No.3 紅魔館脱出大作戦!その1
こんにちは、こんばんは、おはようございます。
投稿三日目の第3話となりましたが、日に日に読んで頂いてる方が増えてるようで、作者冥利に尽く思いです。(使い方わからんのに難しい言い方してます)
駄文ではありますが、作者共々よろしくお願いいたします。
あと、相変わらずスランプ続きです。他の方々の作品見て参考にする事もあるので、使い回しネタ多いかもしれませんが、これもラノベの醍醐味かと、寛容にご容赦頂ければ幸いかと・・・orz
まあ作者のゴタゴタはほっといて、第3話お楽しみください。
「それに、フラン様には謹慎処分が出ておりますので、お部屋からお出しする訳にはいきません」
咲夜さんが、無表情のまま申し訳無いと言わんばかりにお辞儀をしていた。
「謹慎…って、どうしてそうなったんですか?」
「…ふぅ…もし、あなたが言う平和な場所に戻りたいと願うなら、あまり此方の事に首を突っ込まない方が身の為だと思われますが…?」
部屋の温度が下がる様な視線で、此方を見据える咲夜さんにたじろぐ。
「っ!!…だけど」
「それに、何度も申し上げてますが、彼方の今後はお嬢様次第になりますのであまり此方の不評を買うのも、御自身の為にはならないと忠告致します」
咲夜さんは、もう会話も終わりですと言わんばかりにお辞儀をすると、止める事もできず、そそくさと部屋から出て行き、重い扉は音も無く閉じられた。
止めようと力無く上げた腕に気が付き、腕を下ろすと、さっき言われた言葉を思い出し、舌打ちすると、現状を再度把握しようと確認するように口を開く。
「くそっ……まず今わかる事から整理しよう」
1つ、あまり認めたくないが、…たぶん俺は死んだ可能性があると言う事か…刺されてたもんな…
そう言いつつ、刺されていた場所であろう心臓付近…服の上からは分り辛いが、無いとも言えないが、少女らしい柔らかみにふと手の平を押し当てる。
1つ、何故だか理由はわからんが、お嬢様の妹様…幼女になってた…
と若干頬を染め、慌てて手を離す。
1つ、あと、死ぬ前の事は覚えてるのに自分の名前とかを覚えてないと言う…記憶の欠落か…
これについては、その内思い出すかも知れないから保留として…現状問題となってるのは…
1つ、この体が吸血鬼かもしれないって事…か…これは…羽か?
ふっと自分の体を見回し、一番気になっている背中の羽らしき物を確認する。七色の綺麗な石?が付いた羽は、まだ体の感覚が掴めて無いせいか動かす事は出来なかったが、着替えの時に感じた痛覚があったので、偽物って事は無さそうだ…触ると少し感覚があるのかくすぐったい…
「なんか、変な感じだな…今まで無かった部分に感覚があると言うのは…あと、よく体のサイズが変るとバランス感覚狂うって言うが…これはちょっときついな…必死だったからわからなかったが少し歩き難い…」
後は…吸血鬼か…たしか、血を吸う不死身の伝説上の生き物…だったか?代表的なので血を吸うって言うのはもちろんだが、不老不死…と言うか不老であって不死は難しい所か…弱点の説は幾つもあるもんな…俗説も在るらしいけど。
「気を付けないといけないのはまず、太陽光だっけ…灰になるとか消滅とか…それは勘弁願いたい…あと、十字架?はどうなんだ?」
小さな手の指を十字に形作ってみてみる。
「うん、これは大丈夫そうだ…嫌な感じも無いから十字架は大丈夫だろう。次は銀製の物とか杭を刺されるだったかな?そう言えば…」
一度目に気が付いたとき、杭ではなかったが棒状の物に胸を貫かれてたのを思い出した。
「あれは死ぬほど痛かったけど…今死んで無いって事は、身動きを封じる位には効果あるって事か…二度と御免だなあれは…銀も効果ありそう…やばいな…」
ふっとその後に出てきた二人の事を思い出すと、現状あまり良くない事に思えてきた。
「二人組のうち一人は咲夜さんだとして、たぶんあの青髪の女の子がお嬢様とやらだろうな…」
それでもって監禁中…だが出れたとしても、咲夜さんが朝の9時とか言ってたから、出た瞬間、太陽でBADEND…か?
「ははっ…なんかすでに俺つんでね?…まったく…俺が何したって言うんだよ…夢なら覚めてくれ」
理不尽な状況に、涙目を浮かべながら机にうつ伏せると、何とか改善策を出そうとふと浮かんだ文字を言葉に代えてみる。
「…幻想…郷?…一番大事な事を忘れている気がする…何だ…幻想郷…紅魔館…俺は…ダレだ…?」
…どうやら、俺は記憶喪失しているようです。
「なぁ、どう考えてもつんでるんだが…ムリゲーじゃね?」
「大丈夫♪作者も攻略できてないし、ゲームじゃない、現実は甘くないのだよ明〇君」
「…明〇じゃねぇし!!」