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ギルドに到着

噴水広場まで戻り周囲を見回してみると門から左の方向つまり泊まろうとしている宿屋の反対側に大きな塔が建っているのが見える

ウェルに言われたとおり塔に向かって進むことにした。

10分ほど塔を目指して歩いていくとかなり騒がしくなってきた

それと同時に武器や防具に身を包んだ人を多く見かけるようになった

そのまま歩くこと数分、防具に身を包んだ者たちが出入りしまくっているギルドであろう建物が見えてきた

筋肉隆々だったしローブを着てる人がいたりと強そうだ……少し怖気づいてしまったがこれから冒険者として頑張るぞと意気込み中に入った

すると先程まで騒がしかったギルドが一瞬鎮まった

何故だ?と疑問に思ってるとすぐもとの騒がしさに戻ったが何故か幾人もの人がこちらを見て話している

おそらくだが防具も何もつけてないため馬鹿にされているのだろうと思い気にせず入り口からまっすぐ進んだところにある受付らしき場所まで行くことにした

受付まで行きそこで少しダウナー系の雰囲気を纏う受付嬢に冒険者になりたいと言う旨を言い冒険者について軽く説明を受け登録カードに名前を書くこととなった

なんと書こう流石に宮野涼では違和感ありまくるし適当にそれっぽいのを考えねば…

魔法使いだし知識の天使になぞらえてラジエルでいいか

そして最後に実力を図るためと変な球体を抱きかかえされた。

するとその球体が虹色に淡く光り始めた

何でもこれは強さや才能を大まかにだが見ることができ光の強さ(明るさ?)でレベルを図り色でその人の才能を見ることができるらしい


「……!凄いじゃないですか!虹色なんて私初めてみました…!一番上なんですよ普通人生で一度も見ることできずに受付嬢の任を終えることも多いんですから!これから仲良くしてくださいね!」


ダウナー系の気だるげな雰囲気とは打って変わってニコニコ笑顔で興奮気味に話しかけられた。

そしてそこからしっかりとした説明がなされた。

この世界では一番上をSとしA、B、C、D、E、F、Gと分けられているらしく総クエスト数討伐モンスターの強さ、個人戦ランキングという冒険者同士の戦いをもとにランク分けを実施しているらしくCランクは上位一万人Bランクは上位三千人Aランクは上位三百人Sランクは上位50人と細かく区分分けわれてるらしい

さらにA+や−やらもあり上位はより細かく分類されてるようだ


説明後俺のランクを言い渡された

「んーとラジエルさんはGランクからスタートですね……レベル優先ですからかなり高くないとGランクからになっちゃうんですよね」


「そうなんですね…なんか少し残念です

次のランクに上がるにはどうしたらい「主様」


そしてそのまま受付嬢の人が色々説明してもらっていると突然真後ろから声がした


後ろを振り向くと黒いドレスのようなものを着た銀髪の女の子とその後ろにメイド服を着た黒髪の女性がいた……が、心当たりはまったくなかったためおそらく別の人に声をかけたか、人違いだろうと思い受付嬢の方に再び向こうとした瞬間


「無視しないでください主様」


と明確に私の目を見て話しかけてきた

いや、心当たりないし誰だよ…


「…誰かと間違えてませんか?」


と聞きつつ鑑定をしてみる

名前 エリス

レベル607 職業貴族兼冒険者

ランクA 63位

魔法拳士

体力743

攻撃力870

防御力642

かしこさ802

魔力403

すばやさ972


パッシブスキル

王家の祝福

疾風迅雷(極)

怪力(大)

自動回復(中)

不屈




何だこの化物ステータス…やばいぞ…なんで俺のことを主様とか呼んでだよ…こんなのに襲われたら首飛ぶぞすぐ…いかん理解が追いつかん


「いいえ、間違えていません主様の魔力の底しれなさに惹かれましたの

私と一緒にパーティーを組みませんか?」


いやいやいやいやこんなのと組んだらチートにしてない意味がなくなる……!


「俺はそんなに強くないですよ気のせいですよ」


「なるほど…そうかもしれませんね

ならば私と決闘しましょう」


「は?決闘ですか?」


「そう、決闘でごさいます

受付のあなたすぐに決闘場の用意を」


「…はい!かしこまりました!」


と、勢い良く返事をしたと思うと慌ただしく準備をし始めた

おいおいおい勝手に進んだぞ話が決闘なんかしたら死ぬぞ普通に


「安心してくださいレベルが低いのはわかっておりますので本気ではやりません」


手を抜いても攻撃当たった瞬間死ぬわ!!


「いや、それでもですよ!?」


「ならちゃんと寸止めにしますね

それに先に攻撃をさせてあげますので決闘してくださいませ」


「決闘場の準備できました!!案内しますね」

次の話から戦闘描写になります

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