初戦闘と新呪文?
思いの外閲覧してくれる人がいることに驚きを隠せないです……
今回の話から異世界入りということで楽しんでもらえると幸いです
「うわぁぁいきなり過ぎるだろうがよおおお」
頭が痛いぐらぐらしやがるどうやら寝転がっているというか倒れてるようだ…
重い頭を持ち上げながら立ち上がりこの世界と体面した
転生後最初に見た景色は青々とした野原と嫌になるくらいの快晴の空だった
日本にもありそうな景色だったため異世界に来たのかと疑問に思わないでもないがひとまずは貰った能力を色々試すことにした
まずは鑑定能力から試すことにし、そこいらに大量に生えている草を手始めに鑑定を使うぞーと意気込みながら凝視してみた
「緑草 ただの雑草苦いが一応食べれる」
おぉ、見えた見えた!ただの雑草なのねこいつは
これが見えるってことは本当に異世界に来たんだろうなぁ…
しかしここいらは雑草だけしかないよう…だ‥‥ん?
「癒やし草 食べたものの傷や体調を極少量回復させる」
明らかな薬草の類であろう草を発見した色は緑草と同じ青々した草だがよく見てみると少し明るい黄緑の点々が少しだが草にあるみたいだ
パッと見ではわからないような違いだったため鑑定能力がないと見つけることができなかった自信がある
使えそうな草を発見できたので回収しておくことにする
しかし薬草が自生しとるとかマジで異世界感ハンパないな
まぁ異世界だから当たり前なのだろうけど
次にメニューを開いてみることにする
メニュー
ステータス
マップ
持ち物
大まかに言うとこういう感じのものが出てきた
まずは一番気になるステータスを確認することにする
名前 宮野 涼
レベル5
体力30
攻撃力16
防御力20
かしこさ38
MP無限
素早さ48
何故か魔法使い系を希望したのにも関わらずすばやさが高い
明らかに魔法に関係ありそうな賢さより高いという
前の世界では少し走るのは速かったが……もしかしてステータスは前の世界と関係しているのだろうか?
そして下まで行くと覚えてる呪文やスキルが見れるようだ
「ファイヤー MP5消費 下級火属性魔法 相手に炎の球体を投げつける」
パッシブスキル
成長速度3倍
ステータス2倍
鑑定
幸運(微)
女神の加護(中)
どうやら今覚えてる魔法のファイヤーと自動発動するスキルを見ることができるようだ
というかファイヤーしか覚えてないのか‥
まぁレベル5だしなぁしかたないか
てか幸運だった試しがない気がするのだがどういった経緯でこんなスキルがついたのだろうか?
そして何より驚いたのは女神の加護だ
幸運が微なのに対し中と書いてあり効果はかなり期待できそうだまぁどういった能力なのかすら定かではないのだが…
さてステータス確認も終わったし街を目指しますか
簡易マップを開き確認するとすぐ近くに街があるようだった
まずは第一目標としてそこに向かうことにする
道すがら変わった草がないか探しつつ周辺に何かいないか警戒しながら進み10分ほど経ったころだろうか少し前方に何かいるのを発見した。
緑のひょこひょこ動いてる液体と個体の間みたいな生物複数体いるのだ
早速鑑定を使いどんなやつか見ることにする
「グリーンスライム レベル3
特にこれといった能力はないが主にタックルを仕掛けてくる」
なるほど…弱そうだしファイヤーを試すにはちょうど良い機会だな
いきなり高レベルのモンスターとかに出会ったらどうしようかと思ったがここいらのモンスターは弱そうで安心した
そういったところはもしかして女神様が配慮してくれたのだろうか?そんな疑問もそこそこに気になっていたファイヤーを試してみることにする
「ファイヤー」
と唱えるとサッカーボールくらいの大きさの炎の玉を出すことができた。
ん?これどうやって当てるんだ?当たれって念じれば行くのか?
試しに いけ!と念じてみるとボールがスライムに当たり一瞬で爆発四散させた
どうやら今の私でもグリーンスライムは簡単に倒すことができるようだ。
スライムの存在していた箇所にはお金とおぼしきものが発生していた
取得し見てみると銅貨のようだった
銅貨だから価値が一番下だろうと思うが六枚も手に入れることができたのは上々なのではないだろうか?
せめて今日の宿屋費用位は稼がねばな…相場も何もわからんからどれくらい要るのかは定かではないのだが……
周りにまだスライムが数匹いたため金と経験値を手に入れるため狩りを決行することにした
「ファイヤー…!」
今度は力を先程までと比べて入れて唱えてみた
すると今度はボールではなく炎の固まりがスライムに向かっていった
どうやらこめる魔力(?)によって威力が変わるようでMP5というのはおそらく普通に発動したときにかかるMPであり一種の目安なのだろうなと勝手に納得しスライム狩りを継続する
10匹ほど狩るとお金と経験値がそれなりに手に入りレベルが9まで上がった
そしておそらくレベルが上がったからだろうがレベル9になると同時にウィンドという呪文も覚えることができた
早速確認してみることにする………ん?
「ファイヤー MP5消費(?) 下級火属性魔法 相手に炎の球体を投げつけるこめるMPによって威力が変わる…?」
ファイヤーの表記が変わってるだと…てか「?」ってなんだよ「?」ってしっかり機能してくれよ…
鑑定能力を過信するのは危険かもしれないな…
気を取り直してウィンドを見る
「ウィンド MP5消費 風を操る下級魔法」
説明がかなりアバウトだが結構応用が効きそうな風魔法を覚えることができたようだ
しかも炎と相性も良さげである
使い道としては圧縮して刃的なのを生成したり単純に大きい風を吹かせこちらへの攻撃速度を緩和させたりとかかな?
他は今の所思いつかないからこれから成長が行き詰まったときなどに詳しく考えて見ることにしよう
ひとまず刃の生成をできるかどうかわからないので試してみることにした
「ウィンド」
ただのそよ風が吹く程度で全然刃にならない
おそらくだが圧縮が全然出来ておらず刃にならないのだろう
「ウィンド」
次は範囲を狭めることを意識しながらもう一度唱える
すると範囲が狭まり込めた魔力は同じくらいにも関わらず威力が強くなった
この調子で範囲を狭めて圧縮し魔力量をあげれば刃を生成できるのではないだろうか?
その後も挑戦を続け七回目にやっと生成に成功した
それをスライム目掛けて打ってみるとスライムを真っ二つにすることができ倒すこともできた
これは威力も中々ありそうだし炎が効かないへの対処にもなりそうだな……しかし思ったより制御が難しいため同時に大量に打つといったことは難しそうだ
継続してウィンドの練習を交えながらレベル上げとお金稼ぎに励みながら街へ向かう
そんなこんなで30分経ったころだろうか?やっと街が見えてきた。
魔法を使ったからかお腹が空いてきたため街についたらまずは稼いだ金で腹ごしらえをしようと思う
街へ入る前に他の冒険者とかと比べるために現段階のステータスを確認しておくことにする
名前 宮野 涼
レベル12
体力52
攻撃力27
防御力37
かしこさ56
魔力無限
素早さ62
早く比較して自分の強さがどのレベルなのかを知りたいな……てかマジ腹減った…
そんなことを考えながら街の中に入るべく門まで進んだ
三話、四話目は骨格がかなり出来ているので割りかし早く投稿できそうです
ただそれ以降は考えてないのでもしかしたら遅くなるかも……?




