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異世界食道楽アドベンチャー  作者: 海鼠腸
第1章 転生~幼少編
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第2話 人生の選択

お待たせしましたー!赤ちゃん編書くのきついです…(´;Д;`)

 今、俺はオムツ替えをされてる…しかも丁寧に…誰にオムツ換えをしてもらってるかというと、

 メイド兼乳母のアリエッタと言う名前の女性だ。俺が母親かと思っていたのは、彼女だったらしい。


(じゃあ、生みの親は誰なんだろう…?前世だったらネグレクト【育児放棄】で捕まってるぞ…)


 そんな俺の考えを他所にテキパキとおむつ替えをする彼女は、これが私の仕事だ!

と言わんばかりの仕事ぶりに、俺は頭が下がる思いだ。オムツ換えを終えたら部屋の掃除かー。


「だーうー!きゃっきゃっ!」(アリエッタさん!いつもありがとうございますー!)


 手足をジタバタさせて感謝の行動

 そうするとアリエッタさんはこちらを向いて笑顔で返してくれる。


(うん いい笑顔だ その笑顔、プライスレス! …なんてなー)


 そういえば、はいはい歩きできるようになってから気がついたのだが、調度品の周りに木の柵が置いてある。


(あー、それなりに高い品物だから傷とか付けたくないんだろうなー…)


 そんな事を考えていると、掃除が終わったのかはたきや箒等の道具を片付けて部屋から出る…と思ったらドアの向こう側の廊下に立っている近衛兵さんに、口頭で引き継ぎをしているらしい。

 …数分後。引継ぎが終わった様だ、アリエッタさんと入れ替わりに部屋に入ってきたのは猫耳の近衛兵さんだ。

先日は頭の方しか見なかったけど、こうやって全身を見たら… あっ やっぱりモフモフのしっぽがあった! 流石は異世界!

 猫耳近衛兵さんの名前は『シャロミー』と言うらしい。

 何故解ったかというと、引き継ぎ時に聞き耳を立てていたからだ。あ~んしっぽをモフモフしたいなー。

 ベビーベットの柵を上げて行かないでアリエッタさんが部屋から出たのを好機と見て、床に降りようとバックはいはいしたが、ずり落ちて床にゴツンと頭を打った。


「びゃーーーーー!」(痛てーーーーーーーーーっ!)


 シャロミーさんは、俺がベビーベッドから降りようとしてるのに気がついて、スライディングしてきたのだが間に合わなかったらしい。

 慌てて抱き抱え、頭を撫でてくれている。


 「ああっカサード様!痛かったですね。今、痛みをとって差し上げます!」


シャロミーさんがそう言うと、打った場所に手をかざす。


 「オーン フル フル チャンダーリ マータンギ」

シャロミーさんは何かの呪文を唱えると、たちまち痛みが引いていく。


 「あー?…きゃははっ あうー!」(あれ?…ありがとうございますー)


 直して貰った事を感謝し、シャロミーさんのしっぽで遊ばせてもらう事にした。

 彼女も子供と遊ぶことが好きな様だ。

 そんな楽しい日々を過ごす…




▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼





 生まれ変わってから約1年程が経ったある日。

 俺はシャロミーさんに城の何処かに連れてこられた。

 そこはすごく広い空間、天井も高い。 

 真ん中に赤い絨毯が敷かれ、その先には階段があり、登った所に玉座…その玉座に座る王様…もしかしてだけど、あれが俺の父なのか?


 階段下に何かが置いてある…その何かをよく見ると、三角フラスコと剣と魔法使いが持つような杖が置いてある。

まさか、これで俺の運命を決めようとしてるのだろうか…。

ウチも猫獣人のしっぽで遊びたいー!。

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