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新たな大地に花束を  作者: 高速左フック
第三章 ハヤタ、ソラを行く…
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第二十二話


 「そういえば、銀河会議の議長を映像で見た事がありますけど、顔が『まーすぴーぽるさん』っぽくって、腕が六本ありました」


 ナタルが、妙な説得力のある発言をしていると、


 「まったく、これでは先が思いやられる…」


 ミミミツが偉そうに入ってきた。


 当然、ハヤタの事は無視して、ハヤタ達の机の中心に資料を置いて言った。


 「ミミミ、ナタルさん、週末の他校との交流会の日時が決まりました」


 「まあ、ミスティさんの学校です」


 無視されてはいたが、資料は普通に目に付いたので、ハヤタは聞いてみた。


 「ナタル知り合いなのか?」


 「お前には、関係ない」


 ミミミツは遮ろうとするが、ナタルは答えた。


 「はい、有名な方で、トァール学院生徒会長でもあるのですよ」


 「まあ、こんな感じで資料に乗ってるからな。


 それでなんで有名なんだ?」


 「生徒会活動だけでなく、部活動も活発な方なのです」


 「デュエルの全国出場経験者で、普通に優勝候補だって聞いた事があるわね」


 「デュエル、ふ~ん…」


 聞いたことがない部活動にハヤタは空返事しか出来なかったが、その部活動に写真に目を通す。


 「フェンシング…?」


 そう言う通りの競技の風景があったが、ハヤタが注目したのはその姿である。


 「薄すぎないか?」


 「何がよ?」


 「いや、資料がな」


 染めたわけでは無い、ピンク色の髪をした彼女を全身をマジマジと見ていたが、ミミミツは言った。


 「誰がお前も連れて行くと言った」


 「ダメなのか?」


 「当然だろう、いくらお前が生徒会のメンバーでも、入りたての人間を学校の代表の一人として送ると思ってるのか?」


 ミミミツに嫌味を言われ、ハヤタはムッとするが、


 「そういうわけにはいかないわ」


 反論したのは、以外にもミミミだった。


 「ど、どうしてだ。


 なんで、こんな劣等種を、交流会に参加させるのだ?」


 「だって、見なさいよ」


 そう言って、ミミミは生徒会室を見回させた。


 ちなみにこの生徒会室には、ハヤタ、リッカ、ナタル、ミミミにミミミツがいる。


 当初、ハヤタがこの教室にて、初顔を合わせた時には、二十人ほどいたのだが…。


 『がらん』とした通り。


 ここにいる五名、コレが今現在の生徒会メンバー全員でなのであった。


 「アンタが、原因でしょうに?」


 あの挨拶運動の騒動以来、当初の生徒会メンバーが次々と辞表したのだ。


 「何もアンタの、交友関係を責める気はないけど、兄さん、今まで十人くらいで行っていた交流会が、いきなり四人で交流会をするつもり?


 せめて、人数は多いのには越した事はないわ」


 妹の指摘に、ミミミツは何も言い返せないでいると、ナタルは笑顔で言った。


 「では、ハヤタ様も学園交流に、行きましょう」


 「まあ、いいけど…。


 でも、トァール学院なんて聞いた事ないぞ?」


 「はい、この惑星ほしにはございません」


 「えっ、どういう事だ…?」


 「星間移動する手はずを整えておきますね」


 「んっ、セイカン…なんだって?」


 「はい、星間移動です。


 その学校は、他の惑星にありますから」


 ナタルの言う事に、ようやく理解出来たのは、事が済んでだった。


 そう、ハヤタ自身、忘れていたのかも知れない。


 ここは地球では無いのだ。



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