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小春の時雨日和  作者: 藤宮はな
第三部:魔族的生活のスタート
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第41話ホークウィンドとブレインストームその2。そしてザ・ウィドス・オブ・ア・サークルの謎

 何だか嵐の様な調ちゃんの来襲だったけど、あの後大丈夫だったのか、ちょっと出雲ちゃんの方が気になってしまった。


 わたしも時雨から心配されたのだけど、あれだけきつく睨みを利かせておけば、当面は問題ないと思う。


 それよりもわたしは時雨が、時雨の能力で出来る可能性がまだ広がる事が嬉しかった。


 これはもしかして、わたしの能力と組み合わせたら、もっといい感じではないだろうか。


 と言っても、バトル物の主人公を目指す訳でもないので、わたし自身も自分の能力を持て余しているのだし、時雨も段々太陽が平気になってくれば、そうそう能力でどうこうする事もないだろうから、気にしなくてもいいんだろうけど。


 でも、なんか気になるのだ。


 そして、次に学校に行った時に驚いてしまったのだが、どうもわたしは調ちゃんに懐かれてしまったらしいのだ。


「こんにちは、姐さん! 昨日はお見それしました。姐さんこそ、ボクらがついて行く人です。どうぞこれからご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願いします」


 えらく誤解があるんじゃないだろうか。それになんか思い込みの強い人が、わたしの周りには多すぎる気がする。


 しかしもうこう言う受難は受難とも思わない様になって来ている節があって、わたしはどーんと構える事にした。


 どこかのアイドルみたく、どーんと来いなんて言えたもんじゃないとは思うけど。


「それで、何。何しにウチのクラスまで来たの」


 今は給食も済んだ昼休みである。


「そう。そうなんです。出雲よりも吸血鬼の能力も高い姐さんに、ちゃんと自己紹介をしとこうと思って。な、乙音」


 振られたもう一人の子。あ、いたんだね。と言うか、別に吸血鬼は関係なさそうだ。


「う、うん。挨拶は大事だよね・・・・・・」


「そ。だからちゃんとしますね。まずボクから。ボクは此花調。調でいいですよ。こっちは乙音。珍しい書き方だけど、これでおとねって読みます。ボクはこの字でしらべですよ。で、ボクら双子なんです。ね、乙音」


 一人でつらつらと喋る調ちゃんに、それに中々ついて行けてない様な感じの乙音ちゃん。


「う、うん。調ちゃんは頼りになるお姉ちゃんだよ・・・・・・」


 なるほど。双子ね。それでやっぱりお姉ちゃんが妹を引っ張っていく格好になる訳か。


 それも調ちゃんは凄く気が強そうで、わたしもどっちかと言うと苦手なタイプなのだけど、どうしてわたしみたいな地味な人間に懐くのだろうか。


「能力はボクが〈ホークウィンド〉。千里眼の様に名前さえわかれば、色々調べられる優れ物です。姐さんの情報もバッチリですから、ご心配なく。気を遣わなくていいですからね。さ、乙音。自分の能力だよ、説明して」


 うーん、こんなにあれこれ聞いちゃってもいいんだろうか。乙音ちゃんは嫌じゃないだろうか。


 その旨聞いてみると、乙音ちゃんはぶるぶると首を振って言う。


「い、いえ、嫌だなんて事は、ありません・・・・・・。ただ小春先輩の事あんまり知らないから、その、慣れないだけで。わたし、そのあんまり慣れてない人って、駄目なんです・・・・・・」


 ああ、なるほど。人見知りするタイプなのね。


 わたしも段々それがほぐれて来たけど、気持ちはわかるなぁ。ぐいぐい来る調ちゃんに、わたしもちょっと引いてるもん。


「ほらー、早く自分の能力言いなって。ボクが適当に言っちゃうよ」


「あ、うん。わたしの能力は〈ブレインストーム〉って言います。こっちから一方的に目を見るだけで、姿を隠せるってタイプのスピリットですね。あ、あの。でもこんなの特に役に立たないと思いますけど・・・・・・」


