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今ならば、まだ、
たとえば、あの大きなお空が降ってきても
僕はそれを止められない
世界に真っ暗闇の三日間が訪れたとて
僕には誰一人として救えない
食べるものも、飲み水もない、そんな世界で
僕は惨めに立ち尽くす
握り締めた掌に食い込む爪と
滴り落ちる赤い液体
苛立ちか。見て見ぬふりを決め込んできた、その現実に。
憐れむか。言い逃ればかり積み重ねてきた、その心で。
求めるか。悔い改めぬ、その祈りで。
天地が騒ぎ揺らぐ時、因は人の心だという。
ならば、僕にできること。改心の他ないのだろう
天地ひび割れ、闇に呑まれる その前に