第6話?
今夢を見ていた。
夢の中には阿保の知り合いが居た。
「俺たまに、現実と空想が混じり合ったりするんだよな……」
病院行ってこい。そしてしばし消えてろ。
「朝起きる時にあまりの眠さに脳が拒否して、目の前にセーブポイントが見えてくるんだよな……。不思議不思議」
お前の頭がもう不思議だ。だから一度素直に精神科行ってこい。
「で、頭の中ではセーブしたんだが……あれだ、あまりの眠さに頭の思考が落っこちてたんだ」
「現実にセーブポイントなくね、ロード出来ないじゃん」
あたりまえだ!!
「だから言ったろ、俺の頭が拒否って一瞬空想を現実と誤認したんだよ。で、頭がしっかり覚めてくると」
「大丈夫か俺……?」
うん!駄目駄目、セーブポイントが見える辺りからヤバイから。
「だから俺決めたんだ」
何を?
「セーブはこまめにしようと」
何がしたいんだ親友。
「しかし、ファ○コン世代の者達には、セーブデータの死のカウントダウンが、刻々と近づいてきている」
「冒険の章が消えました。鬱だ死のう」
そう阿保が言うと、世界が目が開けられなくなるほど真っ白に染まる。
出来れば……もう出てこないでくれると嬉しい。