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タテオのその後

 タテオの家で、タテオがいないことに気がついたのはおかあさんでした。

 おとうさんとふたりで夕飯を食べたあと、あんまりタテオがよく眠っているので、少しは何か食べたほうがいいかと思って、タテオを起こしに行ったのです。

 そうしたら、タテオのベッドはもぬけのから。

 おかあさんはあわてて、おとうさんに話しに行って、おおさわぎになりました。

 すぐに、警察に連絡しました。


 さて、シャンソン・ド・パリでは、小さい男の子がひとりでふらっと入ってきて、寝てしまったので、こまって警察に連絡していました。

 だから、タテオはすぐに見つかりました。

 家に帰る前、眠っていたタテオは起こされて、ブラッドオレンジのジュースを飲ませてもらったのですが、それはもう、これまで飲んだ飲み物の中で、いちばんおいしい飲み物でした。

 それはタテオのいちばん好きな飲み物になりました。そのあとまたすぐに眠ってしまい、タテオは眠ったまま毛布にくるまれて、おとうさんの車で家に帰って来ました。


 金魚姫は?

 その日、どうしたのかわかりません。

 ほんとうに、シャンソン・ド・パリの歌手だったのか?

 わかりません。

 次の日にはちゃんと金魚ばちの中ですまして、ゆらゆらと泳いでいました。

 でもタテオはずっと大人になるまで金魚姫はシャンソン歌手だったのだと信じていました。ただそのことを人に話したことはありませんけれど。




冬の童話祭りに参加するつもりで書き直したのですが…。

なんだか、今回のお祭りは決められたテーマを盛り込んでいないとだめみたいなので、金魚姫を無理やり冬の女王にしてしまうのも、なんだか…変すぎるので、参加を取り消しました。

よろしくお願いします。

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