プロローグ的な何か?
これは、作者の気分転換のつもりで執筆しました。初めての二次創作物に、ifストーリー的な感じで、書いているので、原作を知っている方には、キャラ崩壊や設定の不備など多々見受けられると思います。
作者はあまり原作は知らず、二次創作物ばかりを見て居るので間違った知識があったりします。
それでも御了承いただければ、稚拙な内容、文ではありますが、楽しんで見ていただければと思います。
続きの投稿は完全不定期です。
ズキリと痛む胸に、重い瞼を開くと、胸には、真っ赤に輝く長い物が突き刺さっていた。
「っ!!……あ?……な、に…これ?ぁ…」
貼り付けられた様に動かない体を動かそうとする度に、激しい痛みで叫びそうになるが、掠れた声しか出せず、何故こんな事になっているのか、少しだけ前の事を思い出す。
確か、ライトノベル=ラノベを徹夜で書き上げてる最中に小腹が空き、深夜コンビニに向かったら、軽快な入店音と、ズブリと小さな音が重なって、俺に黒尽くめのおっさん?がぶつかってきた。
気の弱い俺は、例え相手側の不注意でも、苦笑いを浮かべ「すいません」と言おうと口を開くと、けほっ…と咳込み、何故か口から鉄錆の香りと赤い血がポタポタと零れ出していた。
目出し帽から覗く、血走りギョロリとした濁った感じの目を、皿のように大きく見開き、俺と目が合うおっさん?は、二歩、三歩と後退り、ズルリと引き抜かれるおっさん(でもういいや)に、握られた赤くテラテラと照っている包丁と、反対の手には、無造作に掴まれた紙幣らしき物が見えて、強盗かよ…と思った時には、俺を突き飛ばし走り去って行くおっさんと、叫び声をあげる店員さんの声が薄れ行く意識の中、視界が真っ暗になり、響く音も消えた。
じわりと熱を持ち、痛み始める胸に気が付き、うあ、俺マジ死ぬの?とか、ラノベまだ途中だよ!とか、いやいや、まだ痛み感じるって事は、助かって病院の中か!?とか、ごちゃごちゃ思ってたら、ズキリと痛み冒頭に戻ると言う感じなんだ。
目を開くと俺は何故かまだ立ったままで、胸に赤い棒が刺さってるのが見えた。ゆっくりと首を上げると、真っ赤に染まった大きな月が目に入り、その月を背に二人の人が、目の前の降り立った。
一人は、青い髪に、月と同じように赤く光る気の強そうな瞳に、コウモリの羽を生やし、ピンクのゴシックドレスを着た幼女とも言えそうな少女に、もう一人は、銀髪を三つ編みにしたミニスカメイド服を着る無表情な10代後半位の少女。
こちらを警戒するような感じで話し出す二人の少女の声は、聞こえなくもない声量のはずなのに、うまく聞き取れなかった。
「も………り…せん…お…様、………りの暴走………ため……して…ま…」
「そう………わ。……監視を……ね」
「…た…すけ…て…」
「「っ!!?」」
うん、ぶっちゃけ泣いてたと思う。
力尽きて倒れる間際に柔らかく温かい物に抱き止められ所で、また意識を失った。
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気が付くと、知らない天井が見えた。って言うのをマジでやるとは思わなかった。
ふと、気を失う前の事を思い出し、体の調子を確かめようと体をゆっくり起こすが、寝不足の時のような気だるさがあるだけで、胸の痛みは嘘だったかの様に無くなっていた。
布団をめくり、再度布団を掛けて、横になる
「あはは、疲れてるんだな…きっと、声も変なのは気のせいだ。早く目覚まさないと…」
「あなたはしっかり起きておられますよ」
「うひゃぁぁ!?」
突然声を掛けられたのにビックリしてそっちを向くと、気を失う前に見た銀髪のミニスカメイドが、笑顔で扉の前に立っていた。
「驚かせてしまいましたか?失礼しました。まだ眠っておられるのかと…所で…」
綺麗なお辞儀の後に、顔を上げると、さっきまで浮かべてた笑顔が作り物だったかのように、無表情になっていて、部屋の温度が一気に下がった気がした…が、すぐに笑顔を浮かべると、刺すような空気は四散していた。
「お腹は空いておられませんか?」
「…ぇ?…え?…あの……はい」
「…すぐにお持ちいたします」
銀髪メイドがまた綺麗なお辞儀をすると、扉の向こうへと消えていった。
「ぅ…状況把握が追いつかない…誰かマジ説明して…」
これが、俺の幻想郷入りの始まりだった。
ここまでの黙読、ありがとうございます。初めての二次物と言う事で、書きたいなと言う思いはあるものの、原作の設定や最近では規制何のこうので悩んでいました。
相変わらず、執筆中の話を消してしまったりが多く、書き直すたびに文がおかしくなって行く事に何度も何度も手直しを繰り返しようやくできたプロローグには、今だ納得いかない部分が多いです。
正直、このままあげて良いのかも悩みましたが、こういう話をあまり見ないので思い切ってあげる事にしました。
もし不都合があったら削除するかもしれません。
漢字の間違いがあったので修正しました。幻想卿⇒幻想郷
もしまだ変なところあれば教えてくださいm(_ _)m