 いやあー、どっちもわたしのよりは実用的なんじゃないかと思うけど。


「ふっふっふ。姐さん、ボクらの力が必要な時はいつでも言って下さい。いつでもやってやりますよ。出雲よりもいい物件ですよ、ボクら」


 物件とは穏やかじゃない。


 まぁ、そう言う変な気で言ったんじゃないと思うけど、どうもこの子はどこか気が軽い気がして、あまり素直にわたしも自分を出しにくい。


 とそこへまふちゃんが教室に帰って来た。何やら思案顔。どうしたんだろう。


「あれ、いつの間にその子達と仲良くなったの。ハルちゃんってば、やっぱりカリスマ性があるんじゃないかなぁ。モテるって言うか。魔族の王になる日も、こりゃ近いね」


 いやいや、カリスマ的に人気があるのはまふちゃんでしょう。ってそう言う話をしに来たんじゃなくて、何か言いに来たんじゃないのかな。


「そうそう、最近何だか冴ちゃんがそわそわしてるって言うか、ちょっと今までと違うの。夏休みの後辺りから変わったかなって思うんだけど、心当たりはない? ハルちゃん」


「へ? そんなの全然気づかなかったなぁ。別にいつも通りだと思ったけど・・・・・・。何か隠し事してるなら、そっとして置いてあげる方がいいんじゃ」


「いや、これは何かありますよ、姐さん! こう言う時こそボクのホークウィンドじゃないですか。さあ、名前をどうぞ」


 えー、ちょっとそう言うプライバシーの侵害みたいな事は駄目だと思うけど。


「名前がどうかしたの? 枯野冴子って言うんだけど。って顔は知ってる? 昨日ゴスロリ服着てた子がいたでしょ。あ、わたしは蕪木真冬って言うんだ。ハルちゃんから聞いたよ、よろしくね」


 どうも順応が早いまふちゃんだ。何も知らずに名前を教えてしまう。ああ・・・・・・。


 ふむふむ、とホークウィンドを出して、何やら表れた画面を見る調ちゃん。しかし、その顔から驚愕の表情が。


「あれ、何だかノイズが走ってるみたいな。おかしいな、ボクのホークウィンドに変な所はないのに。ちゃんと情報が表示されないぞ。むむむ、これは何かある!」


 どう言う事だろう。どこから攻撃でも受けてるとか? ってそれは些かバトル漫画に影響受けすぎか。


 それにしても、そんな能力が不調になるなんて事があるんだねぇ。


「そんな呑気な話じゃないですよ、姐さん。これは怪しいです。その冴子さんを調べましょう。何を隠してるか、後をつけて調べるんです。乙音のブレインストームさえあれば、何でもござれですからね!」


 うわー、思いっきり危険な方向に向かってる。わたしはそれ嫌だなぁ。


「いや、それで行こう。冴ちゃんが何か危ない事やってたら心配だし、ここはわたし達も一肌脱ぐ時だよ。うん、放課後は今日冴ちゃんはどこかに行くみたいだし、学校には残らない様だったから、好都合だよ。いい、ハルちゃんも一緒に行くんだよ」


