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我が儘に異世界を  作者: かでぃー
第三章冒険者
52/66

勝敗

祝10,000PV突破しました~♪ヽ(´▽`)/ありがとうございます




大量のゴブリンを討伐してギルドに戻るとリズさんから昨日お願いしていたヒッポボアの解体が終わっていると知らせてくれた。


「素材は全て売却します。肉は食べられるのであれば半分貰い、残りは同じく売却します」

「わかりました。只今計算をいたしますので少々お待ち下さい」

「お願いします。──なぁシーラ、さっきから妙な視線がくるのは何でだと思う?」


どうせ俺が仮面を着けているせいだと思いながら受付カウンターで隣に座るシーラに訪ねてみると彼女はクスクス笑いながら


「それはきっとシュウジがイケメンだから注目して見てるんですよー」

「それはねぇだろ、それにむさ苦しい男達に見つめられても全然嬉しかねぇ」

「自信過剰なだけではないですか?そんなに気にするものでもないでしょう」


シーラの斜め後ろに立ったままで人一倍冷たい視線と相変わらずの塩対応をしてくれるアルモ。確かに場違いだから気にするものでもないのだが、俺を観た後にコソコソ何かを話しているのが堪らなく嫌な気分にさせてくれる。リズさん以外の職員にも俺が仮面を着けることは話していなかったせいもあり、そちらにも距離を感じる。


そのまま数分待たされて計算が終わったリズさんが1枚の板と小袋を持って戻ってきた。


「お待たせしました。ヒッポボアの金額は合計で金貨3枚と銀貨6枚になります。金額ですが解体料を引かせていただいた金額となっていますのでご了承下さい。詳細はこちらの板に写してありますのでご確認も合わせてお願いします」

「わかりました」


ヒッポボアの皮=銀貨3枚

ヒッポボアの牙2本=金貨1枚

ヒッポボアの骨=銀貨5枚

ヒッポボアの爪8本=金貨1枚と6枚

ヒッポボアの肉=銀貨2枚と銅貨2枚

解体料=銅貨2枚


渡された板に目を通し終えて返却すると


「お返しします肉は解体場に置いてありますのでお帰りの際に立ち寄ってください。それでは次に本日の依頼完了の作業になります。討伐の印を見せて頂けますか?」

「どうぞ」


あらかじめカウンターの下にアイテムボックスから取り出しておいたゴブリンの耳が入った袋をカウンターの上にのせると一瞬だがリズさんの顔が強ばった。


「えぇっとこちらは?」

「この袋の中身全てゴブリンの耳です」

「す、全てですか・・・」

「そうですけど?」

「皆さんは一体何匹のゴブリンを討伐してきたのですか?」

「たしか全部で68匹だったと思います」

「60オーバー・・・」


あの時にシーラが発見したゴブリンは大規模な集落を造っていたためその数を一気に伸ばすことができていたが、それは俺にとっては不運でもあった。

小規模を相手にしていれば勝機があったかもしれなかったが、大規模になればシーラは魔法でアルモは横薙ぎなどの一振りで複数を同時に倒していき、一匹ずつ倒していく俺との差は広がっていきそのまま終わり完敗となった。一位はシーラで31匹、次にアルモの24匹で最下位の俺は13匹で冒険者デビューはほろ苦い結果となった。


「ゴブリン一匹の討伐金額は大銅貨4枚ですので合計が金貨2枚と銀貨7枚に大銅貨2枚になります。凄いですよ、初めての依頼でここまで成果を上げた人はいないですから」


称賛してくれるリズさんの言葉がイタい・・


「凄いのは二人で俺はそこまで何もしてませんから」


俺は苦笑いしながら答えると横のシーラは再びニヤニヤ顔でふやけていた。料金を受け取り解体場に立ち寄って肉を貰ってから宿へ戻り宿泊を10日間へと延ばす際にヒッポボアの肉を提供する代わりに調理方法を教えてと女将さんに頼んだら二つ返事で了承してくれた。


こんな気分の時には美味しいご飯で気分転換するのが1番だし、何よりこの世界での調理方法に興味がある。


部屋へ向かう二人と別れてさっきまでの落胆が嘘のように目を子供のように輝かせ旦那さんが居る調理場に足を踏み入れた。


もう1つ報告です。応募していた第六回ネット小説大賞の一時審査を無事に落選しました~


ですが、今後もチャレンジはしていこうと思います。


ブックマークや評価などして頂けると力になりますので宜しくお願いします

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