3.決闘の末
雨の日は仕事に行くのも憂鬱ですね。
まぁいつも憂鬱なんですけど。。
誤字脱字あったらすいません。ご指摘頂けたら修正致します。
勇者の猛攻は息つく暇もなくくりだされる。
「おぉ!!なかなかやるではないか」
「っく。さすがわ魔王だな。ここまで魔法が無力化させられるとは全く思っていなかった」
勇者は光魔法を得意としているようで、初めからガンガン魔法で攻め込んできていたが…。
俺も伊達に魔王を名乗ってはないのです。
相手が光魔法を放つのと同時に同等の力の闇魔法で相殺させてやりましたよ。
おや?勇者が力を体内に溜め始めたぞ。
剣を天に向けた勇者の身体が光り出す。
「次で最後だ。【光神剣】」
シュンッ。
消えた?!
「くらえぇぇぇ。」
声に反応した俺は上をみた。
一瞬で俺の真上に移動し、大きく聖剣を振りかぶろうとしている勇者がそこにはいる。
光の速さで移動したのか?まじかよ。
かなりやべー。ぶっちゃけもうあんまり魔力ないんだよな。
でも痛いのヤダし、かといって負けてやるのも嫌だ。
よし!時間止めよー。そうしよー。
【タイムパラドックス】発動。
わずか30秒だけ時間を止められ最強のわざだ
。いくつか制約があって使い勝手が悪いのが難点だが。
とりあず場所移動して、着地した勇者の首元に剣を当てられる用に準備。
時が動き出す。
スカっ。
「な、なに???」
「チェックメイトだな勇者よ」
あぶねー。剣の風圧でぶっ飛びそうでしたけど。
「ここまでか…。全力を尽くした。殺せ」
勇者は敗北を認め死を受け入れていた。
ぶっちゃけ殺すの簡単なんだけど、こんな強いやつ殺すのはかなりもったいないと俺は思う。いらない命なら俺がもらってやるぜ。
「ふっ」
「魔王よ。なにがおかしい?」
「私はお前を殺さん。お前が捨てたその命、私が貰い受ける」
「どういうことだ?生き恥を晒せと言うのか?」
あっ!!いいこと思いついたー!!
「勇者よ。一つお前に提案がある。お前・・魔王にならないか?」
「えっ??えぇぇぇぇぇ???」
勇者の奇声が城中に響いた。