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我が儘に異世界を  作者: かでぃー
第三章冒険者
65/66

居場所

お待たせしました(?)


少しずつ連載再開していきます


リハビリもかねているので短いですが、ヨロシクお願いします


「ふぬっ、おりゃ、だっしゃああぁ」


日が暮れ、真っ暗闇の森の一部に蒼白い光を放ち外気を遮断する壁の中


『おいおいおいおい!全くもって進歩がねぇなぁ。ちったぁ頭使えよ頭をよぉ』

「喧しい!わざと頭を使わねぇ様に動いてんだ」


魔力具現化でかまくらを造り、その中に訓練用に具現化した棒人間を相手に鍛練している脩司。


バティアのことを聞くべきではなかった。娘をダンジョンの奥に監禁するなんてふざけたやつがいるとは。そしてそんなヤツが治める国に大切な人を残していること。


後悔の念に晒されてむやみやたらと身体を動かし続けてはいるものの、その動きは単調なだけでベルガが怒るのも無理はない。


「くっそ!!なんだってんだ。どうしてこうも上手くいかねぇ」


単調な拳を棒人間に叩きつけ、憂さ晴らしをするしか出来ないのが不甲斐ない。


『・・・てめぇは多くを求めすぎちゃいねぇか?あの小僧()のことも、王宮に残してきた奴等のことも全てをてめぇの都合だけで決めてる。そんなもん最初っから上手くいくわきゃねぇんだよタコ助がぁ』

「そんな事は・・・わかってる・・・・わかってんだよ。けど、どうすりゃいいんだ」

「そんなこと言ってれば、わかるものもわからないよな」


かまくらの入り口からやれやれと肩を竦めて歩いてきたのは廻だった。


「そんなことを気にしてたのか?なら、俺から一言だ。こっちはもうゴタゴタに巻き込まれてるから気にしないで全力で真っ直ぐ進めばいい。それがお前の良さなんだからよ」


昔から悩んでる時にはいつもこのセリフを言ってくれる幼馴染には感謝しかない。


「・・・っし!!ウジウジ悩んでんのは俺らしくねぇな!目的は決まってんだ。そこまで突っ走りゃいいだけだ」

「おう!それでこそ脩司だ」

『そんで?てめぇはこれからなにやんだ?』


何気ないベルガの問いに脩司と廻はいたずらな笑顔で


「「家造りだ」」

『はぁ?』


呆れるベルガを尻目に


「脩司ならそうだろうと思った」

「いずれ此方に連れてくるつもりなんだ。居場所造りは必須だろ?もちろん手伝ってくれるだろ廻?」


右手を拳にして廻に向けて突き出してきた。それに拳をぶつけて


「まかせておけ!!」







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