんだから。


 しかし、わたしってそんなに、他人を寄せつけないヤバい子に思われてるのかな。それはちょっと自分でもショックな事実かも。


 後、冴ちゃんが突然飛んで来た流れ弾に目を白黒させている。


「だってこの頃、何だか難しい本とか、変わった本とかも読んでるし、ますます迷宮に迷い込んだみたいに、奥深く分け入り過ぎて、わたし達すら見えてない感じなんだもん。そりゃあ時雨さんとかは大人だから、視界に入るのかもしれないけどさ」


 そうやってぷーと膨れて見せるまふちゃん。


 ・・・・・・うーん、そう言われれば、どうして、悪い事してる気分になっちゃいそうだ。


 それにギクリとしたのは、今ちょうど秘密結社に関する本なんて奇天烈な内容の本を読んでいる所だったからだ。


 だって、テレビで言う陰謀論とかじゃなくて、ホントにそう言う団体の事が詳細に語られてて面白いんだもん。


 言い訳じゃないよ、絶対。


「あー、自分からはキスもしてくれないんだもんなー。ハルちゃんってば、昔はあんなにわたしの後ついて来てたのになぁ」


「悪かったってば。だってわたしがそう言うの苦手なの知ってるでしょ。そんなに積極的にはなれないよぉ」


 ふーんと疑わしそうな目のまふちゃん。う、わたしはその目に弱い。


「本読んで色んな知識があるんじゃないの? わたし達よりよっぽど大人なんだと思ってたけど」


「だから本で知ってる事と実践はまた別なんだって。それにわたしの知らない事も、まふちゃんが知ってたりする場合もあるよ。別に本読んでれば、何にだって精通してる訳じゃないんだし。そんな知の巨人みたいな扱いされたら困る。わたしは、ホントにただ本が好きなだけの、普通の地味な小学生なんだから」