 えぇ、それもう決定なの? 冴ちゃんには冴ちゃんの都合があるんだし、別に心配する事もないのになぁ。秘密の一つや二つ、誰にだってあるだろうし。


 しかし、二人にジッと見つめられて、わたしはたじろぎながら目を逸らし、乙音ちゃんをちらと見ると、彼女も苦笑していた。


 どうやら気持ちは同じな様だ。


 でもまぁ、偶には探偵の真似事も悪くないと思う事にした方が、精神衛生には良さそうだ。




「お姉さまー。何かお勧めの本を、って何で調がいるんですの」


 露骨に嫌そうな顔してる所を見ると、まだ完全に雪解けとまではいかない様子。


 しかし、出雲ちゃんよ、わたしはまたまた君の様な子に懐かれて大変なんだよ。


「何だ、出雲も来る気か。姐さん、とにかく後をつけない事には」


 そう、もう放課後である。今日に限って、用事があるらしく、冴ちゃんはそろそろと帰る支度をして出て行こうとしている。


「ほら、行っちゃうよ。出雲ちゃんには歩きながら説明して、早くハルちゃん」


「え? え? 何ですの?」


 とりあえず皆で移動する。ちゃんと冴ちゃんの目は乙音ちゃんも見ていた様で、多分キチンとブレインストームとやらは発動している。


 わたし達は浮気調査をしている探偵の如く、別に気づかれるのを気にする事もなく、冴ちゃんの後を追っかける。


 出雲ちゃんはふんふんと話を聞いて、納得したのか、


「それは何かあります。冴子先輩の秘密って、逆にその隠し事以外にありそうな気も致しますけど」


 それはどう言う事だろうか。さっきの調ちゃんのホークウィンドの不調の原因が冴ちゃんにあるとでも言うのかな。まさか、ね。


 しばらく後ろを歩いていると、まふちゃんがあれ?と声を出す。


「冴ちゃんはどこ? 今までそこにいたと思ったんだけど、って言うかここどこ? さっきまで歩いてた通りと違う様な・・・・・・」


 何を言ってるのかと思い、そちらを見ると、確かに冴ちゃんはいない。


 ええ? どう言う事? それに確かにここは通りが一つ違う所だ。いつの間に別の道を来たんだろう。


 ふとSCCちゃんが何もない方に目を向けるので、わたしもそちらへ気をやると、ふわふわと楕円形の中心に星形のマークが描かれている物体が、何とはなしに浮遊していた。


 変だなと思いながらも、とりあえずわたし達は元の通りに戻る事にして、道を曲がっていく。


「あ! 変ですよ、姐さん」


「何がどうなってますの? ここは先程の道ではないですか」


 そう、調ちゃんと出雲ちゃんも驚いているけど、わたし達は確かに道を曲がって一つ先の通りに来たはずなのに、全く同じ場所に戻っていたのだ。


 傍にパン屋さんと隣にラーメン屋と言う無節操な並びなので、間違うはずがない。


「あれを見て下さい。何かいます」


 調ちゃんに促されて見ると、またしてもさっきの浮遊体。まさか、あの何か得体のしれない物に攻撃されてると言うのだろうか。


「敵ですかね。調べてみましょう。なになに・・・・・・」


 調ちゃんはホークウィンドを出して、その浮遊体を吟味する。


 どうやら遠くからでも鷹の目で何でも見えるらしく、拡大鏡みたいな図が現れた画面に出ていた。


「ふむふむ。ザ・ウィドス・オブ・ア・サークルと言うらしい以外は、ええと、不明だそうです。何じゃそりゃ。ボクのホークウィンドがまたしても無効化されているなんて」


「調ちゃん、名前がわからないからじゃないかな。それに謎の能力には何があるかわからないんだし」


 乙音ちゃんがフォローする。


 うーん、そのザ・ウィドス・オブ・ア・サークルとやらがわたし達を迷わせたって事なんだろうか。


 どうやら、あの浮遊体にその文字が書かれていて、能力名は判明したらしい。


 ん? 迷わせた、か。どこかに行き着かないようにしている、とか?


「ええい、そんなのどうでもいいよ、乙音。火を噴け、ホークウィンド。やっちまえば、この変な状態も解除されるだろうし」


 そう言って、わたしとの戦いでは使わなかった、口から火を噴くと言う荒技で、相手に攻撃を仕掛ける調ちゃん。


 出雲ちゃんも何気にウォッチャー・オブ・ザ・スカイズを出している。


 しかし、期待も虚しく、その火球攻撃はただ敵を通過しただけで、不発に終わってしまった。


「そんなぁー。ボク、何だか自信なくなっちゃいそう」


 慰めてあげたいけど、その余裕もなく、次は出雲ちゃんが向かう。


 そのウサギさんのお面による、前よりも威力がありそうな適確なビーム攻撃も、全然効果なくすり抜けてしまう。


 そして、何事もなかったようにそのザ・ウィドス・オブ・ア・サークルがこちらに来て、声を発する。


「あなた達が追っ手ですね。ご主人の所に行かせる訳にはいきません。しばらくこのわたしの空間にいて貰うか、追いかけないと誓うなら解放させて頂きます」


 機械的な音声みたいな声だ。それも女性の。


 調ちゃんは傍でこしょこしょと、手を引くって言ってまた探せばいいんじゃないか、と言っていて、それを乙音ちゃんが駄目だよぉと止めている。


「あの敵には何も通じないのかな、どう?SCCちゃん」


「アレは遠隔自動操縦ッテヤツです。本体をドウニカシナイト、アレには一切攻撃は効カナイト思イマス」


 そんな事言っても、遠隔自動操縦なら近くに本体はいないんでしょ。じゃあ、どうやってその能力者を倒すんだか。


 で、あれには手出し出来ないとなると、お手上げだ。


「・・・・・・あれってさ、もしかして冴ちゃんの能力じゃないのかな?」


 まふちゃんからとんでもないボールが投げられる。もしかしてまふちゃんにも見えてる?


 そうか、普通に現象としても出現して、どんな相手でも自動的に迷わせる能力だから、まふちゃんにも見えてるんだ。


 でも、冴ちゃんが本体? でも確かに、冴ちゃんを尾行したら、この能力に巻き込まれたし。


 冴ちゃんを追跡した相手を、自動的に迷わせる。追っ手から逃れる能力って事なのかな。


「やはりあなた方は、冴子さんの知り合いですか。わたしも冴子さんに出来るだけ存在を知らせないでいたいので、とにかく手短に言いますけど。わたしの事を冴子さんに告げない、今冴子さんを追わない、この二点が守れる様なら解放しても構いませんよ。どうせ、守らなければ、わたしは自動的に発現しますので、悪しからず」


