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前途多難なセカンドライフ

今日中に完成させれたので投稿します

連れられるまま家の中に入り部屋に入るとそこには机と少量の書物、そして食器棚とキッチン(?)らしきものがあるだけの広いが本当に質素な部屋だった

貴族とかだともっとキラキラな装飾が散りばめられてるような部屋なのではないかと思っていたのだがそうでもないらしい


「あまり何もありませんが殿方にそうジロジロと部屋を見られると恥ずかしいものですね……」


顔を少し赤く染めながらエリスがそう呟いたのが聞こえた

……が、なんと返事したらいいかもわからないのでスルーさせてもらうことにした

そして聞こえていたことをバレないよう話題を変えさせてもらう


「玄関から階段が見えたけど2階は何があるの?」


「二階にはベットと空き室が2つほどありますのでその一つを使っていただこうと思っています

現在メイドの二人がベットを買いに行かせておりますので少々お待ちくださいませ主様」


「え?もう買いに行ってるの?嘘でしょ……?」


聞き返すと「ふふ…」と怪しく微笑むエリスがいるだけで答えてはくれなかった…

これベット買われてしまったら宿屋に泊まるとか流石に言えないよね…もしかしてハメられた?


「もし…ここで俺が宿屋で泊まるって言ったらどうする?」


と聞いてみたらエリスの雰囲気が一変しユラァという擬音が似合いそうな黒い気配のようなオーラがにじみだしそのオーラが次第に溢れ始めた



「それはおやめになった方がよろしいかと主様

安心してくださいベットも高級なものですし衣食住全て保障いたします

主様がしっかりと戦えるよう魔法の使い方や近接戦のやり方も教えますので」


んんんん衣食住保障はお金がないからマジで嬉しい…けど…!俺はこの世界で1から冒険者としてゆるゆると成長するという第二の人生がチートレベルになって終わってしまう…

前世だったら意気揚々とヒモになっていたところなんだが…


「冒険者として1から始めて自分の力で上のランクを目指そうと思っているのでお断りさせていただきたいなーって……」


「1からですか?既に主様はFランクに上がっておりますのでGランクからスタートではないのですよ?

既にその目標はスタート前にして実現不可能になっていますのでそれは諦めたほうが良いかと」


「え?登録時はGランクだったんですけど……?」


「私との戦闘結果を鑑みてFランクに上がっておりました

レベルが低いためFでしたが普通なら最低でもDくらいまでは上がってたかと」


「えぇ……そんな簡単に飛び級とかするのか…」


「いいえ基本的には起こりません

まぁそれだけ主様が強かったというだけのことです」


確実にエリスとの戦闘で魔法を相殺したとかそういう理由だろうな……

Fランクの魔物とかってなんなんだろうか俺に至ってはまだスライムしか見てないぞ…


「ちなみにFランクとかだとどんな魔物が出てきますか…?」 


「Fランクの中なら…軽い魔法を使ってくるちびっこいドラゴンみたいなのとかが手強いですかね」 


魔法についての知識はファイヤーとウィンドしかわからんしこのまま行くのは危険かもしれないな

となると勉強して強くなるならかなり整った環境だろうこの上ないくらいには……迷うぞ…これは……


「お嬢様ベットの方そして衣服の方買って参りました」


早いな買ってくるの……

うん、宿屋には帰れなさそうだし諦めてここにしばらくは住むことにするかぁ…


「……わかりましたここまでしてもらいましたししばらくはお世話になることにします」


と言った瞬間に先程まで溢れまくっていた黒色のオーラがスッとエリスの周りから消えた


「ありがとうごさいます主様」


流れ的に住まざる負えなかったがどうせ住むのならこの恵まれた環境を存分につかわさせてもらうことにしよう

そういえばエリスとソフィアとあと一人は誰だ……?てかよくよく考えれば自己紹介すらされてないししてなくないか……?

出会い方と異世界に来たばっかで感覚が完全に麻痺していて気づかなかったが……もしかして自己紹介という文化がこの世界にはないのか……?

そこはわからんが一応しておくとにしよう


「今更だけど自己紹介しますねラジエルですこれからお世話になります」


こんなんでいいのかな?何を言ったらいいのかすらわからんしこの世界には来たばっかだから特に教えれる知識も特技もないし仕方ないよね


「私としたことが自己紹介がまだでしたね……すいません

王位継承順位第三位のエリスです

ランクはAで最高順位は53位です」


ほぼSランクじゃん……てか王家なのか…?鑑定では貴族表記だったのに

そういえば王家の祝福とかいうパッシブスキルがあったか…


「メイドのソフィアですエリス様にお仕えさせて頂いております

ランクはA−で回復と戦闘両方行っています」


「……私は…アルテミシアです回復魔法が使えますが攻撃は苦手です」


なるほど……エリスが攻撃、青髪のアルテミシアが回復で二人のサポートがソフィアか…

アルテミシアのランク教えてもらってないな…まぁいいか後で鑑定しておこう


「自己紹介も終わったことですしさっそくですが主様に一番覚えてもらわなければならないことから修行を始めましょうか」


とエリスは真剣な顔でそう言った


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