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異世界食道楽アドベンチャー  作者: 海鼠腸
第1章 転生~幼少編
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第11話 小さなことからコツコツと!

お待ちどう!ラーメンだったらスープ吸いまくって麺が器から溢れているかもねー? こんな一週間も時間かけたら…(;´Д`A

 貴族側からの圧力は、あれから続いてる……。

 余りにしつこく毎日来るが、俺は適当な理由をつけてあしらっている。

 実験的に、貴族税なるものを発布してみようかな……。

 これは前世で言う、所得税と同様の物で、所得が多いほど払う税額が増えるというシステムだ。

 それで国の財政が、立て直せるかどうかはまだ解らない。

 とにかく、貴族の無駄遣いの件はどうにかなったような気がする。


 俺は今、自分の部屋で今後の再建方法を考えている最中だ。


 う~ん……いまいち活気の無い町をどうするかだなー。

 そうだ! この国でしか食べられない食べ物とかで、人を呼び寄せるのはどうだろうか?

 「あっ!(パリーン)」

 とりあえず、簡単な食材で何か作れないかな~? と、手元にあった紙に色々と書いてみる。


 パンケーキ

 うどん

 オムレツ

 ピザ

 魚肉使ったハンバーグ

 焼売

 

 書き起こしていて、意外にこの世界にある食材で料理を作る事を考えたら、なかなか浮かばない、無意識に眉間に皺が寄る。

 勿論、ガスコンロも電子レンジも無い世界だ。

 火加減も調整や時短調理も期待出来ないだろう……。

「う~ん、どうしたもんかの~……」

 何故かジジババ言葉になる。

 やはり、農作物倍増計画から始めなきゃいかんのか……?。

「きゃっ!(ゴロン ガシャーン!)」

「リリアーナ! もう掃除はしなくて良い! 座って待っていろ!」

 リリアーナに掃除を頼んでいたが、掃除しながら物を壊すので、これ以上物を壊されちゃたまらんと思い、机をバン! と叩き、リリアーナを叱責する。

 一方のリリアーナは、しょんぼりして、チョコンと床に座る。

「ったくこの子は……まともな仕事が出来ないのか……? なんていうクラッシャー……」

 若干イラつきながら、リリアーナに聞こえないような小さい声でグチる。

 ドアから半分体を出して、メイドのアリエッタさんを呼ぶ。

「アリエッタさんー! リリアーナが割っちゃった物の片付けを頼む!」

 ドアを閉め、机に戻り再び策を練る作業の戻る。

 数分後、アリエッタさんが、掃除道具を持って部屋に入ってきて、テキパキと割れた物を片付けている。

 俺はアリエッタさんとリリアーナを両方見ながら、リリアーナに向けてこう言った。

「リリアーナ、アリエッタさんの仕事を見て覚えるように!」

「は……ひゃいっ!」

 リリアーナから、若干噛んだような返事が帰ってくるのを確認し、目線を机の上のメモに移す。


 トントンとペンでメモを叩いて思案を再開する。

 ……! そういえば、貴族に貸すはずだったお金が浮いてるんだったな。

 そのお金で、治水工事をして、農地拡大をしよう。

 やはり食料自給率を上げるのが先決だろうな。

 サルベーヌ共和国から魚介類や塩を、サドーガ大公国からは鉄製品を、商人に頼んで拡充を図る事も重要かもしれないが……。

 それとも、サルベーヌ共和国・サドーガ大公国の両国へ赴いて、まだこの世界で知られていない食材があるかもしれないから、この目で確かめてくることも範疇に入れておこう、うん。

 大体の戦略が固まってきたところで、頭を上げて部屋を見ると、アリエッタさんに頼んでいた掃除が片付いた様だ。

 リリアーナはアリエッタさんの仕事(掃除)が終わっているにも関わらず、アリエッタさんから目を離さないでいた。

 いつまでガン見してんだよ! と、心の中だけでツッコミを入れる。

 まぁ、とにかく農地改革が先だな! 俺自らが率先して畑を耕せば何か変わってくるだろう……。

前回な投票前だったって事で、テンションがおかしかったのです。取り乱してましたです ハイw。


皆さん、今回の話を読んで、気がついてると思いますが、リリアーナはアホな子でドジっ子ですw。


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