表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我が儘に異世界を  作者: かでぃー
第一章 クラス転移
6/66

障害

毎日投稿 初っぱなで躓きました・・・(;´Д`)


すいません

ノラバス団長から「明日から午前は魔力の午後に各自の扱う武器の訓練をする」という方針を聞き案内された個室のベットの上に寝転がながら脩司は自分のステータスを眺めていた。


「はぁ~ 武器の適正も無ければアビリテも少しばかりのUP系と使えないものだけだもんなぁ~ こんなんでやっていけんだろうか…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アビリティガイド


一点突破

一点に集中できる。

※あらゆるものに適用可能、同時使用不可


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


右手で顔を覆いどのようにして生き残ればいいだろうと考えていた。


『ざまぁねぇな』


何処からともなく声が聞こえる。脩司は部屋を見渡すが部屋には誰も居ない


『どこを見てやがる!てめぇの左手をよく見ろ』


脩司は恐る恐る左手を確認するがなにもない。まさかと思い、着ていた制服の袖を引っ張り腕をだした。


『漸く気付きやがったか!てめぇはどこまでも鈍感野郎だな』


それは脩司の手首に()()されていた。自分のものではないあの数珠のブレスレットだ。


「何で数珠がしゃべってんだ!?しかも外れねぇ」

『そりゃそうだ。俺様がてめぇに取り憑いてるんだからな』

「はぁ~?」

『くっくっく しかし、てめぇの残念なステータスは傑作だ。まさかここまで酷いもんになるとは思ってなかったぜ』

「まさかお前がなにかしたから俺のステータスはこんな風になったのか?」

『くっくっ だ~っはっは』

「笑ってないで答えろ!」


笑い転げる(?)数珠は散々バカにし終わった後

『あ~苦しかった腹が千切れるかと思ったわ。ここまで笑わせて貰った礼に少しばかり答えてやってもいいぞ』っと落ち着いてきた


「お前はなんなんだ?」

『俺様はベルガ!魔族の中でも上位に君臨する魔人族だ。てめぇともう一人から能力を奪い残念ステータスにしたのも俺様よ』

「ふざけんな!返せよ俺達のステータスそれとさっさと離れろ!」

『それはどちらもできねぇな!てめぇと俺様は一心同体になったと言っても過言ではねぇ 例え引き裂こうとしたり、魔法で何とかしようとしても無駄だろうな』

「最悪だ…」

『まだ絶望には早ぇぞ てめぇらこれから訓練して能力値をあげていくだろうが、てめぇからは上昇分の80%を俺様が頂く』


絶望した脩司はパニックになりながら「……良いのか?俺が死んだらお前も死ぬんだろ?」と脅し返すのが精一杯だった。


『俺は死なねぇ てめぇが死んだらてめぇの魂だけが消滅するのさ!くっくっく 安心しろ残った肉体は俺様が有効活用してやる。


しかし絶望の中で脅してくるなんざいい根性してやがる。なら、いいことをおしえてやろう。

俺様には1日で奪える量には限界がある。更にてめぇの身体を睡眠の必要としないものと換えてやった。生き残りたければ精々足掻くことだな』


「最後に聞かせてくれ お前の目的はなんだ?」

『そいつをてめぇに教えてやる義理はねぇ』


それ以降ベルガは喋らなくなり部屋は先程までの静けさをとりもどしていった。







~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~







その夜はベルガの言うとおり一切眠気に襲われることはなく朝を迎えた。支給されていた皮の服へと着替え廻と合流しパンとシチューで朝食をとり訓練を行う広場へ向かうと既に全員が集まっていた。

すぐにノラバス団長率いる騎士団が現れ訓練が始まった。


魔力訓練は魔力の練り方や発動するための呪文などを教えるもので、午後の訓練には支給された武器を持ち、構えや振り方などという簡単なものであった。


訓練終了後脩司はステータス画面を確認していく


「やっぱりどれも上がってないな…」


ベルガにすべて奪われいることを確認し脩司は1人だけ広場へ残り走り出した。


(武器の使えない俺には体術と底無しの体力しかないだろ)


昨日晩に出した結論だ。事実午後に支給された武器は持っただけでよろめいたりしてうまく扱えなかった。扱えたのはただ1つガントレットだけであった。


(アレを着けただけでもやたら重かった。くそったれめ!)


心で悪態をつきながら黙々と走り込みを続け、息が絶え絶えになったところで終了し部屋へ戻る。


「流石に汗臭いな 風呂にでもいってくるか」


王族が住むところなだけに風呂はあった。だか、シャワーはなく桶に溜まった泡立ちの悪い液体を使い手で身体を洗うというものだ。浴槽にはお湯が溜まっているが時間が経つに連れ温くなっていく


身体を洗い終え「この後は図書室で魔力に関することを調べて実験ともっと体術の鍛練もしないと」ブツブツと独り言を言いながら浴槽のなかへはいる。「日本とは偉い違いだ」そう思いながらも唯一気の抜ける場所があることに感謝しつつ疲れを癒していった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