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異世界食道楽アドベンチャー  作者: 海鼠腸
第1章 転生~幼少編
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第一話 転生したら色々驚いた

短めですいません…


今、俺は綺麗な顔立ちの女性に抱っこされている。


ですよねー!やっぱりここからですよね!赤ちゃんからですよね!

ってかこの女性は俺を生んだ母親か?

そう思いつつ、今居る部屋の様子を見る。

まず目に入ったのは豪華なシャンデリアだ。

他には暖炉や豪華な飾りの調度品がズラリと並ぶいる部屋だった。

何て事?!どこの金持ちに生まれたんだ!?

驚いて「おぎゃぁ!おぎゃぁ!」と泣いてしまう。

すると女性は泣く俺をあやし始めた。

「―――、―――?」

なにか喋りかけてくれているが、スマン…言葉が理解出来ない…。

前世、英会話教室に通ってみたが、一日で挫折した位だからな。

兎に角、英語やフランス語じゃ無い事は解った。

異世界語…と言う事にしておこう…うん。

こうなると、することは限定されている。

お乳を飲む・寝る・手足を動かして運動する。

この三点だけだ。

しかし、この世界には粉ミルクは無いようだ…。

まぁ…どっちかと言えば母乳の方が良いけどな。




▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼




俺が生まれてから数ヵ月後。

手足を動かす運動やお乳のおかげで、はいはい歩きが出来るようになった。

この頃になると自然と異世界語も解るようになる。

はいはい歩きで窓辺まで移動し、外の様子を見る…。


(おぉー?!すっげー!庭園が広ーい!城下町も見える!!ここお城だーーーー!!!)


興奮して窓をバンバン叩く。

すると、窓を叩く音に驚いたのか、誰かが部屋のドアを慌てて開けて入ってきてこう言われた。

「カサード様、ガラスが割れてお怪我をなされたら私が叱られます!」

背後からヒョイと脇を持たれてベビーベッドへ…。


(誰ですか?テンションMAXだったのに…。)


見ると、軽装備の近衛兵?の様だ。

しかもよく見ると猫耳!スコティッシュフォードみたいに耳がペタン!ってなってる。

ベビーベットに寝かされるが、俺のテンションはMAX突き破って青天井へ!

手足をばたつかせながら。


「あー!うー!」


なんとか言葉にならない言葉で気持ちを必死に伝えようとする。

「カサード様は本当に元気ですねぇ」

猫耳の近衛兵さんが俺の行動に頭を撫でながら笑顔で答える。

どうやら、俺の新しい名前はカサードというらしい…。

まぁ…次は掴まらないで歩けるようにしなきゃいけないな…


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