表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界食道楽アドベンチャー  作者: 海鼠腸
~青年期・国外視察編
52/137

51話 ウサギのジビエ料理…?

「クエスト報酬の銀貨1枚と、銅貨5枚です、どうぞお確かめくださいませ」

 冒険者ギルドの受付さんから、報酬を渡される。

 

 冒険者ギルドを後にし、宿屋に戻る。

「いやぁ~、1対多数の戦いってヤバイよなぁ……。ねぇ? シャロミーだったらどう戦ってた?」

 ベッドの端に座って、シャロミーに話を降ってみた。

 

「え? えっと、まず動き回って撹乱させながら、一匹づつ倒して行きます」

 シャロミーが手を顎に手を当てて、考えながら発言した。

「なるほど、撹乱させて一匹づつかぁ……」

 腕を組んで、低い声で呟く。

 

「もうやだー! 角兎狩りはこりごりだよーぅ!」

 ボクは、両手を上げてベットに倒れこむ。

 

「でも、良かったではありませんか。冒険者と言う仕事は、命がけだと言う事を経験出来ただけでも、良しとしましょう」

 あっ、さらっと怖い事言った!? でもまぁ、シャロミーが言うように、生きて居るだけでも、良かったと思う事にしよう。

 

「っと、狩った兎を馬車に置いたままだったな。肉を厨房に持って行って、料理長さんに調理して貰うか」

 ベットから起き上がり、部屋から出て、厩に留めてある馬車から血抜きしてある兎肉を、両手に持てるだけ持ち、宿屋の厨房に押しかける。

 

 厨房は、相変わらず料理長の怒鳴り声が飛び交っていた。

「料理長さーん、兎肉持って来たんで、調理してくれませんか? あと兎肉の代金は要りませんからっ!」

 ボクも負けずに大声で、料理長さんに声をかける。

 

「ん? なんだぼうずか。兎肉を持ってきたんだな? 解った、その辺に置いておけ」

 料理長は、兎肉を置く場所を指差し、再び仕込みをしている他の料理人に、檄を飛ばし始める。


 全部の兎肉を厨房においてきた後、部屋に戻り、リリアーナとシャロミーとの三人で、角兎狩りの反省会のような事をしていると、ドアをノックされ。

 

「カサード御一行様、食事が出来ましたので、降りてきてください」

 宿屋の従業員が食事の準備が出来たと、呼びに来てくれたのだろう。

 

「解りました。今食べに行きますー!」

 ボクは返事をし、3人で食堂に降りて、食べることにする。

 

「リリアーナ、シャロミー、今日はたぶん兎肉を使った料理だと思うから、食べに行こうよ?」

 ボクはリリアーナとシャロミーを食事に誘う。

 

「もちろんですわ、シャロミーも行きましょう」

「そうですにゃぁ、あたいもお腹空いたにゃ」

 二人はそう言い、部屋を出て、宿屋の食堂に降りて行く。

「あれ? 置いてかないでー!」

 ボクも慌てて階下へ降りる。

 

 3人で食堂のテーブルに座ると、すぐに料理がテーブルに並べられた。

 勿論、兎肉を使った料理だ。


「「いただきます」」

「主よ、今日の恵みに感謝いたします」

 ボク達は食事の前に祈りをささげ、出された料理を食べ始める。

 

「ん、焼いただけの肉でも美味しいな」

「そうですにゃ。臭くなくて美味しいですにゃ」

「スパイスが欲しいですわね…。でも、味は悪くないですわね」

 各自に食べた観想を言い合った。

 

「どうだい? ぼうずよりも、上手く調理出来ねーが。美味しいだろ?」

 ボク達の所に、料理長がやってきた。

 

「はい、まぁまぁ……ですね。もう少し味付けを工夫すれば、良い味になる思いますよ」

 思わず建前で答えてしまう。

 

「そうか、今度から兎肉料理を美味しく出せるように、頑張らなきゃいかんな!」

 料理長のオヤジさんは、本気の様だ、腕を組んで考え始めている。

 

『これで宿代が高くならなきゃ良いんだけどねぇ』

 と心の中で思うだけにして苦笑する。

 そんな会話を料理長としながら食事しているカサード一行であった……。

う~ん 相当悩んで書きました。

ウサギ肉料理って食べたことないんだよね…(;゜Д゜)

ウサギ肉をお取り寄せして、調理して食べた後で加筆するしか……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