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我が儘に異世界を  作者: かでぃー
第二章 脱獄
34/66

対面

前回が暴走気味で書き忘れがありました。


投稿を始めてもうすぐ三ヶ月が経とうとしてますが、お陰様で5000PV突破しました。


方向性が定まってなかったり、読みづらい所もあると思われますが、これからも頑張っていこうと思います。


本当に感謝です。ありがとうごさいます


脩司が投獄されてもうすぐ2週間が経とうとしていた。未だに脱獄は出来ずに毎日拷問を受ける日々が続けられている。


ジェネラルオークのコドドは拷問が趣味らしく、長く辛い目にあわせてから絶望の内にトドメを刺すのが好みであり、近々俺の処刑も執行されるというのが看守の小言でわかった。


脩司の身体も無事と言える所はなく、身体中痛め付けられ所々陥没し、手足の爪は剥がされており、左目は無くなっている。それでも生きていられるのは、ベルガとの契約で死にかけた状態を維持できているためだ。


『おいおい、いい加減にしねぇと流石にやべぇぞ?それぐれぇわかってんのか?ここでくたばったら今までの借金分を誰が返済すんだぁ?』

「私的にはその者には早く逝って頂いた方が旦那様のためになると思われますが?」


相変わらず生意気な口調のベルガにベルガの元使用人兼幼馴染で俺には塩対応しかしてくれないアルモ


「はいはいー二人ともその辺にしてあげないとシュウジが泣き出しますよー」

「流石に・・もう馴れてきたわい。それよりそっちは収穫あったか?」


その中間を取り持ってくれるシーラへと本日の成果を伺う。何故シーラに聞くかというと看守もコドドに脅されており、機嫌を損れれば首が飛ぶのが確実とされているためだ。

そのお陰でというべきかコドドの情報や拠点の構造まで把握できるほどの情報も手にできている。


「もうほとんど知ってる情報だけですねー。なので、脱獄はシュウジ次第ってことになりますー」

「さいでっか・・・」

『さっさと仕上げろや。このノロマがぁ』

「そうですね。何時まで旦那様をこんな場所に滞在させるつもりなんです」


なるほど、なるほど、どうやらここに味方は存在しないようだ。

というのも鎖を外すのに一転突破が使用できないために、新たなアビリティである魔力具現化を使用した解錠が必須となったためなのだ。


魔力を変化して鍵を創ればなどと、安易な台詞を言ってみるものではないと思いつつも拷問を受けた後に日々訓練に明け暮れた。

その甲斐あってある程度までの具現化には成功したものの強度が足りず、鍵を回す最中に砕けて散ってしまっている。


「何時もの如くだな。強度を高めれば鍵がでかくなるし、弱すぎると壊れるし、相当ムズいぞコレ!!」


弱音を吐き続ける脩司を皆は放置して、その日も成功しないまま日が暮れた。



◇◆◇


翌日になり朝日が牢獄に射し込んで来る頃に決まって看守が俺を連れにやって来る。

代わり映えのない何時ものことだと高を括っていたが、今までと同じ看守ではないものが厳重な防具を着けており物騒な予感しかしてこない。


「デろ。キョうハ、タタカってもラウゾ」

「あんたとか?わりぃけど、他を当たってくれ」

「チガう。オれもアイてにしたクナイヤツダ」


どうやらこのオークは階級が低いらしく言葉も片言で聞き取りにくいが、それでも力の強いはずのオークが闘いたくないと言わしめる相手に挑まなくてはならないとは、コドドの性格の悪さが窺い知れる所だ。


「ハヤく。コレツケろ」


それと初日に暴れたせいか移動の際にも目隠しをされて移動されるようにもなっていた。

この状態でもベルガとソナーで、ある程度の部屋の位置は把握しており、俺達が監禁されているのは地下だというのも判明している。


程なくしてある部屋の前に止められ、目隠しを外すとそこでコドドが不適な笑みを浮かべながら俺が来るのを待っていた。


「今日は特別な処置をしてやる。お前も戦士なら戦闘で死す方がよかろう。その為の相手を用意してやった。精々楽しませろよ。もし、勝てれば明日俺が直々にトドメをやしてやるから感謝しろよ。グッフフ、グッハハハハ」


見世物にして殺すか、なぶり殺しにされるかってだけの違いじゃねぇかよ。呆れるほどにグズなブタ野郎だ。


「殺れるもんなら殺ってみろよクソヤロー。先に言っとくが、俺を殺せなかった時はテメーのそのブタっ鼻をテメーのケツにぶちこんでやるから覚悟しとけよ!!」


コドドから見えはしないが、両手を縛られた状態だが、中指を立てながらも睨み付けた。


一頻り笑い続けたコドドが扉の方へ顎を傾けると看守に拘束を解かれ室内へと押し込まれた。

回りを見渡すとバスケのオールコート程広さで家具もなにもない部屋だった。在るのは俺が入ってきた扉と向かえにある対戦相手が入ってくるであろうかなり大きめの扉に、上の方に見物するために窓があるだけだ。

しかもご丁寧に窓から見下ろしている奴等にこっちからは攻撃されないように魔方陣によって防御まで施されている始末だ。


「見下ろされるって言うのは気分がよくねぇもんだな。上に立とうとする野心家達の気持ちが判らんでもない」

『なんだかんだてめぇは余裕なんじゃねぇのか?』

「んなこたない。チャンスだと捉えてるだけなんだよ。今のままじゃ魔力具現化に成功できねぇ。おめぇへの借金も増やしたくねぇし、ここら辺で名誉挽回しとかないといけねぇだろ?だから相手には悪いが遠慮はするつもりはねぇさ」


身体はボロボロでも、その表情は脩司らしからぬ獰猛で血に飢えた獣そのものだ。


「やぁぁってやるぜぇ!!」


その遠吠えに似た叫びと共に相手の扉が開いていった。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ノリと勢いに任せ、ネット小説大賞に応募してしまいました。


感想が貰えたらいいな位な感じで・・


そんなかでぃーですが、これからもチャレンジは継続して行きたいと思ってます


間違っていたら指摘して貰えたら有り難いです。



今後ともおねがいしやす。


2月に入り決算が近づいて来たので、水曜、日曜の投稿ではなく不定期になります。

すいません

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