 そう言って、わたしは眼鏡を取ってハンカチで拭いてから、またかける。


 一体、わたしを何だと思っていらっしゃるのか、皆さんは。成績だって君らの方がいいくらいじゃなかったっけ。


 わたしは、好きな事を好きなだけやってるだけなんだから。筋トレが好きな人とか、卓球するのが好きな人とか、そんなのとまぁそんなに変わらないんじゃないかなぁ。


「・・・・・・まぁ、いいけど。じゃあ、今度はわたしの家に来て、愛をずっと語らってよ。わたしとイチャイチャしよう」


「ほう、流石に真冬は違うな。ちゃんと押さえる部分を押さえている。これなら、小春もしおらしく真冬にリードして貰えるとばかりに、潔くついて来るだろう」


 うーん。それただで帰して貰えるのかな。いかがわしい雰囲気漂ってるんだけど。


 ちょっと尻込みしちゃうのが本音だけど、まふちゃんの誘いはどこか甘い響きも帯びていて。


 だから、まぁ頷いてしまうのだけど、遠回しにまふちゃん色に徐々に染められていきそうな怖さもあるんだよねぇ。


「うん、まぁいいけど。お手柔らかにお願いね。わたし、時雨みたいな大人だと、結構無茶も出来るけど、まふちゃんに対してどう愛を語ればいいかなんてわかんないよ」


「大丈夫。ちゃんと教えてあげるから。それにわたしにも時雨さんにしてるように、甘えてくれていいよ。ハルちゃんなら許しちゃう」


 うむむ。どうもこのまふちゃんの優しさにやられてしまうのだよな。それにホントにただで済みそうにない気がしてしまう。


 わたし、そんなに恋人にとって面倒な人間なのかな。



 帰って来る途上、まだわたしはグズグズ悩んでいた。


 そんなにわたしは構いにくいほど、本狂いなんだろうか。


 あんまり考えないで来たけど、それはちょっと変わっているくらいのものではないのかもしれない。


 別に誰が迷惑してる訳でもないけど、もう少しまふちゃんとは遊んだり話したりした方がいいのかもとも思う。


 今までわたしがまふちゃんに甘えすぎていたのだ。


 でも、でもと思って帰宅すると、時雨はいつも通りだけど、何か変なのを悟ったのか、微妙に様子を伺っている。


 そして、お姉ちゃんが本を読んで、珍しくこんな時間に家にいたので、わたしは何だか気持ちが溢れそうになってしまった。


 お姉ちゃんは何やら、AIと子供の読解力がどうとか言う本を読んでいた。


 わたしはお姉ちゃんの影響でそうなったのじゃないかと言うくらい、お姉ちゃんも紅茶党だ。今日もミルクティーを飲んでいる。


「お姉ちゃーん。わたしって変なのかなぁ」


 唐突に傍まで行くと、わたしはちょっと駄々を捏ねるみたいにお姉ちゃんに相談してみる事にした。


 お姉ちゃんは、頭を撫でてくれながら、


「どうしたの、小春。何かあった?」


「だって、わたしみたいな子って、全然学校にもいないでしょ。皆外で遊ぶのとか好きだし、お話が苦手な子だって、わたしみたいに本ばっかり読んでる子もそうそういないし」


「うーん、でもそうねぇ。そう言う皆がどうしてるかって言うのも大事かもしれないけど、小春は本が好きなのよね?」


 うん、そりゃあそうだ。わたしは頷く。


「うん。それが大前提としてなきゃね。好きでもない事は続かないよ。それでよ。読んでて意味がわかってないって事も話しててないと思うの。所謂、基礎的読解力はあるはずよね」


 お姉ちゃんは何を言うのだろうか。読解力がついてなくて、読書が楽しい子がいるのかな。


「でもね。結構、今そう言う基本的な読み書きの能力が身についてない人が多いらしいわよ。それで、ね。そう言う人達は、あまりずっと読んでるのが苦痛なのは当たり前なのよね。でもそれがちゃんと小春は出来てる。そうした時に、色々な学校の勉強をする上でも、その力が役に立つと思うの」


 黙ってわたしは聞いている。


 お姉ちゃんはいつも筋道立てて、丁寧に説明してくれるからだ。それも子供にはわからないだろうと言う様な、変な妥協とかはなく、だ。


「まずね、長文問題があったとして、長文を読むじゃない。問題文を見る。その問題文が何を言ってるかわからなかったら、まぁその後に長文からそれを読み解くとか以前の問題でしょ。そう言う何かの問題文に突き当たった時に、色々なその文章に当たっている様なものって考えたらどうかなぁ。そう言う考える訓練になってるのよ。色々な本読んで、あれこれ感想が浮かんだり、自分なりの意見って出て来るでしょ。で、そうやって書かれてる内容が面白いから、次にまた本を読む」


 確かに考えてみれば、そう言うスパイラルみたいなものかもしれない。


 連関してると言うか。小説だって、あっちの本とこっちの本が影響があったとか、同じジャンルの本だとか、作者が同じだとか、同人仲間だったとか、そうやって次々に繋がっていくかもしれない。


「だから、そう言う面白くて仕方がないものに行き着いたんだから、それを止める必要はないわ。だって、それは走るのが好きな人が只管走っていたい様に、ギター始めた人がずっと練習してる様に、将棋だって囲碁だって、何だってその道が好きで好きでもう堪らない人は、四六時中やってるでしょう」


 ああ、そう言えばそうだ。好きで何が悪いってわたしも思ってた。でも、だよ。


「でも、そうやって好きな事ばっかりやってたら、周りが見えないよ。もっと社交的になるだとか、友達にして欲しい事をしてあげるとか、そう言うの考えないと駄目じゃない?」


 ふーん、なるほどねとお姉ちゃんは考える。そして、また言葉を継ぐ。


「じゃあ、さ、小春。本読むのを止してだよ、そう言う事が出来る様になるかな?」


 ふるふるとわたしは首を振る。そんな急に陽キャにイメチェンなんて出来ない。


 急にじゃなくても、お話の世界の様にはいかなくて、眼鏡はコンタクトより便利だし、そう言う地味な風貌だって、そんなに嫌でしてる訳じゃないからだ。


 目立つのは逆にわたしは困ってしまうと思う。


「うん。じゃあ、そう言う付き合いもちゃんと考えながらって言うのも念頭に置いて、出来る事を一つずつやっていくしかないよね。それで、楽しい事をやらなきゃ、人間楽しくないよね。それは人それぞれ違う。カラオケが好きな人はしょっちゅう行って、歌ったりする事は凄く楽しいけど、小春はそうじゃないでしょう」


 まぁ、そりゃあそうだ。


 わたしはそんな発散するなら、同じ音楽でもゆっくり家で聴いていたいし。


「でしょう。それで小春は本が好きすぎて愛してるくらいだもんね。まぁ、私の影響が大きいから、ちょっと私も悪い事しちゃったかなと思わないでもないけど、ま私も昔からお母さんに漫画とか絵本とか読ませて貰ってたからなぁ」


