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我が儘に異世界を  作者: かでぃー
第一章 クラス転移
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初アビリティ

うぅ~睡魔に勝てません。書いている最中におちました。


目がヤバイっす

「穴が在ったら入りたい気分っていうのはこのことなんだろうな」


ゴブリンとの戦闘を終え、冷静さを取りと戻し自分の行動を思い出している脩司。


(しかも、成長値が2なんて…はぁ~)


『「うぉぉ 俺は殺ってやったぞ~」だっけっか?最弱相手にそこまでなれるなんて頼もししいじゃねぇの。』

「五月蝿い 忘れろ。俺だって恥ずかしいんだ」


ベルガの表情は分からないが確実にニヤニヤしてからかっているのは判る。


「なぁ このゴブリンの死体はどうすれいい?」

『あ?んなもんほっとけ。能力値を奪ったら用済みだ』

「このままにしといて悪影響はないのか?」

『ダンジョン以外だったら他の魔物が勝手に始末すんだ。んなことも知らねかったのかてめぇは』

「へぇ~そういうもんなのか。因みにダンジョンだったら、どうなるんだ?」

『ったくよぉ。ダンジョンの死体はダンジョン自体に吸収されっから死体なんざ残らねぇよ。』

「それって人が死んだとしてもか?」

『あたりめぇだろがぁ!』


ここにきて漸く脩司は自分の考えが意かに甘かったのかを痛感していた。


「なら、もっと強くなるしかないな。なぁ魔物がいる方向って分かるか?」

『気配を感じる程度だな。なにしよってんだぁ?』

「死なない様にステータスを成長されるに決まってるだろ。塵も積もれば山となるっいう俺達の世界でのことわざがあるんだ。1だろうが2だろうが貯めれば莫大なものさ」

『考えはわからんでもないが、今の様な戦い方してっとすぐ死ぬぞ!』

「うぐっ!1対1なら未だしも集団相手には勝てそうもないな。はぐれた魔物狙いで狩っていくしかないか…」


図書室の資料だとこの辺りにはゴブリン、イヤーバット、ホーンラビットが生息していたはずだ。

中でもホーンラビットには注意が必要だとドムさんが言ってたな。毎年その角に刺されて亡くなる人がいるそうだ。


「とりあえず、ゴブリンとイヤーバットを探しつつダンジョンへ向かうか」



そう決めるとダンジョンへ向かい歩きだした。



~~~~~~



「うりゃぁぁ」

「ゲボァ」

「よしっ!ゴブリン5体目だ。」

『なんだ?もう騒がないのか?』

「だから忘れろよ」


ベルガに軽口を言われているが、脩司の内心は少しだけ感謝をしていた。


(1人だったらヤバかったな、口は悪いが気が楽だ)


『終わったんだったら、さっさと進めや!』


(ごめん、やっぱり嘘!いけ好かない!)


「判ってる、そう急か――っう」

『どうした?』

「なんか急に頭がガンガンする。」

『ちっ、そういうことか。そりゃイヤーバットの超音波で間違いねぇ』

「こんなに超音波ってキツいのか…」


くらくらしながらも周りを見渡すがそれらしき姿は見えない。


(くそっ!どこにいるんだよ!)


見えない相手と次第に強まる頭痛に焦りが募る。


「おいっ!イヤーバットの気配は分かるか?」

『大分近ぇが動き回ってやがる。』

「近いんだな!それなら対処できる。」


そう言い近くの樹木の前に立つと「オラッ!」気合い一番に殴りつけた。

すると頭痛が和らぎ、くるくる回りながらイヤーバットが墜ちていくのが見える。すかさず近づき羽を掴む。よく観るとそれは50cmほどの蝙蝠そのもの姿であった。


「よくもやってくれたな。まだ、頭いてぇよ」


そう呟くと掴んだイヤーバットへ拳をおろしていった。


『てめぇなにしやがった。』

「簡単なことさ。木を殴って轟音と衝撃をアイツにぶつけただけだ。そうして混乱したとこを捕まえた」

『訳の分からん戦術を使うなてめぇは』

「ほっとけ」

『まぁいい!それよりアビリティが手に入ったぞ』

「本当か?どんなアビリティなんだ?」

『どっちも使えねぇからてめぇにくれてやる』


木幡 脩司 17歳 男

職業 木こり(駆け出し)

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

HP:92

MP:40

STR:84

DEF:25

SP:59

TEC:108


称号:


異世界から召喚されし者

武器不適合者

苦労人

大根役者

********


アビリティ:


異世界言語理解

異世界文字理解

一点突破

超音波

空間認識力微小UP



≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡


「おぉう!本当にふえてるぅぅ」


手を握りしめて空へ突き出しながら吠える


『うるせぇぞ!この大根役者がぁ』

「初のアビリティだぞ?普通にテンション上がるだろ。しかも2個もだ」

『どっちも残念だがな』

「そんなわけない。どっちも使いよう――あれ?この組み合わせもしかしたら…」

『んだよぉ今度はなんだってんだ?』

「試したいことができた。だけ待ってくれ」


合掌してなにするかと思えば、パァンと1発の拍手をする。2、3秒経つと先程のテンション以上に燥ぎ始めた。


「よっしゃぁぁ!上手くいった」

『??』

「これを使えばかなり楽になるぞ。はっはは」

『訳が分からん。説明しろやぁ』

「ん?あぁアビリティを併用してソナーセンサー代わりにしたんだ。」

『なんだぁ?ソナーセンサーって?』

「音の反響を利用した探知機ってやつだ。周囲の状況判断に使える代物さ。それと今さらアビリティ返せと言っても無効だからな!」

『ちっ!』


悔しがるベルガを尻目に脩司は鼻歌混じりに歩みを進めた



体力ないので体力づくりしながら、投稿していこうと思います


筋肉痛で動けなくならないよう祈るばかりです。

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