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我が儘に異世界を  作者: かでぃー
第二章 脱獄
27/66

顔合わせ

説明と会話がメインです

睡眠を必要としない脩司は、寝たふりをするだけのつもりだったが、目を閉じ続けている内に本当に眠ってしまい、予想以上の時間を寝てしまっていたようだ。


「夢じゃなかったな・・・」


ぼんやりとしながらも目を覚まし、鉄格子の中であることを見て落胆する。


「あっ!?おはようーやっとお目覚めかねー」


目が覚めた脩司に気がつき、左の鉄格子から自らが美少女と名乗るシーラが間延びした声で話しかけてきた。


「えぇっと…シーラさんだっけ?見回りはどうなったんだ?」

「シーラでいいよー。私もシュウジって呼ばせてねー。見回りは適当に騒いで追っ払いましたよー」

「好きに呼んでくれていいさ。見回りのことはすまない─助かった」

「気にしてませんよー。それよりシュウジは、どうして捕まったんですかー??」

「ん?それはダンジョンを━━━━」


異世界から来たこと、ベルガのことを除き、ここまでのことを一通りの説明した。


「すごーいーシュウジは攻略者だったんだー。それにしても運がなかったねー。狼を飼ってるのは、この拠点を任されてるコドドだろうからー」

「アイツがここのボスか…道理で強ぇ訳だ」

「そいつに挑んだシュウジはやっぱりバカですねー」

「だろうな。まぁ次は倒すさ」

「バカな上に自惚れまで加算されて救えそうもないですねー。でも倒してくれるなら助かりますー」

「助かる?どういうことなんだ?」

「いやーお恥ずかしながら私って美少女じゃないですかー?」

「美少女って自分で言わんがな」


未だに左目は見えにくく、シーラの姿を見ていない脩司は思わずツッコミをいれてしまい、やってしまったと思う


「ふっふっふ─やっとの美少女に反応してくれましたねー」


見えないが間違いなくニヨニヨしていることだけは理解できる。

多少の敗北感を味わいながら話の続きに耳を傾ける


「私、求婚されてるんですよー」

「ソレハ、タイヘンデスネ」

「むー信じてませんねー。なにが悲しくてアイツの嫁にならなくちゃならないんですかー」


ため息を吐きつつもここに居る理由を話してくれたが、脩司は違和感を払拭することができずにいた。


「・・シーラはもしかして魔族なのか?」

「私は間違いなく人族ですよー。ただ・・」

「ただ?」

「神子になってしまい、村から追い出された所を捕まっちゃったんですー」

「は?」


(種族が違うのに求婚?神子?なんで追い出される?あぁもう最近、わかんねぇことだらけだ)


「もしかして、シュウジは神子を知らないんですかー」

「・・・知らんよ」

「そうなんですねー。神子とはざっくり言うと職業が固定化された人を言うんですー。不特定多数の職業があって、いつ、どこで、誰が変更されるか不明なんですー」

「なんで固定化されると村を追い出されなきゃならないんだ?」

「・・それは神子が災いを呼ぶ存在だと言われているからですねー」

「なるほどな」


(ゼグムの心残りのだったやつだな。まだ、職業を変更できる訳じゃない。変に希望を持たせることは避けるべきだろう…)


「さて、どうしたものか…」

『んなもん脱獄に決まってんだろがぁ』

「うぉぅ!?いきなり話しかけんな!びっくりすんだろ」

「??─今の誰ですかー?」

「空耳じゃないかな~??」


少しだけ冷や汗をかきながら、苦しすぎる言い訳が口にでる


『てめぇふざけてんのか?ソイツ連れて脱獄でいいじゃねぇか。いつまでナヨナヨしてやがんだぁ?』

「おめぇはちっと黙ってろや」

『んだとぉ?へっぽこが粋がってんじゃねぇぞ?誓ったことに背いてるてめぇに渇をいれてやってんだろうがぁ』


「だーかーらー誰なんですかーーーー!!」


ギャアギャア騒ぐように喧嘩を始める二人(?)に無視され、不満が溜まったシーラの声が牢屋にこだましていった

書き方迷走が悪化していてますが


次は日曜日に投稿したいと思います

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