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vsエリス

戦闘描写って難しいんですね…

対戦開始時宣言通りハンデで相手はこちらの力量を推し量るかのように開始時点では攻撃をしてこなかった

おそらく攻撃してきたらその時点で圧倒的なレベル、力量差により瞬殺されてただろう

まぁ動こうが動こまいがダメージを与える手立てがないのだが…


「くらえ!ウィンド」


手始めにギルドに来る前に買った小麦粉の瓶詰めを3つ投げつつ風の魔法を相手方向に向け発動し相手がこちらへ向かうスピードを緩和させつつ瓶の速度アップを図った……まぁ効果はないだろうが

それをエリスは後ろに下がり避けたが俺は更に風の勢いを強めることによりエリスの周りに浮遊させることに成功した

これによりダメージを唯一与えられるかもしれない手段の準備が整った


「主様もしかして煙幕のつもりでしょうか?いくら風魔法を操れ浮遊させ続けれたらとしても気配がわかるので煙幕なんて無駄ですよ?」


確かにこの程度では目くらましになればいいなくらいのレベルだろう…

しかしこの小麦粉は目くらましではなく別の目的があるのだ

できる限りの魔力を込めて‥‥


「ファイヤー!!」


今までとは桁違いとも言えるほどの威力でファイヤーを放つ

そしてエリスのいたとこに着弾した瞬間大爆発が起こった

これは粉塵爆発と呼ばれる現象で酸素と触れる表面積が多いことにより激しく燃焼する反応だ


「なるほどすごい威力ですねさすが主様です

主様のレベルを鑑みて攻撃をすべて受けつつ倒しても余裕だと思ってましたが……少し厳しそうですね、さすが主様です」


などと本当に思ってるのかも怪しいようなことをいいつつ体全体を水で覆った状態のエリスが出てきた

それも水をまるで衣類かのように纏っているのだ

炎と風しか使えない今の私では水相手など相性最悪と言っても過言ではない…用意していた手は粉塵爆発のみだ

正直言って手詰まりだ


「っ‥!ウィンド!ファイヤー!!」


空気を魔法力で圧縮した風の刃を相手に向かって飛ばす

そして同時に炎も一応飛ばし牽制し手数を稼ぐ


「こちらも行かさせてもらいますね主様‥‥フレイム」

エリスも炎を飛ばしこちらの炎と相殺させると同時に拳に炎を纏わせた

そしてその拳で風の刃を殴り壊しつつこちらに向かって疾走し始めた


俺は後ろに飛びつつ進行方向にファイヤーで数本火の柱を地面から発生させる


しかし最後に目の前に発生させた柱以外はその速さを相手では間に合わずその柱さえ無傷で乗り越えてきた女に拳を突きつけられ勝負は一瞬にして幕を閉じた


風の刃殴り壊したのはいくら強いと言っても正直引いた…

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