「うううむむ。あいつ、癪だなぁ。姐さんのストーン・コールド・クレイジーでも、何ともならないんですか?」


 そう振られて、わたしも困る。SCCちゃんはふるふると首を振っているし。


「そんな事言われても。だからやめようって言ったのに。もう冴ちゃんを嗅ぎ回るのはやめて、帰る事にしようよ。それに一度、冴ちゃんに聞いてみればいいじゃないの」


 わたしが眼鏡を光らせて、少しお説教モードに移行しようかと思っていたその時、まふちゃんがポンとわたしの肩に手を置いて語る。


「わかったよ、ハルちゃん。わたし達、友達だもんね。ちゃんと聞いてみないで、こんな悪い事しちゃって、いけなかったよ。じゃあ、わたしが明日聞くから」


「そう言う訳ですので、わたくし達はこれからお茶して帰りますので、迷子にもうしないで下さいな」


 その出雲ちゃんの言葉に、ウィンウィンと音を鳴らして、彼女(なのかな?)はふわふわと揺れる。


「了解しました。では、元の時空に接続致します。しばしお待ちを」


 一体どうなっているのか、視界がぐらぐら揺れて、目を瞑ってから開けた時には、元の通りにちゃんとわたし達は存在していた。


 そして、あのザ・ウィドス・オブ・ア・サークルも消えていたのだった。


「じゃあ、どうしよっか」


「お茶、お茶ですわ。喫茶店に入ってみましょう。そこでお姉さまのお勧めの本を聞きたいですわ」


 うーん、子供だけで入っちゃっていいのかな。とりあえず時雨に連絡して、来て貰う事にした。それで喫茶店には入ればいいでしょう。




 時雨にその話をしたら、えらく心配されたのだけど、まぁ無事に戻って来られたのだから、良しとして欲しい。


 でも子供だけで、能力に対峙するのは、確かにリスクがあるかも。幾らわたし達もスピリット能力者だからって。


 と言っても、ソーニャさんが来たら、余計に困った事態になりそうだし、時雨だけでもわたしが心配なので、あまり変わりがないとも言える。


 で、翌日。冴ちゃんに直接聞く、と。もうまふちゃんはその気の様だ。わたしは傍で聞いてるだけにしようと思う。


「ねー、冴ちゃん。昨日、どこ行ってたの。珍しくさっさと帰っちゃったけど」


「うむ・・・・・・うん? 別に買い物だが、何だ真冬」


「誰と行ってたの? 友達なんだし教えてくれてもいいでしょ」


 しばし逡巡する冴ちゃん。しかし、まふちゃんの眼光は逃すまいとしている。


 うーん、ああなったまふちゃんからは、誰も逃げられないよね。


「そ、そうだな。君達には言っておかなくてはな。実は・・・・・・我は昨日デートしていたのだ。その・・・・・・交際しているのでな」


「だ、誰と?!」


 妙に食いつくまふちゃん。でもわたしも気になる。


「絶対に誰にも言うなよ。我はこれ秘密で付き合ってるんだから。実は・・・・・・静先生なんだ、付き合ってる相手。真剣な交際なんだから、変な混ぜっ返しはなしだぞ。そうだ、小春も時雨さんとの事隠してないから、君らには言うよ」


 ほー、と二人で感心する。


 多分、静先生のあの感じでは、冴ちゃんから告白したんだろうな。それもリードするのは冴ちゃん。


 お互い、大人がああだと苦労するよ。ま、わたしにはまふちゃんって言う大人びた彼女もいるんだけどね。


「じゃあ、昨日の事は何も知らないんだよね。わたし達、ううん何でもない」


 まふちゃんが言いかけて、やめる。


 そうだね。いずれ自分の能力に気づくほどレベルが上がる時も来るだろうけど、今はわたし達だけの内緒。


 それをあのザ・ウィドス・オブ・ア・サークルとやらに誓わされたし。


「何だ。何か歯切れが悪いぞ、真冬らしくない。明快に言明したい言説を態度で表明しないか」


「へっへー。冴ちゃんが凄いね、って話だよ。わたしも負けないから。ね、ハルちゃん」


「え? 別に勝ち負けを競う気はないけど、まぁ確かに冴ちゃんは凄いね。わたしももっと努力しなきゃ」


「? 何についての言及なのだか、さっぱり理解出来ん。奇妙な二人だな」


 とりあえず、人知れず冴ちゃんの能力、ザ・ウィドス・オブ・ア・サークルとの一件は終わりを迎えた。


 もしかしたら、冴ちゃんをストーキングするアホな人が、あの能力の被害に遭っているかもしれないけど、それは自業自得だし、そんな悪い人は神隠しみたいな目に遭うのも一興、だよ。


 ともあれ、冴ちゃんには危ない目に遭いにくい能力が発現していたみたいで良かった。でもいつの間に熱出したりしてたんだろう。


 あ、もしかして、あれかな。昔子供の頃に高熱で数日寝込んだって話。あの時に実はもう発現してたのかも。


 ははあ、そうだとすると、色々とスピリット能力って言うのは奥が深いなぁ。


 わたしの知らない、考えもつかない変な能力も沢山あるんだろうか。


 ちょっとどんなのがあるか、興味もあったりして。まぁ、危険はないに越した事はない。




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