表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
気が付くと、其処は幻想郷で俺が妹様な訳だけども…  作者: リルフィ
第2章 幻想郷の妖魔人々編
21/21

No.19 幻想郷と力

幻想郷のマップは色々ありますが、風景を想像し易くて助かっております。


 掃除も終わり、縁側でアリス、俺、霊夢と並んで座ってお茶を貰って寛いでいた。


 「ふぅ、ホントに助かったわ。いつもは宴会の後アリスとかは手伝ってくれるんだけど、飲み食いしまくってたやつらそのまま帰っちゃうから掃除大変なのよ」


 「魔理沙もいつの間にか逃げちゃってるし…まったく…」


 二人の間で愚痴を聞いてるものの、心地よい風と程よい日差し、掃除による疲労で俺は少しウトウトと眠りそうになるのを我慢して聞いて居た。


 「~~~で~~~~たのよ」


 「…~~~もね~~~~……わ…」


 しかし、俺の頑張り虚しく意識は深い所へ落ちていった。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


 「つか……ちゃん」


 「ねぇ…司…お…ちゃん」


 少女の声に気が付いて目を覚ませば、そこはまた俺とフランの空間だった。

 「ふふ、ねぇ?霊夢見て」


 アリスのクスクスと笑う声に愚痴をやめ横を見れば、小さな吸血鬼の少女フランドールが、アリスの膝を枕にまるで赤ん坊の様な表情で眠りこけていた。


 「あら、寝ちゃったのね。…布団用意するわ」


 「あ、もう少しだけ待ってくれる?ふふ、司はホント可愛いわ」


 アリスの母親みたいな笑顔に呆れて私はこの可哀そうな稀人に同情していた。


 「…程々にね…」


 お茶をすすり空を見上げればまるで異変など起きていない様な穏やかな天気が降り注いでいた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