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我が儘に異世界を  作者: かでぃー
第二章 脱獄
38/66

VS④

久方ぶりの更新になります。

その割に短いことをご了承ください

「随分と余裕がなくなった顔になったもんだ。自分の思い通りにならなくてイライラしてますって顔だ。こっちは嬉しくてしょうがないがな。はっは~」

『戦闘中のてめぇの性格はホント糞』

「褒め言葉として受け取っとくわ」


ベイルの皮肉すら受け流して


タンッタタンッ


ゆっくりステップを踏み、アラクネへとの決着へ向け意識を集中していく。


さっきまで餌さとしか見ていなかったヤツが子蜘蛛を打ち倒し、自分へ向け敵意を放ってくる

。長年魔獣として生きてきたが、恐れられることは数知れずあったものの、ここまで危機感を持たされたことは殆んど無い。この場所に居るのも餌が豊富であり自分を脅かす存在がいないからに他ならないのだ。


普段から野生で生活していれば命の危機に貧した場合は本能で逃げ出すが、こんな温室に住み続けた結果「逃げろ」という本能を打ち消すだけの「そんなはずがない」という傲慢さが勝ってしまい、脩司に向け殺意をぶつけた。


「やっと殺る気になったか。こっちはいい加減飽き飽きしてんだ。弱肉強食の世界と同じで一瞬で終わらせてやる」


ある一点に狙いを定め左右にステップを踏みながら少しずつ間合いを詰めていき、アラクネの射程圏内に入ると同時に一気に突進していく。


冷静さを欠いたアラクネの攻撃は至って直線的に糸を吐いてくるくらいで、視野が狭い脩司であっても簡単に躱すことができ、スピードを殺さずに懐までたどり着き、アラクネの下に滑り込んで両足を使いアラクネを上空に蹴り上げると腕力に物を言わせ状態を浮かせて反転するとアラクネに追撃を狙った。


「オマエの弱点は踏ん張る脚力が弱ぇ所だぁ」


アラクネも糸を壁に向け放ち回避を目論むがそのスピードよりも脩司が迫るスピードが勝っている。


「こいつで終いだぁ!!!」


左手を貫手で構え若干でも装甲が薄いであろう狙い目の接合部を貫くため指に持てる力全てを込めて打ち放つ。

目論み通り接合部を貫いたが、アラクネの糸が壁に到達し打ち抜ける前に無理矢理体を捻り致命傷になる前に脱出していったが勝敗は決した。

着地し、アラクネを見上げると糸を垂らしながらもゆったりフラフラしながら着地するとその巨体を地面へと伏していく。其処へ脩司が無防備に近づき


「どうだい?自分の毒と同じものを受けた感想は?」


アラクネは指すらも動かせない状態でも八つの眼で睨み付けて執念を見せてくるも


「まぁ頭に血が昇っているヤツを倒すのなんざ訳ねぇもんだ。・・・アバヨっ」


そのまま足で頭を潰され生涯を終えた。そのまま上を見上げ観戦していたコドド達へ勝利宣言するかの如く中指を突き立てた。


「次はオマエだ!!」


社畜の真っ只中であり、次の更新も不明です。


短いなりに更新していこうと思いますのでよろしくお願いします

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