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きらら雲と鸞鳥  作者: アミュースケール
7/28

******************


せせらぐ川の上で

1本の桜の木は静かにそれから

(かそ)けく悲しみを歌いました

「この声を決して聞かないでおくれ…、愛とは何でしょうか…愛は何処へ」

散り散りと

桜の花びらが藍色の空と重なる白雲を

覆いながら舞いました

その花びらはやがて

奥でそうそうと生えている

蘆や(なずな)などのまにまを染めていきました

浮かばれる瀬というものが

見つけられないのだよ!

あの人が

来るまでは

自分自身が

成就するまで


******************

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