 そっか。お姉ちゃんもお母さん直伝なんだ。やっぱり私達は姉妹だし、お母さんの子供なんだ。


 お母さんはそりゃあ、漫画家だし、色々な知識が必要な物を書いてた時期もあったはずだし、なんか新書で変な本とかも出してたはずだ。


「そう言う訳だから、楽しい事をちゃんとしようね、小春。まだ子供なんだから、しなきゃいけない事も少ないし、自分の好きな事をたっぷりすればいいのよ。今、ゲーム依存症とか話題だけど、何でもそうやって嗜癖の部分にまでそう言うのを当て嵌め過ぎるのは良くないって人もいるわ。勿論、ホントに生活に支障が出て、色々問題が出て来たら、それは対処しないといけない依存症なんだろうけど。そう、享楽をちゃんと享受しないと。これ大事よ」


 享楽・・・・・・。


 そっか、好きな事を好きなだけしていいんだ。お姉ちゃんお墨付き、か。


「それに私とお揃いっていいと思わない? 私は小春とペアルックしてるみたいで嬉しいけどな。小春と色んな本の話がどんどん出来る様になって」


 な、何と?! お姉ちゃんと姉妹コーデみたいなもんって事?!


 そ、それはわたしも嬉しいかも。でも、そんな風に割り切れるかなぁ。


 お姉ちゃんはそうは言っても、結構社交的だし、何だって出来るんだもん。


「うーん、まだ納得してない顔してるなぁ。そうだなぁ、お茶飲むのは私達はもう普通の事よね?」


「う、うん。そうだね。お茶はご飯の時も飲むし、いつでも飲むかも。紅茶とかも好きだし」


「うん。小春はミルクも好きよね。いつも朝飲んでる」


 よく見てくれてる、って事だろうか。


「うん。だって習慣化してるし、やっぱり体にいいし、そうじゃなくても好きだしね」


「そう、そうなのよ。それと同じで小春は読書も習慣化してるじゃない。もう暇な時に本を読むのは、ご飯を食べるのとか、お風呂に入浴剤を入れるのとか、人によっては日課の散歩とかと同じでしょ。ね? だから、もうそれを無理に抑えなくていいのよ」


 お姉ちゃんは抱きしめてくれて、背中をさすってくれた。


 それでも、わたしは難しい心境なのは変わりないのだけど。


「真冬ちゃん達とはもう少しコミュニケーションは必要かもしれないわね。それも小春が負担にならない方向で考えてね。だって幾ら友達だって言っても、辛いのを我慢までしなくていいでしょう」


 ううう、と涙を流してお姉ちゃんにしがみつくわたし。そう、そうか。


 もっと話合わなきゃ。それでわたしの事をわかって貰わなきゃ。


 いつも一緒にいたから、何でもお互いの事わかってるって思ってたけど、そうやって話さなきゃ相手の気持ちはわからないんだ。


 うん、お姉ちゃんはやはり凄い。こんなにすぐにわたしの気持ちのざわつきを収めたのだから。


 享楽、か。


 そうだ。


 色々な場所に電車で行ったりするみたいに、本は色々な世界を知る事が出来る。そこには活字で表せるあらゆる事が書かれているんだ。


 そんな面白い物にわたしが夢中になってる事を、もっとまふちゃんにも知って貰いたい。


 そして、もうちょっとわたしもまふちゃんと言う彼女との、お互いの妥協点を探って行かなくちゃ。


 わたしだけが我が儘言ってたら駄目だもん。まふちゃんの気持ちも考えなきゃ。


 奇特な人格なのは受け入れてくれてるのはくれてる訳だし。そう、だよね?


 だからわたしも少しは変わる必要はある。今のものを捨てずに、と言う但し書きがついて。


 しかし、まぁ他の事に何も興味を示さなさすぎるのは確かにその通りなので、ちょっと反省しなくてはとも思う。


 それをお姉ちゃんに言うと、


「あら。でもそれくらい夢中になってる証拠じゃない。私、ちょっと本に嫉妬しちゃうわ。ああ、そうね。真冬ちゃんもきっと同じだったのかも」


 うーん、そっか。恋人を取られたみたいな気持ち、なのかな。


 それなら、まぁある意味わたしももっと構ってあげる様に努力しよう。


 わたしとお姉ちゃんがそれからも、色々とお話しして、久しぶりのお姉ちゃんとの語らいに熱中している間、時雨は用事をしながら、微笑ましいものを見るみたいな感じで、温かく見守ってくれていた。


 多分、時雨自身が励ましたりするより、お姉ちゃんの方が適当だと思ったんだと思う。


 それはいい判断だけど、これはまた時雨は嫉妬したりしないのかなぁ、と勘ぐっちゃいそう。


 とにかく、明日以降にちゃんとこの事には向き合って行かなくちゃ。わたしがわたしらしくいられるように。




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