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不思議なドアを開く時  作者: 虎兎
出会い編
4/5

04話 5つの大きな世界

ややこしいかもしれないです。みてね。


「はぁ!?こいつも死神なのか!?」


突如として現れた銀髪の男を指さして言う。


「ええ、この人は死神学校のときの私の先輩で、なんと卒業して一年で神使いにまで上り詰めたんです、名前は祖秘、、、」


デットを退けて、

男がさえぎるように言った。


「祖秘零だ。人間くん、訳あって俺は人間が嫌いだ。特にお前みたいなガキはな。」


ナイトは頭にきて言い返した。

「ったく、そもそもなんなんだよ?いくら後輩の知り合いとはいえ初対面でその態度はないだろう?」


零はナイトを無視してデットの方を向いた。

その剣幕にデットは思わずたじろく。


「デット、今から俺と任務に向かってもらう。死神委員会からの命令だ。そして、、、その任務である程度の功績を残せなければ、、、クビ、だそうだ。」


部屋に沈黙が走った。

しばらくしてデットがその沈黙を破った。


「ま、まぁさすがに祖秘先輩と一緒なら大丈夫だと思いますよ!」


「、、、リスト」


零が不安気な顔で言った。


「ファルリストで、超強力な霊気の魂を連れ戻さなければいけねぇ、」


デットが一気に青ざめる。

ナイトがデットに尋ねた。


「ねぇ、ファルリストって第5強世界ってやつ?」


そこで零が少し目を見開いた。


「よく知ってるじゃねぇか人間。その通り、何万と異世界がある中でとてつもない霊気を纏った5つの世界、そのうちのひとつがファルリストだ。」


零が俯いたまま説明を続ける。


「第5強世界はとてつもなく広い。地球と同じぐらいの大きさがある世界もある。ファルリストも、もちろんそこら辺の異世界とは比べ物にならねぇほどデケェ、それにファルリストは極寒の世界だ。その中でサッカーボール程の大きさの魂を見つけろなんて、無理難題だ。」


その瞬間デットの頭がショートした。

絶望感には勝てなかった。

そして、その時3人は知る余地もなかった。

この任務の更なる恐ろしさを、、、

次回からファルリスト編開始。

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